パワーポジションという言葉をご存知だろうか?








恐らく野球やテニス、バレーボールなどをがっつりやった事のある方なら知っているだろう。






1歩目を早くするパワーポジション













テニスは足ニスなんて言われていたりして、フットワークが勝敗の鍵を握っているなんて事も良く言われるスポーツである。












ストロークの技術よりもフットワークが良いプレーヤーは本当に厄介で、ちょっとでも決め球を甘いコースに打てばカウンターをくらうのだ。









そんなテニスでもこのパワーポジションの習得はなくてはならないものだろう。









サッカー経験者からすればこれは膝を落としすぎでは?と感じると思う。









だが、パワーポジションは一瞬の動作でセットできるので、正直膝をそこまで曲げなくても効果は抜群にある。








例えばセカンドボールの出足についても、一瞬この形にもっていけばよいのだ。

少しだけ膝を曲げて、背骨を立て骨盤を瞬時に立てるイメージだ。








それだけで出足は格段と早くなる。









日頃からパワーポジションを作れる練習をすれば、試合で咄嗟に必要な場面でとれるはずだからだ。









また、細身の選手でもこのパワーポジションを知っておけば押された際に相手を跳ね除ける事もできる。








股関節からパワーが地面に伝わるので、自分の重量に対して体の力をうまく伝える事が可能だ。








パワーポジションをとって相手を押すのと、膝を伸ばした状態で相手を押すのは全然力の伝わり方が違うだろう。









もちろん、ずっとパワーポジションでの姿勢はサッカーでは難しい。








なぜなら、歩いたりジョグをしている状態もあるからだ。








だが、日頃からパワーポジションへの移行を練習しておけばスムースにその姿勢に移れるだろう。








見ているとやはりファンダイクが1番その形を作るのが早いと感じる。













形だけ真似しても、骨盤を前傾させなければ意味がない。







骨盤が後傾しがちな日本人は尚更練習した方が良いだろう。







必ず1歩目が早くなるはずだ。