日本に限った話ではないが、やはり結果が全てだろう。
結果とは攻撃的なポジションの選手だったら得点をとる。アシストをする。
守備的な選手だったらボールを奪う。
これだけである。
ゲームを組み立てられるとか、ドリブルで抜けるというのは日本ではわりと重要視されている感じがするが海外で生き残ってる選手は上にあげた選手しかいないのだ。
ゴールを決められなくなったら終了。
アシストできなくなったら終了。
ボールを奪えなくなったら終了。
実にシンプルである。
ではなぜそうなのかというと、監督の首がかかっているからである。
考えてみてほしい、あなたが監督だった時にどういった選手を重宝するだろうか?
ドリブルで抜ける選手だろうか?
ボールタッチが柔らかい選手だろうか?
では、同じポジションにテクニックは無いが点が取れる選手とテクニックはあるが中々点はとれない選手がいたらどちらを使うだろうか?
勝たないと明日首になるかもしれない。
どちらのタイプを使うだろうか?
よく日本代表戦で久保建英を出せ、三笘をだせ。
なんで田中碧なんだ?あいつはポジション守らないだろ。なんで浅野なんだ?
こういう事を言う人がSNSにいるが、得点こそ正義なのだ。
いくら守っても得点が取れなかったら意味がないのだ。
勝てないのだから。
私は守備は大事だと常々言っている。
だが、それは土台があってのことなのだ。最低限の守備の知識ができて初めてサッカーをするという事なのだ。
ではなぜ日本人は5大リーグでゴールランキングやアシストランキングになかなか入ってこないか?
それは単一的な反復練習しかしてないからに他ならない。
サッカーの技術というのは基本オープントレーニングである。
その中でシュートを決める練習がどれぐらいあるか?
パスを回す練習だったり、ドリブルの練習だったり、1対1だったり。
それでアシスト能力や得点能力は向上するのか?
しないだろう。
例えばテニスであれば日本人選手はストローク練習に重きをおく傾向にある。
もちろん、テニスも一つのものを重視するのはダメだと感じる。
なぜならボレーやスマッシュ、サーブが大人になってから大事になってくるからだ。
もちろん、ストロークも大事なのだがそれ以上に上にいく為にはボレーやサーブが重要になってくる。
ここまで聞くと、やっぱり技術練習ではないかと思うがそうではない。
例えばサービスだったらスピードは遅くてもコースや球種を細かく変動する応用力。
ボレーだったら相手の体制を崩すようなアプローチショットやネットに出るタイミング。
ストロークだったら球際をまけないようにポジショニングを細かく変えていく調整力。
こういった技術そのものではなく、そのショットを打つ前の段階を頭で鍛えてかなくてはいけない。
例えばシュートを決められる選手はシュートが上手いだけだろうか?
私はプロの試合を見ていると、ボックス内に入っていくタイミングや相手の背後をとる動き。
こういった事の方が鍛えなければならないような気がするのだ。
これはやはりゴール前でのトレーニングが必要で、やはりその時間の少なさが日本人プレーヤーの得点の少なさになっていると感じるのだ。
また、強豪国ではやはり次のシーズンに生き残れるか残れないかの競争力が本当の意味でのトレーニングになると感じる。
例えば私の例になってしまうが、私は中学校2年の後半からと高校の2年の後半から伸びなくなると感じた事があったのだ。
それは最高学年になったタイミングで、やはり刺激がなくなってしまい。練習を100%出せないような状態になったのだ。
これは親御さんも経験があるのではないだろうか?
成長の鈍化は練習メニューではなく、練習相手が先輩から同学年になった途端訪れるのだ。
話を戻そう。
こういったゴールに直結したトレーニングを多くこなすべきだと感じる。
中々公園でボールを蹴れる環境が少なくなっているが、もし環境があるならば、色々なシュートの練習を自分で考えて実践するのが良いだろう。