ナショナルトレセンの紅白戦の試合がYouTubeで公開されていた。
もちろんチームではなく、トレセンのメンバーなので連携面はおいておこう。
現日本人のU14世代のトップ選手たちである。
間違いなく技術的にもトップの選手たちなのだが、私はこれを見て気になる点が2つある。
まず一つは攻撃を急ぎすぎてしまう。
単純にボールを大切にしていないのだ。
個々の能力はピカイチの選手達だが、狭いところ狭いところに早く早くボールを送る。
相手の陣形とか関係なく、早く早く送ってしまう。
難易度を自らあげてしまう節があるのだ。
もう一つは守備の個人戦術やマークの受け渡し、ラインのコントロールが全くない。
例えばこれがスペインのU14世代の街クラブの試合だ。
https://youtu.be/MKtHrlY3Doc?si=pWr09w8IrZI3a9nt
街クラブなので間違いなく日本のナショナルトレセンよりも技術は低いはずだが、ポジショニングが適正なため整理された印象をうける。
もちろんスペインが全て完璧などとは言えないが、
サッカー感がそもそも違うというのは理解できるだろう。
やはり日本は個人個人でサッカーをやってしまうし、ボールに近づく選手が多いのだ。
ボールが中心のサッカーになってしまっているのだ。
こういったサッカー感を変えなければ難しいだろう。