7月は、「夏」をテーマに書いてみたいと思います。


夏と言えばスイカですね。
スイカを食べずに過ごす夏など日本の夏ではない、という方も多くいることでしょう。


種無しスイカが登場してからかなりの年数が経ちますが、これはスイカでスイーツを作る方にとっては、とても便利な発明のようです。
同時に、普通にスイカを食べる方にとっては、「種がないと食べた気がしない」ということもあるようですね。
逆に、種がない方が食べることに専念できていい、という方もいるようです。


いずれにしても、人間は種なしスイカ、種なしブドウと、あらゆる方法で植物の遺伝子を操作できるようになったのだな、と感じます。
そして、それが食卓という身近な場所にも、日常的に来ているのだということを感じます。


私がこうした現象を見ていつも思い出すのは、ルソーの名著『エミール』の一節で、「人間は化物が好きなのだ」というものです。
「人間は自然に逆らう不自然なもの。つまり『化物』が好きなのだ」という内容です。


ルソーはそれを否定的にとらえていますが、私は肯定的な捉え方をしてもいいと思っています。
例えばスポーツ選手の「怪物」は見ていてとても楽しいものですし、そこに至るまでの努力も尊いものでしょう。
同じように種無しスイカのような「怪物」もとても便利ですし、それを実現するまでの努力も大変なものだったでしょう。


何にでも賛否両論、いい面、悪い面があると思いますが、私は常にその両面を見ていきたいと思っています。