新アゲハ ~第36話 ゾディアック1~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



タテハ達が修学旅行を楽しんでいるその頃…

ジェシー「何?エスポワールの強化を?」

福島県郡山市の郡山プリンスホテル
スイートルームに宿泊しているアゲハ族の最高幹部のジェシー・S・ゲイシャはノートパソコンを通じて、アヴァロン・アイランドにいる同じ最高幹部のアリノス・シュピンネとオンライン通話をしていた

アリノス『あぁ、現にアヴァロン・アイランドからエスポワールが盗まれ、敵組織に漏れた。エスポワールはアゲハ族の人間にしか使えない貴重な武器だ。それが外部に漏れたとなると、そのエスポワールを悪用されることがある』

ジェシー「そうだな…黒木大雅が率いたアラクニッドファミリーは敵ではあったが、アゲハ族だった。それを期に今後は一般公開を禁止にし、一般人の入国を禁ずる事にしていたが…お前さん、一体何してたんだ?」

アリノス『呑気に日本に別荘を建てに行ったあんたに言われたくねぇよ(-_-#』

ジェシー「やかましい、もう場所は決まったわ。福島県にする」

アリノス『どーでもいいから早く別荘を建てたら帰ってこい(-_-#』

ジェシー「何だと!どうせお前さんだって研究やら何やらでボーッとしてたから盗まれたんだろうが!(-_-#」

アリノス『こっちだって色々調査してたんだよ!そしたら今度は日本で新幹線が動かなくなる事件とか起きてそれどころじゃなくなってきたんだよ!(-_-#』

ジェシー「あー、ヘルシンキの電力が戻ったみたいだな。それはお疲れ様だ」

アリノス『ありがとよ!とりあえず早く帰ってこいやドケチ金持ちニート!(-_-#』

ジェシー「ニートとはなんだ!こう見えて別荘を探してる間は仕事だってちゃんとやっておいたわ!アゲハ族の仕事だけじゃなく、本職の方はオンラインで繋いで私の職場の様子を見ていたわ!直に稼いだ分の札束に触れられず、札束の香りも嗅げない事には残念だけどな!(-_-#」

アリノス『くっそどうでもいいわ!それより別荘を建てる場所福島県だって言ったな⁉そこにエスポワールを盗み出した張本人が発見されたって聞いたが⁉どうなってんだ!(-_-#』

ジェシー「あぁ…その事だが、こちらも調査を進んでいる。こちらのアゲハ族にも手配をしている。捕まえるのも時間の問題だ」

アリノス『ならいいが…えっと、どこまで話したっけ?あーそうだ、エスポワールの強化だが』

アリノスは話を最初に戻した

アリノス『エスポワール自体は進化させる事は出来なく無いが…敵もそのエスポワールの力に気付かれると厄介な事になる。もしかすると敵組織で複製されるとなると…』

ジェシー「そうだな。只でさえ、盗まれたエスポワールが、登録されたエスポワールの力を使用する事が出来るからな。犯人が発見されて1ヶ月経ってる…何もしてこないのが不思議だが、嫌な予感がする」

アリノス『そう簡単にエスポワールの解析をされたら困るが…そうなる前に俺らが何とかする』

ジェシー「エスポワールの強化と言ったが、具体的にはどうなるんだ?」

アリノス『とりあえずアイテムを作るつもりだ。エスポワールに合わせられるアイテムを。それを合わせることで、更なる強化になるようにさせる』

ジェシー「アイテムか…分かった。こちらのアゲハ族にも伝えておくからな」

アリノス『あぁ…頼んだ』

そう言うとアリノスはオンライン通話を切った
ジェシーはパソコンを閉じて、ため息をつく

ジェシー(胸騒ぎがするな…早くタテハ達も帰ってくればいいのだが…)

スイートルームの窓から空を見ながら言った
するとその胸騒ぎが的中したのか、ジェシーのスマホに電話が入った
相手は、騎士の世代の1人の赤羽ミゲル登志夫だ

ジェシー「はい、もしもし?」

登志夫『あ、ジェシーさん?夜遅くにすみません。ちょっとよろしいですか?』

登志夫の声がいつもと違っていた
いつもなら少しふざけた話し方をするが、電話の声は、真剣な声だった

ジェシー「どうした?お前からかけてくるなんて珍しいな」

登志夫『それが…俺ちょっと本職の方で訳あって、福島の方に一時的に移動になるかもしれません』

ジェシー「何?お前さんの職業って確か…メキシコ警察だったな?何があった?」

登志夫『それが…』

登志夫はある理由を伝えたのだった

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…それからすぐ翌日
タテハ達が修学旅行先から帰ってきた
学校に到着し、教頭から話が終わると解散して、全員は下校になった
学校前の道路には、生徒達の迎えの車が待機していた

天真「あ!パパだ!」

光明「お~お帰り」

校舎前の車に、天真の迎えの車があった
そこには郡山市市長で、天真の父親の九条光明がいた

光明「丁度仕事が終わった帰りなんだ、一緒に帰ろう」

天真「うん!」

天真は頷き、車に乗ると、すぐに車は出発した

光明「天真、修学旅行はどうだった?」

天真「う~ん、海が綺麗な事以外はまぁまぁかな?今度は皆で行きたいよ!もちろん高級ホテルでね!」

光明「よぉ~し、分かった!いいだろう!」

天真「ありがとうパパ!」

天真は光明に抱きつく
光明は何やらご機嫌のようだ

光明「♪~♪♪~」

天真「ん?パパ、何かいいことでもあったの?」

光明「お?分かるか?実はお前が修学旅行に行っている間にいいことがあったんだ!」

天真「え?何々?」

光明「郡山の別荘地帯で新しく別荘が建てられる事が決まってな!それがとってもいい金持ちだったんだよ!これで郡山市もさらに注目を浴びるぞ!」

天真「え⁉すごいじゃん!」

光明「んーだが、その前に福島市の市長から高額の家が買われた話があってなぁ」

天真「え?何それ?」

光明「何やら買う人間が“大家族”と言うから一括で買ったみたいなんだ。うちで別荘を買った人間とは全く別なんだが…一体どんな人間なんだろうなぁ、一目でいいから見てみたいよ」

と、呟くように光明は話したのだった