色々なスポーツを観戦したり、もちろん自分でもトライする。
すると、日本人はある共通点がある事に気づく。
フォームを異常に気にするのだ。
テニスでいうと引く動作(テイクバック)から腰の回転、オープンスタンスかクローズドスタンスか、フォロースルーまで
とにかく細かいフォーム修正がある。
この方が良い、球が伸びる。
そう言われてやってみても、あまり実感がわかないものである。
海外の選手はお世辞にもフォームが綺麗とは言えない。
このメドベージェフ
このチチパスも独特だ。
YouTubeが発達して、テニスYouTuberが海外で指導を受けてるのを見たことがあるが、どんなフォームで打つかよりも、どんな球をどんな時に選択するべきか?といった事に言及していた。
これはサッカーにも言えて、軸足はここ、蹴る時はこのインフロントのここ。腕はこうで手のひらはこう。
メッシがパリサンジェルマンで来日した際に城がインタビューしたらしい。
その記事にはこう書いてある
また、リオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)との対談の際に、マーカーを使ったドリブルがあると伝えると「グラウンドのどこに、マーカーが落ちているのか。こんな練習をしても上手くならない。ドリブルは対人だからどういうタイミングでかわすか、どう運ぶかが一番大事」といったことを言われたという逸話を披露した。
「日本人はロボットか」とはっきり言われ、教本にある腕の角度などが記されたヘディングのページを見せると、メッシが爆笑したという。
これを見るに日本人はどうもこうでなくてはならない
というのに縛られている気がするのだ。
日本のようなサッカーを指導している国が他にあるのだろうか?
本質的にはサッカー=技術ではない
と私は思っている。
もし仮にサッカーが技術なのであれば、こんなに技術練習をしている国なのに中堅国なわけがなく、アジアカップで負けるはずがないのだ。
聖和学園は世界でもっと有名にもなるべきだが、残念な事にそうはなっていない。
指導者の皆さんは気づいてるはずなのだ。なぜなのかと言った事に。
日本人は徹底した技術練習をしているはずで、その時間の多さは世界でも随一なはずだ。
この日本が古来から信じてきた技術練習に懐疑的にはならないのだろうか。
もちろん、日本国内だけでのレベルなら全然問題ない。なぜなら他の日本人も同じように練習するからだ。
しかし、海外で発揮できるような技術を持った選手は少ないような気がするのだ。
三笘選手や伊東選手、久保建英選手が技術的にも上位にいると思うが、まだ世界のトップオブトップではないのだ
遠藤航選手はリバプールで活躍中だが、足元を何回も何回も繰り返し練習したのだろうか?
逆に日本人特有の感じが遠藤航選手には無いように感じるのだ。
一つ具体的な事を言うと、前にボールを運ぶ推進力が海外の選手とは違うのだ。
これは小学生年代からすごく感じる事で、日本の子供はその場でのフェイントが上手いのだが進んでないのだ。
しかし、海外の子はフェイントはあまり無いが前へ前へと進むスピードが速いのだ。
これはもしかしたら練習によってできた癖かもしれないし、そうではないかもしれない。
フォームを気にするがあまり、根本的な走るという動作に障害ができてしまっているのかもしれない。