分かっていた事である。
現代テニスにおいても、サッカーにおいても、テクニックだけではトップにはなり得ないのである。
サッカーやテニスにおいて勝敗を決定付けるのは総合的な守備なのだ。
FWやウイングでは残念ながらない。
MFからGKまでがどれだけ硬いか。本当にこれにかかっている。
それだけだと寂しいから付け加えておこう。
セットプレーとパワープレーとPKである。
これは時代の流れがそうなっている以上しょうがないのだ。
もはやファンタジスタは死語である。
ボールを使った格闘技とはよく言ったものだ。
時代の流れはそのようになっている。
イングランドがジェラード、ランパード、スコールズ、ベッカムを要して勝てないのは守備の概念が薄いからだ。
相手のボールを奪うため、そして奪われないために闘わなくてはいけない。
私はかねてよりサッカーは自国の歴史、アイデンティティが深く関わると考えている。
決して移民をいれたから安定的に強豪国にはなりえないのだ。
なぜならサッカーは戦争だからだ。
自国のアイデンティティのぶつかり合いなのだ。
日本人に正しい歴史観を教えて、自虐思想を無くしたらすごいことになる。
誇り高きサムライの顔に全員がなるのだ。
少なくとも日本代表はそのような雰囲気を持ってほしい。
ブラジルはもはやアイデンティティを失っている。
経済的に豊かになってしまい、それが自分たちの1番の強みを消してしまっているのだ。
アイデンティティは馬鹿にできない。
そしてこんなにもアイデンティティが必要なスポーツはない。
だから素晴らしい。