日奈子「…うわっ⁉︎何あれ⁉︎」
『レクリフ・メンタルクリニック』の調査を引き続きしていた日奈子達の前にも、冥賀の“ぬい”達が現れる
航平「鳥…なのかな?」
カンナ「にしては、不思議な形をしてません?それに顔がなんて言うか、間抜けと言うか…」
彩耶華「あれ、もしかしてぬいぐるみですの?」
すぐにぬいぐるみだと分かった彩耶華
これはネクロの仕業だと理解した
キョウル「うーん、いないなぁ〜」
ハリー「“ルシファー”がここにいると知って来たんだが…どこにいるんだ?」
その上空では、キョウルがスノーボード型の機械で天琉を探していた
ハリーも一緒だ
ゆに「うわ〜、なんかキモカワな生き物なんですケド」
始「どう見たってネクロの…ん?」
始は上空を滑るキョウルとハリーの姿を見かけた
キョウル達も日奈子達に気付いた
日奈子「何あれ…?ボード?」
茜「スノーボードですね。まるでバック・トゥ・ザ・フューチャーに出て来たボードみたいに浮いてますね」
彩耶華「あのボード、結構年季が入ったものを新しくリメイクしたみたいですね」
日奈子「分かるの?」
彩耶華「財前スポーツで、取り扱うこともありますので」
航平「そんなことより…ちょっと!そこのボード!止まって!」
キョウル「ん〜?」
航平の声に反応し、キョウルはボードを止める
同時にハリーは下へと降りた
ハリー「なんだあんたら。この“ぬい”達を見て驚かねぇのか?」
カンナ「それはこちらのセリフです。…つまり貴方達がこのぬいぐるみ達を?」
キョウル「半分正か〜い、私らの仲間が操ってんだよね」
彩耶華「どう言うつもりですの?こんな騒ぎを起こして…」
ハリー「なるほど、あんたらが俺らを嗅ぎ回ってる奴らってことか。理解した」
そう言うとハリーは何かを取り出した
それは、真っ黒なバットだった
航平「何だ?何を仕掛けてくるんだ?」
キョウル「んじゃ!いっくよ〜!」
と、いつの間にか日奈子達を挟むかの様に、キョウルが反対側に移動していた
いつの間にか、バズーカみたいなものを持っていた
キョウル「プレイボール!」
そう言い、キョウルがバズーカの引き金を引く
出て来たのは、野球ボールだ
ハリー「ふぅんっ!」
カキィンッ!と強烈な音を立てて、野球ボールが打たれた
その先は、日奈子達だ
始「うわっ!」
航平「あぶなぁっ!」
日奈子「ちょっと!何考えてんの⁉︎」
ハリー「おっとぉ、次は外さないぜ?」
キョウル「ピッチャー投げまぁす!」
キョウルは当たらないところへ移動し、バズーカで野球ボールを放つ
ハリーがそれに答えるように、バットで次々に打っていく
カンナ「きゃあ!」
始「ぐふっ!」
ゆに「お兄ちゃん!」
航平「コラァ!ボールは人に向けて打ったり…!」
ゴォンッ!
航平「ごぶぅぅっ!」
茜「航平様!」
航平には顔面直撃だ
キョウルはボードを動かして、ボールを避ける
キョウル「アッハハ!良いね!面白い面白い!」
彩耶華「面白くなんて…ありませんわ!」
彩耶華は近代鉈にネクロの灰が入ったカプセルを入れる
『縮小(Stretch)』のアビリティで、近代鉈に嵌め込むと、新体操のリボンのようにヒラヒラと動く
彩耶華「人を怪我させるアンフェアなスポーツなど、あってはなりませんわ!」
ハリー「おおおっ!?」
ヒラヒラと動く近代鉈を振り回し、ボールを切り刻む
同時にハリーに接近し、彩耶華は接近戦に持ち込もうとする
ハリー「くっ…!このぉ!」
ハリーは彩耶華にスイングするが、彩耶華は姿勢を低くして避ける
さらに足払いをし、バランスを崩す
ハリー「うぐっ…!うっ!」
近代鉈が戻り、ハリーの胸に向ける
日奈子「さっすが彩耶華!」
始「いや、待って…!」
キョウル「あ、そーれ!」
彩耶華「きゃあ!」
キョウルがボードのまま彩耶華に突っ込んできた
彩耶華は盛大に転び、キョウルはハリーをボードの上に乗せる
キョウル「予定変更!バイビー!」
日奈子「彩耶華!ちょっと待ちなさいよ!」
キョウルがハリーと共にその場を去っていく
追いかけたいが、日奈子達の足では追い付けない
だがその時
……ビュンッ!
日奈子「え……!?」
あの男が、日奈子の横を通り過ぎた
輝人「おーい、忘れもんだぜ。あんたのバズーカ!」