最後の効果があったと思う事だが、自立を促した。









なぜなら、プロになりたいという言葉が本物であれば、私なんかのお節介なアドバイスよりも、自分で気になる事を調べてみてそれでも分からない場合に尋ねてくるはずだと思ったからだ。









自主練も言われれば付き合うし、行きたいスクールがあればある程度調べるのは手伝うが行きたいか行きたくないかも本人に選ばせる。







チーム選びもほとんどを本人が決めて、スクールもチームも全て自分で通わせる。







小学3年生の途中からは私は観戦もまちまちだったし、4年生の途中からはもう見てはいない。









「〇〇がプロになった初めての試合を自腹で見に行くわ」








こう伝えている。







何度も言うが、そもそも私は息子がプロになろうがならなかろうが変わらない。

素晴らしい人格をもっている一人の人間として息子を尊敬しているし、私には無いものを多く持っている。









私はサッカーやスポーツの育成や経営のマネジメントを研究するのが趣味だからなのか、自分で考える楽しさも知っているし、やらされる事の無意味さも知っているのだ。








よく、中学生で親と離れてから伸びたとか、高校生で寮に入ってから伸びたというのも当たり前の話なのだ。








なぜ同じ練習でみんな同じように伸びないのか?








そこは自立がおおいに関係している。







小さい頃や小学生のうちはやらされても練習量で上回る事は可能だ。








だが、自然とやらされる事を脳は覚えてしまう。








ちなみに、うちの息子は自炊もする。






お味噌汁を作り、お肉を焼く。







先日も一人でお腹空いたと言って肉野菜炒めをつくっていた。にんじんを大きく切りすぎたのか、生だと言っていた。

それで良いのだ。自分で初めて作ってみたりするものは失敗するものだ。








自主練も一人で行く、何をしているかは把握していないが、たまに見るチームの動画では主体性を持ってプレーしている。










チームの子にポジションの指示を出し、ディフェンスの仕方が悪ければ自分で考えて後半から修正しているのが伺えた。











この自立は熱心な親御さんであればあるほど難しいだろうと思う。

サポートにはそれぞれ考え方があるからしょうがないとも思う。









ただ、何でもかんでも用意してレールを引く事がサッカー選手よりもなによりも人間形成に必要なのかは考えものだと私は思う。








サッカー人生は短いからこそ、早い段階での自立が私は大切だと思う。