真アゲハ ~第125話 鬼頭 陽光1~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



犬渕『よし、皆注目だ。今日からこの一課に、新しい仲間が入る』

…3年前の愛知県警察捜査一課
そこに新しい仲間が入った。

犬渕『鬼頭陽光(ひかる)だ。彼は元々…』

陽光『よしましょうよ警部、俺は転校生じゃありませんし。この愛知県警で、俺を知らない人はいないでしょ?』

…それが、私の弟の陽光だった。
だけど、これがとんでもなく問題児で…

『鬼頭って…あの鬼頭か?』
『新人警官の癖に、いきり立ってて、先輩に舐めた口聞く奴ですよね?』
『この前は強盗相手に1人で突っ込んだとか』
『確か、交通課に美人の姉がいるとか…』

多々良『あらら~、問題児が来たみたい~』

国生『お前が言うなよ(・・;』

…陽光は私より先に警察官になった。
と言っても、たった1年違うだけ。
結構1人で行動したり、無茶なことをしたりする事が多いけど、根は優しい奴で、1つ1つ真剣に事件に取り組んでいた。

陽光『…“財前スポーツ”の社長夫妻が燃えた事件…この日はこれまでにない猛暑が記録されて…』

茉莉花『そこのスーツの男、止まりなさい』

陽光『…………じゃ(-_-)/』

茉莉花『じゃ、じゃないわよ!無視しない!待ちなさい陽光!』

…両親は早くに、交通事故に遭って亡くなって、私が親代わりとして陽光を育てた。
昔の陽光はいじめられっ子で、大きな同級生にいじめられて、毎日怪我して帰ってきたこともあった。
そこで私は、習っていたボクシングを勧めた。
そのボクシングが相性が良かったみたいで、陽光は才能を開花させた。
そうして、いじめていた同級生を見返して、今では喧嘩にも強い子になっちゃった。

陽光『…よし、これで直った』

茉莉花『ありがとう~、やっぱ頼りになるわ』

陽光『だいたいパトカーのエンジンがこんなになるなんて、どんな走り方したらこんなになるんだか』

茉莉花『それは多々良くんに聞いて?』

多々良『げ、バレた(・・;』

陽光『犯人お前か!』

その一方で、手先が器用だったから、機械いじりに関しては天才だった。
パトカーの調子も、簡単なものならすぐに直せたわ。

輝人『犬渕警部、事件ですか?』

犬渕『おっ、輝人。もう駆けつけたか』

陽光『はぁ?なんで探偵のガキがいるんだよ。お子様は立ち入り禁止だ』

輝人『お子様って、俺あんたとそこまで歳離れてねぇけど?“おじさん”』

陽光『おうてめぇ、表出やがれ。誰がジジイだ(-_-#』

輝人『俺より一足先にジジイになるのは間違いないだろ?それにここはもう表ですけどw』

国生『やめろお前達(・・;』

…斑目くんとは、似たような性格みたいで、顔を会わせればいつも喧嘩ばかり。
でも、協力しあっていたのは間違いない。
陽光もだんだんと刑事として成長してきたし、今度出世祝いでもしてあげようかと思っていた。

…そう思っていた矢先の、出来事だった。

茉莉花『はぁ…!はぁ…!』

…忘れもしない2年前のあの日、私は全速力で走っていた。

犬渕『お前の弟だが…最近“人間植木鉢”事件の犯人と思える人物を追っていて、その人物を見つけたそうだ…!1人で突っ込むなと連絡したんだが、それから連絡が取れなくてな…』

…犬渕警部から、その話を聞いて、私はすぐ現場へ向かった。
だけど、その時にはもう…!

茉莉花『…私、なんで生き返ったんだろう…』

…私が現場に到着すると、陽光を殺した犯人に殺された。
そして、ネクロとして蘇った。
だけど私は死にたかった、たった1人の家族の陽光が亡くなって、生きる意味が失くなったから…。

けどそれは、犬渕警部によって止められた。

茉莉花『…陽光、お姉ちゃんが敵を取ってあげるからね…!絶対に…!』





?「…かさん…!…莉花さん!茉莉花さん!」

茉莉花「…!」

そして現在
始とゆに、茉莉花は千種区へと地下鉄で向かっていた
宿敵である、ベンジャミン・ジャレットを追うために…

茉莉花「な、なに?」

ゆに「なに?じゃないんですケド~。もうすぐ動植物園着くよって!」

茉莉花「あ、ご、ごめんなさい…!」

昔の陽光の事を思い出していたのか、茉莉花はボーッとしていたみたいだ
地下鉄が止まり、すぐに降りる

「うわっ、見ろよこれヤバくね?」

茉莉花「!」

出口を出ると、スマホを確認する人々の姿が目立つ
画面には、今現在名古屋市内で起きている事件が載っていた
動物と植物を組み合わせた合成生物が暴れまわり、東区は凍り付け事件が起きていると、話題になってる

ゆに「うーわ、もう収集着かないようになってるし。ヤバたん」

始「色んな所で、始まっていますね」

「わぁぁーーーっ!」

茉莉花「…こっちもそうね」

人々の悲鳴が聞こえてくる
見てみると、こちらにも合成生物達の姿があり、人々に襲いかかっている
次々に合成生物が出てきているがその全てが、東山動植物園からだ

始「…またここで、闘うことになるとは」

茉莉花「あっちが有利になるところで勝負ってことでしょ。今に始まったことじゃないし、乗り込まないつもりはないわ…!」

逃げる人々を避けて、3人は東山動植物園へと向かうのだった…!