真アゲハ ~第39話 カミラ・トルスタヤ2~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



毒「獣人術 “蛇”型 蛇ノ牙!」

「ぐわぁっ!」
「いでぇっ!」
「ゲホッ!」

『羅刹天ーラクシャーサー』の部下達が襲い掛かるが、4男の毒の獣人術には誰一人として敵わない
長い手袋をした右腕を蛇のようにうねらせ、急所を狙う

毒「ヘッヘッヘッ。なんだ、襲撃をしてきた奴らはここまで弱いのか。あの日本人と比べると」

麟「…くぅぅ~~…!あの日本人覚えていろよ…!今度こそ首をかっ斬ってやる…!(#`皿´」

毒の隣には、輝人に負けた5男の麟がいた
包帯やギプスを身につけて重傷の様子を見せているが、眼はものすごく怒っていた

毒「お前だけだぞ?この襲撃に乗じてあの日本人を殺すなんて」

麟「なぁに、襲撃だからこそだよ。襲撃仕掛けたのはどこの誰かは知らねぇが、殺せるチャンスを作ってくれたんだ。あいつを殺して、日本人の仲間に訴えられたりでもしたら、襲撃者達のせいにすればいいさ!」

毒「ハッ!おめぇも悪いやつだな!」

2人は笑いながら牢屋へと向かう
しかし、そこにいたのはお目当ての日本人ではない

飛「…ぅお~~い!誰か助けてくれぇぇ~~…!」

毒「あぁ?」

麟「てめぇ、何やってんだ?」

10男の飛だった
輝人と炎の様子を見に来たのだが、脱獄されてしまい、その仕返しとして腕を折られ、足首を天井に固定させられ、逆さ吊りの状態になっていた

麟が鎌を振り、足首に巻かれている縄を切ると、飛は頭から落ちた

飛「ってぇ!」

毒「おいてめぇ、どう言うことだ?なんであの日本人と炎がいねぇんだよ。まさか…」

飛「ご、ごめん…兄貴達!に、逃がしちま…」

麟「ふんっ!」

ドスッ!

飛「ゴフッ!」

飛の腹に鎌の背が入る
とても強く、あばら骨の真下に入った

飛「っっ~~~~!」

麟「逃がしただぁ?何やってんだよ日本人だろ?おまけに炎まで逃がすとは…」

飛「ご、ごめんよ…!」

麟「あぁぁぁ~~…!イライラするぜぇ…!」

麟の目がさらに真っ赤に染まる
見ただけで、麟がさらに怒り出した事は分かった
飛は麟の鎌が入った場所に手を当て、さする

飛(腹だけじゃなく、腕はあいつらに…!炎の野郎…!許さねぇ!)

ここを脱獄した際に、腕を折った炎に対して憎悪を増す
だが肝心の腕が折れてしまっていては、特殊警棒を振ることが出来ない

飛「…クソが」

麟「ああん?今なんつった?」

飛「いや兄貴達にじゃなくて…」

「いたぞ!4男と5男だ!」

そこに響く大勢の声
『羅刹天ーラクシャーサー』の部下達が現れた

麟「お?また増えたか…」

毒「こんなに大勢だなんて…しゃあねぇな、“とっておき”を見せてやるか…!」

先が割れた舌を大きく出して、笑う毒
すると腕まで長さがある長い手袋を脱ぎ出した

その下からは、指先まで紫見がかかった腕が出てきた
それが出ると、だらんと自分の前に下げる様に出す

「うわっ!なんだあの腕は…!」
「気持ち悪いぃ…!」
「くそっ!怯むな!」

毒「怯まねえのは褒めてやるよ。だがそう言うのは無謀っていうんだよ!」

次の瞬間、毒が放ったのは鞭の様に素早い手つきの拳だ
紫見がかかった腕で放たれた拳は部下達に少しでも当たると、その効果はすぐに出た

「!ぐ、あぁぁぁっ!」
「く、苦しい…!」
「ギギギ…!」

なんと当たった者が次々に苦しみだし、倒れていった
顔色も良くなく、中には口から泡を吐いている者もいる

毒「獣人術 “蛇”型 蛇ノ毒だ。この技のために、俺は昔から多種多様な毒を混ぜ、腕に染み込ませて来たんだ。それも蛇だけじゃなく、他の動物や猛毒を持った虫、魚からもだ。毎日毎日毒を浴びて、出来たのがこの猛毒の腕だ!普通の人間ならこれを浴びれば、1度受けただけでも致命傷だぜ!」

「あがが…!」
「ぐ、ぐるじい…!」
「ガクガクガクガク…!」

麟「おーお、いつ見てもむごいなぁ」

「このっ…!くらえっ!」

麟「お!ドラ○もんになーれ!」

ズバァッ!

「ギャアァアーーッ!」

飛(あんたも相当な…)