輝人「今日でそれがひっくり返るぅ?何をバカな事を…」
日奈子「輝人!あんまり燃やさないでよ!ここは植物園なんだからね!展示している植物だってあるんだから!」
輝人「うっせぇなブス!お前は役立たずだからどっか行ってろ!」
日奈子「はぁ!?」
茉莉花「日奈子ちゃん、下がってましょう」
ベンジャミン「おっと、僕の領域(テリトリー)に入った人間を出すわけにはいかないね!」
ベンジャミンが手を伸ばすと、植物の蔓が動き出す
出入り口を塞いでしまった
日奈子「あぁ…!出口が…!」
輝人「チッ、余計な仕事増やしやがって…」
ベンジャミン「燃やそうとするのかい?そうはさせないよ!」
ベンジャミンが腕を動かすと、ある木が動き出した
輝人は左手を向けて、炎を出す
輝人「おいおい、おんなじ手が通じるかよ!」
ベンジャミン「言ったはずだよ?ひっくり返る事になるよって」
ベンジャミンが向けられた木に向かって、炎を放つ輝人
しかし、炎が当たっているのに燃えないのだ
輝人「!?うわっ!」
日奈子「輝人!」
炎が効かず、木の枝が鞭の様に動き、輝人に攻撃する
輝人「っ!」
ベンジャミン「これなら炎も効かないね」
ベンジャミンのアビリティで木がさらに動き、輝人に更なる攻撃を仕掛ける
輝人は避けて、ダメージを減らす
輝人「チッ…何なんだその木は…!」
ベンジャミン「“シラカシ”と言う木だよ。知らないのかな?よく住宅地では常緑樹や水分を樹幹に多く含む燃えにくい木材が使用されている事を。万一火災が発生した時に備えて、火災の拡大を阻止したり、延焼の速度を遅らせる効果が高いんだ。まぁ僕が“作った”木は…それ以上だけどね!」
輝人「チッ!」
“シラカシ”の枝が輝人に襲いかかる
輝人は避けるも、他の木の枝が襲いかかる
茉莉花「斑目くん!後ろ!」
輝人「ぅおっと!なんだこの木は…!」
ベンジャミン「サンゴジュ、クロガネモチ、モチノキ、全部シラカシと同じ燃えにくい木だよ。もちろん僕特製のw」
輝人「だあぁー!うっぜぇーっ!(#`皿´」
輝人がいくら炎を出しても全く燃えない
これがベンジャミンが言っていた「ひっくり返る」と言うことだ
輝人「くそっ…!うわっ!」
日奈子「輝人!」
燃えない木達に攻撃され、輝人が1発腹部を喰らってしまった
さらに他の木達からもタコ殴りだ
輝人「がはっ…!ぐっ…!」
日奈子「輝人!止めて!」
茉莉花「日奈子ちゃん危ない!」
ベンジャミン「おっと、邪魔はさせないよ?」
日奈子と茉莉花の前にイバラを出現させ、2人を閉じ込める檻を作る
2人は出られなくなってしまった
日奈子「そんな…!痛っ…!」
ベンジャミン「そこで大人しくしててよ?彼が終わったら、君達にも構ってあげるからさ」
ベンジャミンは燃えにくい木の枝を蔓のように使い、輝人を拘束する
首にも巻き付き、呼吸も制限した
ベンジャミン「フンッ、炎のアビリティもここまでか。いいザマだね」
輝人「てめっ…!」
ベンジャミン「へぇ、よく見たら眼帯着けていたんだ。蝶の形とはね…。下はどうなってんのかな?」
輝人「!止めっ…」
ベンジャミンは興味で輝人の左目を覆う眼帯を外す
その下を見た瞬間、ベンジャミンの顔が青ざめた
ベンジャミン「…え?な、なにその傷…!?」
日奈子(え?傷…?)
日奈子や茉莉花がいるところでは、イバラの檻とベンジャミンが邪魔をして、輝人の顔が見れない位置だった
輝人「てめぇ…見やがったな…!」
ベンジャミン「…お、驚いたな…!趣味が悪い眼帯かと思ってたけど、ちゃんと役割果たしていたとはね…」
輝人「この傷はな…お前が見ていいもんじゃねぇんだよ…!」
左目の傷を見られた事で、輝人は怒り出した
すぐベンジャミンに殴りかかろうとするが、拘束されて動けない
輝人(息が…っ!)
ベンジャミン「ハハ…流石にその傷には驚いた…。でももう君は死ぬだろうね…。最後ぐらい、綺麗な花を咲かせてみせてよ」
ベンジャミンは茉莉花に飲ませるはずの種を取り出した
輝人の口に近付ける
茉莉花「あ!あれは…斑目くん!」
輝人「っ…!」
ベンジャミン「ネクロは死ぬと、灰になっちゃうんだろうけど…。その一瞬だけ、どんな花が咲くのか見てみたいね」
輝人「止めろっ…!」
ベンジャミン「じゃあね…!」
日奈子「輝人ぉーっ!」
…ゴクンッ
次の瞬間、輝人は飲み込んでしまった