金剛丸が、金棒ごと吹き飛ばされた
6男の老が獣人術で飛ばしたのだ
老「…フシュウゥゥ…!」
輝人「おいおい…」
輝人の前に出て、老が決めてしまった事に呆然とする
しかし、良く見ると老はふらついていた
老「…ふいぃぃぃ~~…」
輝人「ん?」
老「あ~…ダメだダメだ。もっとキレがねぇと…」
そう言い、近くにあった酒瓶を手にし、それをらっぱ飲みする
口から多少こぼれるものの、美味しそうに飲んでいる
ゆに「あんな飲んで…大丈夫なの?」
茜「もしかしてあれは…」
ガロン「てめぇ!金剛丸を…!」
腹を抑えながらガロンは老に銃を向け、引き金を引く
ところが老はそれを、身体をくねらせる様に避ける
始「避けた!」
輝人「いや…!」
ガロンのアビリティの“追跡(ホーミング)”が、発動する
弾丸が再び老を狙う
ところが
老「イヤァァア~~!」
パァンッ!
ガロン「は!?」
なんと、くねらせたと同時に老が“ただの”チョップをした
それがたまたま弾丸に当たり、弾丸が半壊した
老「ぅおい兄ちゃん!そんな物騒なもん持ってんじゃねぇぞぉっ!」
ガロン「なっ…!酔ってんのになんでそんなこと出来るんだよ!」
老の顔は真っ赤で、足も安定しておらずフラフラだ
間違いなく酔っている
酔っているのに、動きに何故か無駄がない
茜「“酔拳”ですね。通常は酒に酔ったかの様な独特な動作が特徴的な拳種になります。お酒を飲んでから行うのは初めて見ましたが…」
盾「いてて…老あんちゃんはうち(龍の一族)で唯一酔拳を使うことが出来るんだ。酒を飲めば飲むほど強くなるし、動きにも無駄がなくなる」
剣「普段はあまり俺ら兄弟とは絡まない一匹狼な感じだけど…闘う時はやるんだよ。今の兄ちゃんは…頼りになるぞ!」
老「獣人術 “狼”型 狼ノ狩ィイッ!」
ガロンにジャンプして飛びかかり、空中で蹴りを10発ほど入れる
そして最後に身体を横に回転し、回し蹴りでガロンの首を捉えた
ガロン「ガハァッ!」
老「おっとと…ういぃ~…」
フラフラと着地をする老、その横でガロンは倒れてしまった
輝人「あっという間かよ…!」
始「酔拳すげぇ…!」
老「…ウッ!(・・;」
突然老が、自分の口を抑えだした
近くにあった水場に顔を向けると
老「…オエエエェェェ~~…!(|||´Д`」
と吐き出した
ゆに「ギャーッ!キモい!」
宝「うん、兄ちゃん酔拳が終わると吐くんだゾウ」
輝人「吐くほど飲むなよ」
金剛丸「ぐぬぬ…!お前らよくもガロンを!」
最初に吹き飛ばされた金剛丸が起き上がる
飛ばされたとはいえ、ピンピンしている
金剛丸の事を心配してか、『羅刹天ーラクシャーサー』の部下が駆けつける
「だ、大丈夫ですか!?金剛丸さん!」
金剛丸「もう怒った!こうなりゃ金剛丸様の秘密兵器じゃあ!あれ持ってこい!(#`皿´」
「あ!は、はい!もう持ってきてます!」
部下の1人が、何か縦長のバッグを肩にかけていた
それを金剛丸に渡すと、金剛丸はバッグを開ける
そこからとんでもないものが出てきた
輝人「うおい!嘘だろ!?」
その正体を確認した輝人は、声をあげる
なんとそれは、ロケットランチャーだったのだ
嫌な予感がした輝人達は、すぐ厨房から出ようとする
茜「ここは危険です!早く外へ!」
始「あいつなんつーもん持ってんだよ!」
老「うえぇ…お、収まった…」
力「兄さん!早く逃げますよ!」
ガロン「…!あ、あいつ…嘘だろ…!」
気付いたガロンが立ち上がり、走り出す
金剛丸「喰らえ!ロケットラン、ちゃ~☆」
金剛丸はロケットランチャーを構え、引き金を引く
ロケットランチャーの先端が、厨房へと吹き飛ぶ
輝人(!待てよ…)
始「輝人さん!?」
逃げようとした輝人が、立ち止まった
ロケットランチャーの先端が、厨房に入った
ドォォォンッ!