神戸の前に破良が現れ、さらに警戒する
神戸(こいつもさっきの奴らと同じか?いやでも、雰囲気が違う…)
破良「ネクロハンターの神戸だな?データによると、福島県出身か」
破良の手にスマホがある
その画面には神戸のデータが載っていた
破良「福島…良いところだよなぁ。浪江町の焼きそば、久し振りに食いたいなぁ」
神戸「!お前…福島に行った事があるのか?」
破良「行ったことも何も、俺の故郷だからな」
神戸「…!」
まさかの同郷だったことに神戸は驚く
本当なら、福島のどこ出身とか聞いてみたいところだが、それよりも確認したい事がある
神戸「…舞はどこにいる?」
破良「まい?誰の事だ?」
神戸「お前らが捕まえた女だよ!どこにいるんだ⁉︎」
破良「さぁ?知りたかったら俺を倒していきな」
神戸「言われなくても…!」
神戸はソードブレイカーを取り出し、破良に向けて突進をする
破良「おっ!いきなり来たかぁっ!」
その間に破良は、手に装着したガントレットにネクロのカプセルを嵌め込んだ
『磁石(Magnet)!』
神戸「え?マグネッ、とぉぉぉおおお⁉︎」
ガントレットから凄まじい磁力が帯びて、ソードブレイカーが勢いよく引っ張られた
走っていた神戸もソードブレイカーを掴んだまま、ガントレットに引っ張られる
破良「いらっしゃーい!」
神戸「!」
ガキィンッ!とガントレットの表面にソードブレイカーがくっつく
それはとても固く、簡単な力では取れない
神戸「ぐっ!すげぇ力だ!」
破良「ほ~ら、こっち見な!」
神戸「!」
破良「どすこぉいっ!」
パァンッ!
神戸「ぶぶぉぉぉぉおっ!」
破良が大きく掌を広げ、神戸の顔に勢いよく張り手を入れた
力が強く、神戸の顔面が吹き飛ぶ
ソードブレイカーから手が離れて、勢いよく飛んだ
神戸「ぐぅうっ!」
破良「おおお〜!惜しい!あと少しで壁に到着できたんだがなぁ〜!」
神戸「ぐぅ…!鼻折れてねぇよな…!?」
正面から張り手をもろに喰らい、鼻が折れていないか確認する
鼻血が出ていた事に気付く
神戸「なんつー力だ…!舞に叩かれても血なんて出たことねぇのに…!」
破良「ほぉ~、こんなおもちゃ持っていたのか!カプセルも入れる穴もある」
神戸から奪ったソードブレイカーを、磁力を解除して確認する
武器を奪われてしまったため、鼻血を拭きながら、破良の様子を伺う
神戸(あの籠手、一体何なんだ?今の磁力も、普通のネクロのアビリティと同じぐらいだ。何なら俺が…)
過去に自分が“磁石(Magnet)”のアビリティを持ったネクロと戦った時の事を思い出す
全くあの時と同じく力だ
その力を同じように発揮出来るガントレットに興味を持つ
神戸「…あのガントレットは普通じゃねぇな…。まずはソードブレイカーを取り戻さねぇと!」
破良「お?来るか?」
神戸はソードブレイカーを取り戻すべく、破良にタックルを仕掛ける
先程は磁力によって身体を引っ張られたが、もう金属は身に付けていないから、引っ張られることはない
破良「よぉし来い!」
それを見た破良は、四股の構えを取る
向かってきた神戸を、両手で受け止める
神戸「ぐぅ…!こいつ、やっぱり…!」
破良「おっ!見かけによらずパワーがあるな!けどまだ軽い!」
そう言うと、破良は神戸の背中を掴み、持ち上げる
突然の事に、神戸は驚き慌てふためく
破良「どっせぇぇぇいっ!」
ブゥンッ!と神戸を床に叩き落とす
背中を打ったため、激痛が走る
神戸「がはぁっ…!」
破良「俺に力比べで勝てるわけねぇだろうが!」