真アゲハ ~第107話 道端 入輪11~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



記憶を蘇ることに成功した茉莉花は、単身名古屋港水族館に乗り込み、クロノスに銃を向けた

クロノス「…ハッ、単身乗り込んで何になる?知らないと思うが、愛知県警は…」

茉莉花「知ってるわ。だからこそ私だけで乗り込んだのよ」

ハイド「へぇ~…その勇気は認めるけど、やっぱバカだよねぇ~!」

茉莉花「!」

茉莉花の背後からMs.ハイドが襲いかかる
それに茉莉花は反応するも、すぐにMs.ハイドの絞め技でやられてしまう

茉莉花「ぅあぁっ…!」

ハイド「ギャハハハ!なぁんだ、もう終わりぃ?ウォーミングアップにもなんない!」

破良「ったく、驚かせやがって」

クロノス「記憶が戻ったのは驚いたが、単身で乗り込むのはバカだな。警察学校で習わなかったのか?」

茉莉花「くっ…!」

始「茉莉花さん、そんな…!」

ミイラ取りがミイラになってしまい、茉莉花も日奈子達と同じ牢屋に入れられてしまう
そこにハルナが戻ってきた

ハルナ「あら、またお客様がいらしたんですか?」

ハルナの手には小さなアタッシェケースがあった
そのアタッシェケースを見て、彩耶華と日奈子は目を大きく開く

それは、『アクアリウム』で扱っている『コーラル』だ

日奈子「それ…『コーラル』じゃ…!?」

エドワルド「なにっ!?」

クロノス「やはり取ってあったか。ナルミの事だから、危険と判断したアビリティは別のところに保管されていると思っていたんだ」

日奈子「ネクロのアビリティの中でも、特に危険なアビリティが保管されているの」

ゆに「え?マジで?」

茉莉花「警察でも、犯罪に使用された銃や薬物を適切な場所に保管したり、処分したりするから珍しくないけど…」

彩耶華「ハルナ…!それをクロノスに渡すだなんて…!」

クロノス「ほぉ、素晴らしい赤色だな」

エドワルド「それを使うとなると、身体が持たないぞ…!ただでさえ1/3の力でも身体に負担がかかると言うのに、それを最大限まで引き出すとなると…!」

クロノス「ダメだろうな。だが…俺なら平気だ」

そう言いクロノスはハルナから『コーラル』を受け取る

クロノス「……さて、そろそろ斑目輝人達がやってくる頃だ。用意をしておけ」

ブラッド「ようやくだな」

有馬「美しい私を、存分に見せましょう」

テオ「俺も思う存分戦える」

骨喰「斑目輝人は、我が斬る」

ハイド「ギャハハハ!楽しみだねぇ~」

破良「誰が俺の相手だろうなぁ~!まぁ誰だろうとぶっ飛ばしてやるぜ!」

ハルナ「…私も準備万端です」

クロノス「よし、じゃあ頼むぞ。斑目輝人達が来てから、仕掛ける」

そう言い、クロノス以外の全員は巨大水槽の前から離れる
それを確認したクロノスは、ガントレットにとあるアビリティをはめ込んだ

ツバサ「何をする気だい?」

クロノス「この名古屋港水族館は日本で1番巨大な水族館と聞く。だが戦うには、ちょっと狭すぎる。折角だから、最高の舞台を、作ってやろう…!」





ブロロロ…!

輝人達は、名古屋港水族館近くのガーデンふ頭駐車場に到着した
全員は降りて、周りを見渡す

黒羽「……敵は、いませんね」

一二三「おやおや、車に傷がついてしまいましたか」

輝人「あーあ、俺のバイクも…!後で請求してやる…!」

鮮斗「夜だからか、雰囲気が違うな…」

コバルト「本当、名古屋港水族館ってこんなだったっけ?」

見た目は普段と変わらないが、嫌な雰囲気が漂ってくる
すぐにクロノス達がいることも重々承知だ

神戸「舞…!」

栗栖「炎、双眼鏡は?」

炎「俺が辞めた時に全部返した。中を見ることは出来ない」

輝人「つっかえねー」

炎「おい今なんつった?」

コバルト「はいこれ」

炎「!」

コバルトが炎に何かを渡した
それは、以前まで炎が使っていたカプセルだ

コバルト「昼間、炎くんと話した後でこれを渡そうとしていたんだ。どうせ、俺らも辞めようか考えていたから、最後に渡そうかなと思って」

炎「……ありがとうよ」

お礼を良い、コバルトからカプセルを全部受けとる
それを見たコバルトは、少し驚いた顔をした

炎「…なんだ?」

コバルト「あ、いや……ずっと思っていたけど、炎くん変わったよね。雰囲気はあれだけど、優しくなったと言うか……」

炎「は?」

神戸「あぁ、本当だ。なんか丸くなった」

鮮斗「お礼も言うなんて…前の君じゃ考えられない」

炎「フンッ、お前らがよく見てないだけだろ」

栗栖「ふふふ」

輝人「よし、そんじゃ行こうか!」