日奈子「あれ!?輝人は!?」
栗栖「炎も……いない!」
先に脱出できた日奈子達は、車に全員乗り込んだ
だが輝人と炎がいないことに気付く
ツバサ「…何もないと良いけど…」
東郷「このまましばらくは事務所に帰れないかもな」
薫子「熱田神宮もだね」
カンナ「え?それではどちらに?」
ツバサ「そこは任せなさい、輝人と炎も脱出したら合流地点に落ち合おうと決めてるから」
まだ諦めてはいないが、輝人と炎を待つため、合流地点へと向かう
その頃、名古屋港水族館内では
ビーッ!ビーッ!ビーッ!
大きくブザーが鳴り響く
瞬時にエドワルドから、“サーディン”達に連絡が入った
エドワルド『総員に継ぐ!作業の手を止めて“サーディン”を捕えろ!』
緊急事態のため、エドワルドから直に連絡が来て、只事では無いことが分かった
“サーディン”達は理解した
…ところが
「君か!」「お前か!」「いやお前だ!」「あんたか!」「俺か!」「私か!」「違う!」「僕か!」「わしか!」「あたいか!」「うちか!」「あたすか!」「違う違う!」「こっちか!」「誰だ!?」「あっちだ!」「どっちだっ!?」…
なんとここにいるメンバーのほとんどが“サーディン”のため、誰が呼ばれているのか疑っている
だがすくにその疑いは晴れた
エドワルド『あー違う!ネクロだ!斑目輝人と炎だ!侵入者だよ!今大水槽ゾーンへと入る!』
エドワルドが気付いて言い直したのだ
すぐに大水槽にいる“サーディン”達は、大水槽に繋がっている道を確認する
そこから入ってきたのは謎の黄色い蛇のキャラクターのTシャツを着た“サーディン”だった
関取ほどの大きさである
突然入ってきた“サーディン”をジッと見る
「あいつ…?」
「三條さんじゃん」
「あれが斑目輝人か?」
「いや炎じゃないな?」
三條「ん~?何?顔に何かついてる?もしかしてさっき食べた麻婆豆腐の山椒?」
エドワルド「輝人!ほらそこにいるそこ!!後ろを向け!後ろをっ!」
三條の後ろからエドワルドの声が響く
ゆっくり振り返ると、エドワルドとハルナが追いかけてきていた
そして振り返ったと同時に、三條の背中にしっかりと服を掴んでいる輝人と炎が現れた
三條「誰もいないよエドさぁん?」
「「「「「…!」」」」」
輝人と炎を見た瞬間、“サーディン”達からものすごい殺気が放たれた
全員武器を構える
輝人「……あ……ハハハ……(・・;」
炎「逃げるぞ、走れ!」
炎の合図で輝人は全速力で走り出す
探偵道具のワイヤーを使い、天井にワイヤーを刺して高く移動する
だが“サーディン”達も負けていない、すぐに後を追いかける
「いけいけいけいいけえぇぇーーーっ!」
「そっちに逃げたぞぉ~!」
「捕まえろぉ!どこにも逃がすなぁ!」
「任せろぉっ!」
エドワルド「水槽には当てるな!」
“サーディン”達の手には、ナイフなどの小型の物から、刀や斧などの刃物がズラリ
ハンマーや籠手などの武器を所有している者が多い
輝人「なんだよあのイワシ達!なんであんな物騒なんだよ!」
炎「イワシとはいえ、『アクアリウム』の一員だ。戦闘ぐらいは出来る」
輝人「伊達にネクロの情報を取ってくる訳じゃねぇのね。銃持ってねぇのか?」
炎「銃は飛び道具になる、もしそれで水槽に穴を空けてみろ、“館長”が怒る。銃を使えるのはネクロハンター以上の階級を持たなきゃならねぇ」
輝人「なるほどな!」
納得したのか、輝人はアビリティを発動し、火を向ける
“サーディン”達は驚くが、その隙に輝人と炎は逃げ続ける
炎「俺を忘れたのか?指導してやった立場だろうが!」
「ぐわぁ!」
「つ、強い…!」
炎も輝人に負けじと、中国剣を向ける
刃物系は押さえられるが、それ以外は力業で逃げる
名古屋港水族館は日本で1番大きい施設なのだが、300人以上いる“サーディン”達から、アイテムをつかって早く脱出するため、走り続ける
「……ぐすっ…!もう“サーディン”の仕事がしんどくて…」
小浜「あ~~…情報集めるのも大変だな」
『アクアリウム』の“海亀(シータートル)”の小浜が1人から話を聞いている
仕事が辛くて辞めたいと相談したらしい
だが答えが帰ってくる前に、大変なことが起きた
ドガァンッ!
輝人「うわぁぁぁあ~~~~っ!」
炎「ぐぅぅ!」
小浜「おわっ!」
なんと、壁が破壊されてしまい、輝人や炎、“サーディン”達が逃げ出してきたのだ
横を通り、すぐ逃げ出す
輝人「お、おい!なんなんだよ一体~~!」