新アゲハ ~第80話 スコーピオン6~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



ピカアァアッ!

黎「…!?」

百鬼「っ…!」

黎の目の前に強い光が出てきた
光の中央に、フィギュアが現れる
それは、最後の強化アイテムだった

黎「…これは…!」

その形に見覚えがあった
聖の強化アイテムと同じ形をしていた
聖の物と違うのは色だ、こちらは透明なものになっている

未来乃「もしかして…強化アイテム!?」

雪音「最後の強化アイテムだ…!」

黎「強化アイテム…俺のものか…?」

百鬼「…そんなの…使わせませんぜ!」

百鬼はショットガンを向けるが、カイトがショットガンに向けて弾丸を発射する

百鬼「っ!」

カイト「悪いね、黎の強化アイテムがどうか分からないけど…今の時点では君のエスポワールの方が強力の様に見えるからね。そのお宝、僕がいただくよ」

百鬼「チッ…!邪魔を…!」

黎「カイト…」

カイト「早くすれば?生徒を守るんでしょ?それとも、さっきの発言に嘘ついちゃう?」

黎「!…そんな訳あるかよ!」

カイトが時間を稼いでくれるみたいだ
黎は強化アイテムを早速使おうとする
しかし

黎「…!しまった、カラパスは…」

カラパスは百鬼のエスポワールの力で使用不可能になっていた
強化アイテムを使えない
その時、黎の目の前に何かが投げ捨てられた
それは、山羊座のキーホルダーだった

黎「…え?これは…」

カイト「回収されていたよ、研究室にあったから盗んできた」

黎「…ハッ、本当に手癖が悪い野郎だな」

黎は山羊座のキーホルダーを手にする

黎(…待てよ?これはゾディアックが作ったエスポワールだ、もしかしたら使えないんじゃ…ん?)

そのキーホルダーを見て、あることに気が付いた
キーホルダーに、強化アイテムの土台がハマる部分を見つけたのだ

黎(…いや、迷っている暇はない!やってみるしかない…!)

山羊座のキーホルダーに強化アイテムの土台を差し込み、鍵をかける様に回す

百鬼「させるかぁっ!」

カイト「黎!」

ズガンッ!

百鬼が黎に向けて引き金を引く
黎は気付いていない
このまま行けば、ヘッドショットになる

百鬼(やった…!)

その瞬間だった
ガギガギガギガギィンッ!

百鬼「なっ!?」

未来乃「え!?」

雪音「先生!」

カイト「え…!?」

隆聖「こ、凍ったぁっ!?」

なんと黎が一瞬で大きな氷に包まれたのだ
強化アイテムの失敗、と全員は思った
ところが、大きな氷にヒビが入り、豪快に割れた

バリィンッ!

未来乃「わぁっ!つ、冷たい…!」

雪音「さ、寒くなって…え!?」

氷が割れた事で、中にいた黎が現れた
強化アイテムによって、黎の容姿が変わっていた
氷の様に固く透き通る鎧を身に付け、上半身にヴァイオレットカラーの線が入っている
右腕には赤、左腕には青緑、右足には灰色、左足にはローズピンクと言うそれぞれの色の線が入っている
黎の髪も紫のメッシュが入っており、両頬に小さなクリスタルが付いていた

黎「…こ、これが俺か…?ファントムの時と偉い違いだな…フーッ…」

黎は白い息を吐く
変わったのは容姿だけじゃない

隆聖「あ、あれ…?な、何かこの部屋寒くない…?」

未来乃「え?ほ、本当だ…!さっきまでそんなじゃなかったのに…?」

もう4月で、室内だと言うのに真冬の様な寒さを感じた
黎の周りが寒くなっているのだ

百鬼「な…嘘でしょ…?」

黎「百鬼、俺はこの力でお前を倒してみせる!」

百鬼「姿が変わったからって…いい気にならないでくだせぇよ!」

カイト(まずい…!遅れた…!)

反応が遅れ、百鬼を止められなかった
百鬼がまた黎に向けて弾丸を発射する

しかし

…ガキィンッ!

百鬼「…!?」

黎の目の前に、氷の結晶が現れる
その中央には、弾丸が入っていた
カランッ…!と床に落ちる

黎「…なるほど、使い方は分かった。ここから、反撃と行かせてもらう!」