人に愛に運に 恵まれる人の話し方 恵まれない人の話し方
こんにちは。
コミュニケーションデザイナーの吉田幸弘です。
今日のご紹介は、野口敏氏の著書です。
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■人に愛に運に 恵まれる人の話し方 恵まれない人の話し方
■野口 敏(著)
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相手に嫌われるのではないかと思うと、話をしづらくなってしまう。
初対面の人など特に話せなくなってしまう。
そのような「心のブロック」を取り外すポイントを知ることができる一冊です。
また、会話をしていて相手に嫌われてしまうのは、「嫌われワード」を使っているからです。
そのようなワードを使わないようにすれば、会話での失敗はほとんどなくなります。
そのような「嫌われワード」を「好感ワード」に変えるにはどうしたらいいかもわかりやすく書かれています。
それでは特に参考になったエッセンスをご紹介していきます。
●人見知りは、「拒絶されることを極度に恐れる心理」から生まれます。
アイコンタクトを送っても、相手が自分を受け入れてくれなければ傷つくから、自分からは決してコミュニケーションをしないと決めつけている人が、人見知りなのです。
しかし人は誰でも拒絶を恐れていますから、人見知りの人の拒絶的な態度には傷つけられます。
人見知りは拒絶を恐れて、他人を拒絶し傷つけているのです。
人間関係がうまくいかないのも、うなづけるでしょう。
多くの人は、自分には価値がないから、他人が自分にいい顔をしてくれないのだと誤解しています。
しかし真実は、本人が相手を拒絶しているから人とうまくいっていないだけなのです。
自分からコミュニケーションをはじめれば、相手はそれに応えてくれます。
まずは自分から積極的にアイコンタクトを送りましょう。
そして会釈をして「こんにちは」「お疲れさま」と言ってみましょう。
たったそれだけで、人とのすてきな出会いがはじまります。
●「ウザイ」「キモイ」「死ね」などのおぞましい響きを持つ言葉を日常的に使えば、自分を貶める原因になります。
「素晴らしい」「すてき」といった前向きで美しい言葉を意識して使うよう心掛けると、本当に素晴らしくすてきな出来事が起こりはじめます。
(P140 引用)
肯定的で前向きな言葉を使うと、「わざとらしい」とか仲間はずれにされることもあるようです。
しかし、「ウザイ」「キモイ」などの人を傷つけるような言葉で満ちているグループにいると、心も体も疲弊していきます。
可能な範囲で、このような言葉ばかり使う人やグループとは距離をとるのがいいかと思います。
●人があなたをほめるときは、たいてい本当に素晴らしいと思って言っています。
そしてあなあとコミュニケーションをとって仲良くなりたいとも思っているのです。
なのに、「いいえ」と拒否したのでは、せっかく相手とお近づきになるチャンスをみすみす失ってしまうこと
になります。
これから誰かにほめられるチャンスがあれば、「ああ!そんなことを言ってくださるのはあなただけです」「えーっ、そんなことを言われたのは初めてです」と喜びの返事をするようにしましょう。
これなら相手にも、「もっとお話をしましょう」という気持ちが伝わって、お話もはずむことでしょう。
●ポジィティブを押しつける人は決まって魅力がなくて、人生もあまり上手くいっていない様子。
自然なポジィティブ思考は良いことですが、無理にポジィティブに思うことは人生を上向きにはしてくれないことを、そろそろ世間は気づくべきです。
相手がネガティブな気持を訴えてきたとき、あなたがするべきことは「相手のネガティブな気持を受け止めてあげること」なのです。
決して相手をポジィティブな方向に変えることではありません。
「もう会社をやめたいの」と言われたら、「会社やめたくなったの?」とその気持ちを受け止めてあげます。
「そんなに苦しいの?」などという言葉を送られたら、相手はほっとして、それから苦しい気持ちを打ち明けてくれるでしょう。
そのとき相手は、苦しい気持ちを吐き出すたびに楽になっていくのです。
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