サッカーというのは監督に選ばれてなんぼだと感じる。
ご自身のお子さんがレギュラーになれない。
なんでか。
こんなに足元上手いのに…
なんで監督は俺を使わないんだ。
なんでか。
それは人は理屈では動かないからだ。
日本代表のスタメン選びを見ても「なんであの選手使わないの?」と思う事があるだろう。
なぜそんな事が起こるのか。
それは、人間は理屈では動かないからだ。
じゃあなにで動くのか。
感情だ。
これはビジネスマーケティングに精通している人や優秀な営業マンだったら分かる話だろう。
私が独立前に営業をしていた際、最後の決まり文句があった。
散々それまでサービスの利点を説明して、最後の最後に
「社長、僕頑張ってるんで。これからも頑張るんで買ってください!」
これだ。
その時は顔をくしゃくしゃにさせて言うのだ。
相手の感情に訴えかけなければ、売れないのだ。
つまり感情に訴えかけるようなプレーをできなければ選ばれる確率は低いだろう。
どんなプレーか?
ボールを最後まで追う、仲間のゴールを全身で喜ぶ、負けてる時にポジティブな声かけをする、ミスをしてもすぐに切りかえる姿を見せる。
どうだろうか?
簡単だと思えるだろうか?
技術的な事は一個もない。
これでチャンスが増えるなら簡単ではないだろうか?
ちなみに、会社で出世するのもこの感情をより多く動かせる社員が出世するのだ。
ようは好き嫌いなのだ。
どの選手を使いたいかと、どの社員にプロジェクトを任せたいかは似ている。
自分の感情を動かせる社員を抜擢するものだ。
挨拶が気持ちいいか?ハキハキ喋る事ができるか?
聞く姿勢をちゃんともってるか?
ポジティブな態度で業務をおこなっているか?
すぐに業務の返信がくるか?
そんな事?と思われればその通りなのだ。
人は理屈では動かないのだ。