真アゲハ ~第34話 龍の一族10~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



レストランの1階から嫌な物音がした
2階のVIPルームにいた徳川達と“羅刹天ーラクシャーサー”は反応する

笑太郎「なんだぁ?」

劉「チッ、騒がしいな。お前ら、静めてこい」

カミラ「はぁい」

金剛丸「おい、やっと刀削麺届いたところなんだぞ?食わせてくれよ」

ガロン「ダメだ、持ってこい」

張「…ご心配ありません、日本から来たお客様に危害は加えませんので」

張がそう冷静に答えると、“羅刹天ーラクシャーサー”の幹部は1階へと降りていく
1階に到着すると、スタッフがある男の客に困っていた

男「おい!いつまで待たせるつもりなんだ!?もうこの麺は伸びてるじゃないか!」

スタッフ「も、申し訳ありません…!」

男「ごめんで済んだら警察はいらねぇんだよ!30分以上も待ってたのにこんな不味い飯食わしやがって!おい!責任者はどうした!?今すぐ土下座しやがれ!」

「そーだそーだぁ!」
「うちの親分に謝れよぉ!」
「じゃねぇと潰すぞコラァッ!」

見たところチンピラみたいだが、ボスらしき男が容赦ない感じだ
男の仲間のチンピラ達が、テーブルやイスをひっくり返し、料理を逆さまにしている
他のお客にも迷惑になっている

男「おい!そこまで誠意があるってなら金だ!金を俺に払えよ!慰謝料だ!もちろん飯代もタダにしろ!」

カミラ「アハハハ!レストランはお金を払うところなのに、変なのぉw」

男「あん?」

カミラが前に出る
何か白黒の毛皮みたいな物に座っていた

ガロン「やれやれ、取引とはいえ旨い中華を食えると期待してたのに…お前はいいよな」

金剛丸「ズズズーーーー…ッ」

その後でガロンと金剛丸も現れたが、金剛丸は注文した刀削麺を食べていた

「なんだぁ?こいつらは!」
「アメリカ人?日本人?」
「邪魔すんなよ!あっち行け!」

金剛丸「うるへーっ!刀削麺パワーで頭突きじゃあ!」

「テンシンッ!」

あまりにもうるさかったからか、金剛丸は食べている途中にも関わらず、頭突きを喰らわせた
これが、戦闘開始の合図となった

「何しやがるんだ!」
「こいつ…!」

カミラ「よっと!」

カミラが立った瞬間、椅子として座っていた白黒の毛皮みたいな物が動き出した

それは、体長3mを超える巨大なパンダだった

パンダ「ギャオオオッ!」

「ひぇ!?ぱ、パンダぁ!?」
「こんなに怖かったっけぇ!?」
「つーかでか!」

カミラ「良かったねぇ~!遊んであげるって!」

「くそっ!ふざけやがって!」

チンピラ達がどこからか警棒を取り出す
反撃をしようと、金剛丸の頭を狙って打ち込んだ

バキッ!

「え!?」

金剛丸「痛ぇなこの野郎!俺じゃなかったら死んでたぞ!(#`皿´」

なんと金剛丸の頭に当たったと言うのに、金剛丸は平気だった
しかも警棒が90度に曲がってしまった
逆に頭突きの反撃を喰らってしまい、気絶をしてしまう

「こ、このぉ!」

ガロン「おー怖いな」

ガロンにも接近戦を持ちかけるが、ガロンは後頭部に触れられるほどの余裕を見せる
手を振り払ったその瞬間、ガロンが右手に拳銃を構えていることに気が付く

ガロン「死ね」

ズガンッ!

「うわぁぁぁあああっ!」

ガロン「あり?」

引き金を引くが、ギリギリのところで避けられてしまった
当たらなかった事に、安堵し喜ぶ

「は…ハハハッ!残念だったナッ!

ところが、奇妙なことが起きた
外れたと思った弾丸が、後頭部に回ってきたのだ
丁度、ガロンが触れた後頭部に当たり、即死だ

ガロン「残念はどっちだ?」

男「ヒッ…!何なんだよお前ら!」

男の仲間が簡単にやられてしまい、男の額からダラダラと冷や汗が流れていく
勝てないと思った男は非常口の方へと逃げようとする

劉「おい、まだかかるのか?」

その時、2階から劉が降りてきた
階段を降りたらすぐそこは非常口だ
劉と眼が合った男は、ニヤァ…!と口角を上げる

男(よしっ!ただでは逃げねぇぞ!こいつを人質にし…)

男が劉に手を伸ばしたその時だった

ビタァンッ!

男「クロコッ!」

突然男の頬に何か固いものが当たった
テーブルや椅子に当たり、転んでしまった

男「なっ…!なんっ…!?」

劉「フンッ、クズが。俺に気安く触るな」

男は劉を見て声を上げようとしたが、上がらなかった
開いた口が塞がらないのだ
それもそのはずだ

劉の腕がワニの腕になり、ワニの尻尾が生えていたのだから

張「…“アルルカン”、いかがですか?あれが劉の…“悪食(グルメ)家”のアビリティです」

笑太郎「ワッハッハッハ!こりゃあ最高の取引相手になりそうだ!」