色彩の教科書
こんばんは
今日のご紹介は芳原信氏の著書です。
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■色彩の教科書
■芳原 信(著)
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●同じ重量でも黒は重く見える。
単に筋肉を鍛えるためであれば、同じ重
さのものを軽く感じているほうが、精神
的には楽で多くのトレーニングをこなせ
るはずである。
でも、ほとんどのマシーンでは黒が使
われている。
これはここに来る人が、身体を鍛える
とともに、自分の身体を「鍛えた」、
つまりトレーニングを行ったという手
ごたえを得たい、ということなのであ
ろう。
●青色は筋肉をリラックスさせ、緊張
を解く効果がある。
つまり、犯罪者の頭を冷やす効果もあ
るのだ。
最近、この効果を狙って、高架線下の
自転車置き場などで青い照明が目立つ
ようになってきた。
結果、犯罪が軽減しているそうである。
●色は時間の感覚に作用する。
温かみのある色で統一されている部屋
だと、自分が感じる時間よりも、実際
の時間がなかなか経過しないため、単
調な作業の現場だとつらくなる。
しかし、時間の経過だけを考えて、部
屋全体を寒色系にまとめると、今度は
時間がすぐに経つが、寒くて仕方のな
い部屋になる。
よって、アイボリーなどの中間色でま
とめておくのがよい。
こうした中間色は、企画の現場などで
も有効です。
物事を「生み出す」現場では、自由な
発想が求められます。
その目の前に原色が配置されていたら
、そのイメージに引っ張られてしまし
ます。
例えば赤を目の前にして、自然でクー
ルな発想はなかなか難しいものです。
強いイメージを与え過ぎない中間色は
仕事に最適なのです。
●男女用2組で売られている布団の場合
、たいていは男性は青、女性は赤い布
団を使うことが多い、
これは単に男女の好みではなく、寝る
ために一番必要な色が、女性は身体を
温める作用のある赤、男性は精神的な
クールダウンの作用のある青だからで
ある。
●ケーヨーデイツーやコーナン、コメ
リなどホームセンターの看板は、その
多くが赤と青で構成されている。
目立つ赤と信頼の青。
赤を使うのはわかるが、なぜ青なので
あろうか。
青は、人の気持ちを鎮静化する作用が
あり、買おうとしていた人を冷静にさ
せてしまい、購買意欲をストップさせ
てしまう色であり、看板には不向きと
いわれていました。
でもホームセンターを利用する客層の
中心が大人の男性だということを思い
浮かべれば納得できる。
ホームセンターはスーパーなどと違い
、男性が「材料や道具がほしい」など
、何かしらの目的を持って向かう場所
である。
そのため、値段の高い安いはあまり関
係ないのである。
しっかりした購入目的のあるお客様ば
かりなので、きらびやかなディスプレ
イや客を誘導するアイキャッチよりも
、男性の知的好奇心や信頼性に応える
ことを重視したほうがよい。
よって、青色を使っているのである。
●論評
私も色彩心理学の研究はしているので、
『色』関係の本は何冊も読ませていただ
いていますが、中でも事例が非常に多く
載っている本です。
地域別の色の好みなどテーマが多岐にわ
たって飽きのない内容です。
また、難解な用語等も使っておらず、非
常に読みやすい内容です。
色彩心理学の入門書としては最適でしょ
う。
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