新アゲハ ~第47話 槇野 恵美5~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



AM 11:35

黎「くっそ…!騙された…!」

雄一「その上でゾディアックを逃がしてしまうなんて…!」

ウィリアムの嘘に振り回され、挙げ句にはゾディアックを逃がしてしまい、大変なことになっていた

竜也「ハァ…走り回ったし疲れた」

タテハ「けどもうゾディアックはいないってことは、ハートレスも現れないってことだよな?ならいいんじゃないかな?」

仁「いや甘いって、またなんかしでかすに違いないぞ?」

聖「願うなら何も起こらないで欲しいが…」

ピンポンパンポーンッ♪
『愛城高等学校ミスコンテストまであと25分です。出場する生徒は、準備をしてください』

淳之介「あ、もうミスコンの時間なんだ」

淳之介は腕時計を見る

竜也「俺興味ないよ」

淳之介「そう言うわけにもいかないよ?全校生徒が投票しなきゃならないんだからね」

黎「そうだな」

聖「えー、面倒だな。俺は大黒先輩にするよ。もうあの人が1番だって決まってるもんだし」

タテハ「え?槇野さんに入れないの?」

仁「まさかお前入れる気じゃねぇだろうな?お前だって日頃のあいつの性格知ってるだろ?」

タテハ「そうだけど…」

ソア「あらあら、“もう1番にはなれない”って決めつけるのかしら?」

黎「!」

タテハ達の目の前にソアが現れた

竜也「ソアさん…いや、アクエリアス…!」

ソア「久し振りね、奏江竜也。沖縄以来ね」

タテハ「何の様だ?帰ったんじゃなかったのか?」

ソア「私もそのつもりだったけど…ちょっと置き土産を忘れてね」

仁「置き土産、だと?」

ソア「屋上に行ってみたら?面白い物が見れるわよ?」

雄一「え?また嘘じゃ…」

ソア「私はレオの様に嘘つきじゃないわ」

タテハ「先生…」

黎「雄一と聖はここに残って、後は屋上に」

仁「分かった」

雄一と聖は黎と共にここに残り、タテハ達は屋上へと向かった

ソア「あら…貴方達は私の相手?」

黎「それ以外何かあるか?」

ソア「いいわ…相手になってあげる」

?「その辺にしておけば?」

ソア「!」

ソアの前に誰かが割って入ってきた
司波カイトだ

黎「カイト…!」

カイト「やぁ黎、久し振り」

ソア「ちょっと、何のつもり?」

カイト「もう皆入り口で揃ってるよ?帰るよ」

ソア「私の邪魔をする気?」

カイト「別にやってもいいけど、ジャックみたいに指名手配になっても知らないよ?」

ソア「…分かったわよ」

そう言うとソアは背を向けた
入り口の方へ歩き出した

黎「カイト、お前も来てたのか」

カイト「うん、ちょっと興味があったからね。黎や教え子さん達も、すごく似合ってるよ」

雄一「褒め言葉ありがとうございます、嬉しくはないですけど」

カイト「…レオが迷惑かけたね、変な嘘に惑わされて」

黎「屋上で面白いことがあるって言われたが…それも嘘か?」

カイト「いやそれはどうだろう。彼女はレオ並みに嘘つきではないと思うよ?」

雄一「先生…僕らも屋上に…」

黎「…そうだな、先に行っててくれ。俺はこいつと話がある」

聖「はい…!」

雄一と聖は先に屋上へと向かう
黎とカイトの2人になった

カイト「…こうして2人きりになったの、君がファントムの正体だってバレた日以来だね」

黎「思い出に浸ってる場合じゃ無いだろ?お前、この前のはどういうつもりだ?」

この前の…それは、カイトがゾディアックのエスポワールの1つである山羊座のエスポワールを黎に渡した事だ

黎「あれはお前らの武器のハズだろ?何故俺に渡す?」

カイト「あれは僕らの武器ではあるけど、君の武器でもあるよね?山羊座のマークがある限り、君がゾディアックの人間だと言う事に変わらない」

黎「俺はゾディアックじゃない。百鬼だってそうだ」

カイト「そう…ところで君に渡した武器はどうしたの?使ってないの?」

黎「お前らが作った武器なんて怪しくて使えるか。それにそれならアゲハ族が預かっているよ」

カイト「へぇ、じゃあ手元に無いんだね。でもあれを使うのは良いと思うよ?何しろ効果、すごいと思うし」

黎「それよりお前のそのエスポワールを返せ、それは元々アゲハ族の物だろ」

カイト「ヤダよ、折角盗んだお宝を返すなんてしないよ」

黎「そうか、なら力ずくで…」

華林「あ、綾辻先生!」

そこに華林が現れる
黎は華林の姿が目に映ったのか、武器を使うことを止めた

カイト「…じゃあね」

カイトもその場を逃げ出した

華林「…?知り合いの方ですか?」

黎「え?いえ…道を聞かれただけです。ところで、どうしたんです?」

華林「あの…槇野さん見てませんか?」

黎「え?どうしたんですか?」

華林「彼女ミスコンに出る予定だったんですが、まだ姿が見えないと実行委員が困ってて…」

黎「え…」