タテハ「雄一!」
雄一「ひっ…!」
雄一の目の前にキマイラが迫る
その時だった
ブゥンッ!
キマイラ「ギャアッ!」
雄一「え?」
キマイラの目の前に何かが飛んできた
それは、大きなブーメランの様だった
さらにそれだけじゃない
グイッ!
雄一「うわっ!」
雄一の後ろ襟が何かに引っ張られた
釣竿のフックの様なものだ
タテハ「雄一!大丈夫か!?」
雄一「う、うん…」
仁「なんだ?今の…」
キマイラの目の前を飛んでいたブーメランが戻る
その場所に、サバーフがいた
サバーフ「…飛び道具は流石に危ないかな」
雄一「サバーフさん!」
レイル「大丈夫?怪我は無い?」
タテハ「レイルさん!?」
タテハ達のところにレイルが現れる
手には、釣竿を持っていた
雄一の後ろ襟にフックを引っ掻けたのはレイルだった
聖「あんた!今までどこに…」
レイル「ごめん」
サバーフ「下がっていた方がいいね」
しのぶ「そのブーメランってサバーフさんの?」
未来乃「あの人が…さっき言ってた人?」
レイル「!…貴方は…」
サバーフ「紹介は後がいいかな?それより、目の前の子猫をどうにかしないと」
キマイラ「エスポワール…!エスポワールぅ!」
キマイラがサバーフとレイルに飛び込んでくる
2人はすぐに避ける
タテハ「え…?エスポワールって言った?」
仁「まさか、あの2人が持ってる物って…!」
タテハ達はキマイラの様子を見てすぐに分かった
サバーフとレイルが持っているものはエスポワールだ
つまり、2人はただの外国人では無いと言うことだ
レイル「これが言ってたハートレスって奴か…」
サバーフ「動きをまずは止めないと、エスポワールが狙いみたいだ」
サバーフはブーメランを持ち直す
それは3つの刃がついた、変わった形のブーメランだ
中央に何やら船の舵の様な形をした分厚い部分がある
そこを手のひらで思いっきり叩くと、シャンッ!とタンバリンの様な高い音がした
すると同時に
ドガーンッ!
キマイラ「グルルル…!」
と、キマイラの目の前で爆発が起きた
さらにサバーフはブーメランの中央を続けて叩き、リズムに合わせて爆発が起きた
淳之介「なにあの武器…変わった形のブーメランだと思ったけど…!」
竜也「あのブーメランの中央はタンバリンで出来てるみたいだな…」
雪音「と言うか…なんか踊ってない?(・・;」
タンバリンを叩くと同時にサバーフは少し踊り出す
余裕の表情だ
キマイラ「グルルル…!エスポワールぅ!」
レイル「躾がなってないね!」
サバーフに向けて飛び込むキマイラに、レイルも攻撃する
大きく釣竿を振り、釣糸を投げる
フックがキマイラの口に入り、そのまま釣り上げる
キマイラ「ギャアァッ!」
レイル「おっ!重たいね…!」
キマイラの重さに踏ん張るレイル
その様子を見てサバーフも接近戦に変えた
ブーメランの持ち方を変えて、キマイラに攻撃する
登志夫「おいおい…!なかなかやるじゃねぇか!あの2人!」
聖「だけど…なんであんなにやれんだ?」
淳之介「すごいよ!やっぱりアゲハ族じゃない!?」
仁「いや…あの2人は初めてだ…」
登志夫「あ、俺もなんだよな…」
カイト「っ…まさかこんなことになるなんて…」
そこにカイトが現れる
キマイラと戦うサバーフとレイルを見て、カイトは少し怒りがたまっていた
先程、エクリプスがキマイラを生み出してしまったので、自分のお宝を横取りされると思ったのだ
カイト「悪いが、それは僕のお宝だよ!」
仁「あっ!司波カイト!」
仁がカイトに気づく
攻撃しようとしたところを押さえ込んだ
カイト「なっ!放したまえ!君には用はないんだ!」
仁「おい!強化アイテムはどこだ!?どこに隠した!?あのハートレスはお前がやったのか!?答えろ!」
カイト「質問が多い!1つにまとめると、あのハートレスが強化アイテムそのものなんだよ!」
仁「はぁ!?」
タテハ「え!?なんだって!?」
タテハ達もカイトの話を聞いて驚く
あのキマイラのハートレスが隠れている場所は強化アイテムそのものだ
仁「じゃあどこに強化アイテムがあるってんだよ!」
カイト「そんなの僕が知るわけないだろ!“あの人”がやったんだから!」
カイトはそう言って指を指す
そこにはサバーフとレイル、キマイラがいる
誰がやったのかは分からないが、今ハートレスになっているキマイラだと思った
雄一「あのキマイラのどこに…?」
タテハ「なら、俺の出番しかないな!」
タテハは自分のエスポワールを起動させ、効果を発動した
自分の頭上に円を描く