真アゲハ ~第41話 悪食家4~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



金剛丸が、金棒ごと吹き飛ばされた
6男の老が獣人術で飛ばしたのだ

老「…フシュウゥゥ…!」

輝人「おいおい…」

輝人の前に出て、老が決めてしまった事に呆然とする
しかし、良く見ると老はふらついていた

老「…ふいぃぃぃ~~…」

輝人「ん?」

老「あ~…ダメだダメだ。もっとキレがねぇと…」

そう言い、近くにあった酒瓶を手にし、それをらっぱ飲みする
口から多少こぼれるものの、美味しそうに飲んでいる

ゆに「あんな飲んで…大丈夫なの?」

茜「もしかしてあれは…」

ガロン「てめぇ!金剛丸を…!」

腹を抑えながらガロンは老に銃を向け、引き金を引く
ところが老はそれを、身体をくねらせる様に避ける

始「避けた!」

輝人「いや…!」

ガロンのアビリティの“追跡(ホーミング)”が、発動する
弾丸が再び老を狙う
ところが

老「イヤァァア~~!」

パァンッ!

ガロン「は!?」

なんと、くねらせたと同時に老が“ただの”チョップをした
それがたまたま弾丸に当たり、弾丸が半壊した

老「ぅおい兄ちゃん!そんな物騒なもん持ってんじゃねぇぞぉっ!」

ガロン「なっ…!酔ってんのになんでそんなこと出来るんだよ!」

老の顔は真っ赤で、足も安定しておらずフラフラだ
間違いなく酔っている
酔っているのに、動きに何故か無駄がない

茜「“酔拳”ですね。通常は酒に酔ったかの様な独特な動作が特徴的な拳種になります。お酒を飲んでから行うのは初めて見ましたが…」

盾「いてて…老あんちゃんはうち(龍の一族)で唯一酔拳を使うことが出来るんだ。酒を飲めば飲むほど強くなるし、動きにも無駄がなくなる」

剣「普段はあまり俺ら兄弟とは絡まない一匹狼な感じだけど…闘う時はやるんだよ。今の兄ちゃんは…頼りになるぞ!」

老「獣人術 “狼”型 狼ノ狩ィイッ!」

ガロンにジャンプして飛びかかり、空中で蹴りを10発ほど入れる
そして最後に身体を横に回転し、回し蹴りでガロンの首を捉えた

ガロン「ガハァッ!」

老「おっとと…ういぃ~…」

フラフラと着地をする老、その横でガロンは倒れてしまった

輝人「あっという間かよ…!」

始「酔拳すげぇ…!」

老「…ウッ!(・・;」

突然老が、自分の口を抑えだした
近くにあった水場に顔を向けると

老「…オエエエェェェ~~…!(|||´Д`」

と吐き出した

ゆに「ギャーッ!キモい!」

宝「うん、兄ちゃん酔拳が終わると吐くんだゾウ」

輝人「吐くほど飲むなよ」

金剛丸「ぐぬぬ…!お前らよくもガロンを!」

最初に吹き飛ばされた金剛丸が起き上がる
飛ばされたとはいえ、ピンピンしている
金剛丸の事を心配してか、『羅刹天ーラクシャーサー』の部下が駆けつける

「だ、大丈夫ですか!?金剛丸さん!」

金剛丸「もう怒った!こうなりゃ金剛丸様の秘密兵器じゃあ!あれ持ってこい!(#`皿´」

「あ!は、はい!もう持ってきてます!」

部下の1人が、何か縦長のバッグを肩にかけていた
それを金剛丸に渡すと、金剛丸はバッグを開ける
そこからとんでもないものが出てきた

輝人「うおい!嘘だろ!?」

その正体を確認した輝人は、声をあげる

なんとそれは、ロケットランチャーだったのだ
嫌な予感がした輝人達は、すぐ厨房から出ようとする

茜「ここは危険です!早く外へ!」

始「あいつなんつーもん持ってんだよ!」

老「うえぇ…お、収まった…」

力「兄さん!早く逃げますよ!」

ガロン「…!あ、あいつ…嘘だろ…!」

気付いたガロンが立ち上がり、走り出す

金剛丸「喰らえ!ロケットラン、ちゃ~☆」

金剛丸はロケットランチャーを構え、引き金を引く
ロケットランチャーの先端が、厨房へと吹き飛ぶ

輝人(!待てよ…)

始「輝人さん!?」

逃げようとした輝人が、立ち止まった
ロケットランチャーの先端が、厨房に入った

ドォォォンッ!