真アゲハ ~番外編 仮面(マスカレード)サーカス殺人事件29~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



鮭川「……うーん、これは一体どういう事だ?」

翌日、サーカステント内で新たな証拠が見つかった
大槻を殺したトリックも、裏口も見つけることが出来た
血痕もあったことで、夜神が犯人だと分かったのだが、夜神の姿はない

姫愛「まさか団長が犯人だったなんて…」

輪島「恐ろしい奴もいたもんだな…」

鮭川「夜神は指名手配として我々が責任もって探しますのでご安心を!」

と、鮭川は言っているが、1つ気になることがあった

敦賀「朝起きたら隼人くんもいなくなってるし…。吉良さんもいないし」

朝目を覚ましたら、隼人の姿がなかった
輝人の姿もだ

鉢呂「……きっと、自分の新しい道へと進んだと思いますよ。前に駒場団長から話を聞いていたでしょう」

前から隼人が辞めた時の後押しをしてほしいと、友隆に頼まれた
それで隼人が旅立つ時を、黙って受け入れようとしたのだ

鮭川「では、我々はこれで…」

鮭川はそう言って、その場を立ち去る
パトカーに乗る前に、スマホを取り出し、どこかに電話をする

鮭川「……もしもし、お疲れ様です。まさかと思いましたが、やっぱり貴方の息子さんでした。名刺を見せてくれた時は、信じられなかったですが…。え?あぁ、もう札幌から出たと思いますよ」

と、鮭川は優しい笑みを浮かべる
その電話の相手は…

ツバサ『そう、なら安心だわ。全く、他所へ行ってまで迷惑をかけるなんて。狙われてる身だってこと、自覚してほしいわ』

輝人の母親の、ツバサだった
そう、鮭川は味方だったのだ

ーアゲハ族 北海道警察札幌署 警部
 鮭川 熊五郎(38)ー

鮭川「しかし初めて見ましたが、変わった奴ですね。面白い奴ですが、ツバサさんに似てないですし…あ、すいません」

ツバサ『良いのよ、あの子は父親似だからね。ご報告ありがとう』

鮭川「いいえ、お疲れ様です」

輝人の名刺をすんなり受け入れてくれたのは、ツバサの事もあってだった
だから鮭川は輝人と共に調査をしたのだ

鮭川(…どこまで行ったかな、あいつ。“財団エンド”に狙われてなきゃ良いが…)





隼人「……ふぅ~、満腹満腹!」

その頃、札幌市から離れた場所に輝人と隼人はいた
立ち寄ったジンギスカンの店で、昼食を取っていた
隼人はジンギスカンを食べたことで、痩せていた身体も元に戻った

輝人「本当に食い物食べれば元に戻るんだな。にしても食い過ぎだけど」

隼人「うん、普段よりたくさん食べれたかも」

輝人「そっか…」

輝人のハーレーダビッドソンの修理も終わり、安心して札幌を出ようと考えていたが、そこにまさか、隼人も共に付いていくことになった
隼人もバイクの免許を持っていて、自分の荷物を持ってきていた

輝人「話は聞いたが…お前、俺に付いていくって?じいさんがどうして俺なんかを選んだか分からねぇな。俺1人で良いんだけど?俺と一緒にいたら、それこそ大変な目に遭うぞ?」

隼人「そうだね」

輝人「随分ハッキリ言うな」

隼人「だって“吉良さん”は、何も話してくれなかったし。でも“輝人さん”の方が、よっぽど面白そうだからね」

輝人「……本当に変わった奴だな。けど、安心したよ。復讐するのかと思っていたが、殺人に手を汚さなかったな」

隼人「ちゃんと罪を償って欲しかったし…輝人さんが全部片付けちゃったから、もういいよ」

輝人「もう行くか?…あまり長居出来そうにないし」

隼人「ねぇ、移動中に色んな事教えてよ。僕、輝人さんのこともっと知りたい」

輝人「全部理解するまで、お前の頭の容量がパンクしなければ良いけど」

隼人「ひっど!」

輝人「あと時間空いたら、お前に稽古つけるからな。次はネクロが現れても戦える様に仕込んでやる」

隼人「え?俺も戦うの?」

輝人「俺だって休み欲しいわ」

隼人「…毎日旅してるくせに」

お互い話しながら、2人はバイクを走らせる
次の目的地なんてない
2人の旅が、スタートする…







~番外編
仮面(マスカレード)
      サーカス殺人事件~