
それから、ろくろを挽いていて思った事。
一つの土の塊からロクロを挽く、たとえば酒器・・・とっくりとか、その器に内側ができる。
一つの土の塊を変形する事によって内部ができる。
この内部はいわば外部が変形した襞の内側にできたもの。
・・・・・・内部とは外部が褶曲してできたもの。だとすると・・・
外部という言葉を使う事自体が不用意でもあるかな。
これって何らかの契機になるような気がする。主体と客体とか、二項対立とか、そういことの。
主体は世界が褶曲してできたもの
今日みたいな寒い夜にロクロをひくのは、結構、大変です。
まず気持ちで手を熱くして、水びきをはじめる。
凍ったように冷たい土。でも、この感触、きらいではない。
最初、土の冷たさが手の方に侵食してくるけれど、そのうちに
回転する土から水蒸気みたいなものがでくるようになるからおもしろい。
そういえば、陶芸をはじめたばかりの頃の工房は寒くて、最初にひいたものが
手板の端から凍っていたこともあった。
今の工房ではそういうことはなくなったけど、今日は薪ストーブをめいっぱい
燃やしてもなかなか温まらなかった。
どこか暖かい土地で作陶したい気分にもなります。