笑太郎「あ~らら、こりゃ随分リフォームしてくれたな」
その頃、元『CASINO Shachihoko』があったところに、徳川と一二三はいた
1度は手放してしまったが、その間に変わり果てた自分の店に驚く
一二三「クロノスの奴はとんでもないことをしてくれましたね。カジノの趣も無くなりました」
笑太郎「そこまででかくは無かったが…アジトに使っていたにしては、テーマパークみたいだな。きっと長続きしないだろうが」
徳川達が使ってない間は、クロノス達がアジト代わりに使っていたが、わざわざ天井や壁も、すべてリフォームをしたみたいだ
もう持ち主もいないのに、どうするつもりなのだろう?
それは徳川にとっては関係ない話になってしまった
笑太郎「もうこの名古屋とはおさらばだ。この場所も…色んな事があったな」
ここで様々な思い出があった事を思い出す
カジノを経営していたが、その裏で『REBORN』を密売していた
意図的にネクロを生み出していたが、それは祖父の十兵衛を救うためでもあった
祖父はもういないため、その必要も無くなった
一二三「そうですね。十兵衛様もきっと、許してくださるでしょう」
笑太郎「まぁ俺様に任せてくれたんだし、“好きなようにして良い”と言ってくれるだろうな」
一二三「徳川様、もうお済みになりましたか?」
笑太郎「あぁ、警察に見つかる前に寄れて良かったよ」
今は『REBORN』を裏で売りさばいていた“アルルカン”として指名手配されている
もうすぐこの名古屋を出る
一二三「しかし、乃亜もらんるも2人して今度は付いていくなんて言い出すとは…」
笑太郎「いいじゃないか、かわいい奴らだ」
一二三「乃亜はともかく、らんるは退学申請をしたとかで…全く、折角花巻女子学園に入ったと言うのに、卒業まで待っていられないのか?」
笑太郎「乃亜も同じことを言っていた。流石俺様の女だよ、目に入れても痛くねぇ」
一二三「はぁ…徳川様、少しらんるを甘やかし過ぎでは?」
?「へぇ~、知らない間に模様替えでもしたの?」
笑太郎「!」
その時、後ろから声が響く
そこには予想外な人物がいた
アサギ「でも随分趣味の悪い内装だね」
笑太郎「うーわ、出たよ。“お兄様”」
それは、輝人の兄の斑目アサギだった
面識はあるため、徳川は警戒する
アサギ「久し振りだね~、まさか帰ってきてるとは思ってなかったけど」
笑太郎「なんでてめぇがここに?」
アサギ「いやね、ちょっと取引したいと思ってさ」
一二三「取引?」
一二三は徳川の前に出て、アサギから守るように手を伸ばす
アサギ「ちょっとちょっと、俺は今日喧嘩をしに来た訳じゃないよ?言ったじゃん、取引だって」
笑太郎「お前の取引なんて死んでもごめんだな。うちから“REBORN”を勝手に盗みやがって」
アサギ「そんな怒んないで?それに見合う代金として、良いかなって思ったんだけど」
一二三「見合う代金?…バカにしないでいただきたいですね」
アサギ「あらら、とっても好条件なんだけど…いいの?」
笑太郎「……話だけは聞いてやる」
警戒しながらも、アサギの取引とやらを聞いてみることにした
アサギ「…先に言っておくけどさ、これは“アルルカン”に話す内容でもあるんだけど」
笑太郎「何?」
アサギ「俺の仲間にならない?」
笑太郎「…はぁ?」
アサギの口からとんでもない言葉が出てきた
一瞬?マークを浮かばせる
一二三「仲間?」
アサギ「そっ、俺の仲間!今絶賛募集中なんだよね。どんな犯罪者だろうと、ネクロだろうと大歓迎だよ」
笑太郎「お前と仲間ぁ?アッハハハ!w」
突然徳川が大きく口を開けて、笑いだした
それにつられ、一二三も口元を手で隠して笑い出す
アサギ「…そんなに変?」
笑太郎「あぁ!おっかしいね!お前が仲間を募集?それで俺様に声をかけたって!?アハハハハ!冗談よしてくれよ!w」
一二三「くっ…フフフフ!ダメですよ徳川様…!笑ってしまっては…プッフフ…!w」
笑太郎「おいおい!そういう一二三だって笑ってるじゃねぇか!w」
アサギ「…」
笑太郎「アハハハハ!そもそも、お前と手を組んで、なんのメリットがある?お前そんな感じで友達作ってんのか?だとしたらお前ボッチ確定なやり方だぜ?あ、お前に友達なんていたっけ?悪い悪い!アハハハハ!w」
徳川はまだ笑い続ける
それとは反対に、アサギの顔から笑みは無くなっていた
アサギ「…」
笑太郎「ハーッ、ウケたw」
一二三「私も柄に無く、笑ってしまいましたよ」
笑太郎「えっと…仲間になるって話だったな。悪いがそんな気はない。俺様これから世界へまた旅立つんだ。お前と遊んでいる暇は無いんだよ。追っかけてきても困るけどな。俺様の追っかけでもないだろ?ま、ストーカーしてくるなら訴えるけどなw」
アサギ「…ハァ…まぁフラれるって分かっていたけど」
アサギの表情が変わる
そう言うと、アサギはあるものを向けた
それは、ラッパ銃だった
一二三「!…徳川様、下がって!」
アサギ「仲間にならないんだったらいいよ、邪魔だから排除するだけ」