キーンコーンカーンコーン…
桃花「…何これ?」
美海高等学校のお昼休み
桃花は潮の資料作りの進み具合を見た
しかし、想像していたより進んでなかった
潮「何って…反省文。5枚以上だろ?」
桃花「確かに5枚以上書けとは言ったわ、5枚以上書けって…!で・も!“5枚とも同じ内容”を書けとは言ってないわよ!(#`皿´」
潮「えー桃花や教頭や校長に提出するんじゃないのか?」
桃花「百歩譲ってそうだとしてあとの2枚は誰に提出するのよ!やり直し!(#`皿´」
潮「えぇー…(・・;」
桃花「えぇーじゃない!資料も適当じゃないの!お昼休み明けたら真面目にやんなさい!お昼休みはちゃんと取りなさいよ!(#`皿´」
と怒りながら、テーブルの上に弁当バックを乗せて、帰って行った
潮「ちぇー、なんだよ桃花の奴…」
潮は弁当バックを開けながら言った
すると、扉が開いた
ソア「あら、真境名くん」
潮「あ、ソアさん」
開けたのはソアだった
手には購買で買ったと思われる焼きそばパンとコーヒー牛乳を持っていた
中に入ってくる
ソア「湊先生が出ていく姿を見たから気になったの。今日は見ないと思っていたけど、こんなところにいたのね」
潮「えぇ、まぁ…」
ソア「そう?折角だから、お昼一緒に食べない?」
潮「え?も、もちろんどうぞ!」
潮はソアに椅子を出した
2人は同じ部屋で食事を取る
ソア「へぇ~、この量を今日中に?」
潮「まぁ…謹慎みたいなもんです」
ソア「ウフフ、可哀想にw」
潮「他人事だと思って…(・・;」
ソア「ごめんなさい」
潮「けどなんか意外ですね~、ソアさんはお弁当作ってくるイメージだとばかり…」
ソア「え?あら、ガッカリした?」
潮「いえ、そんなことは。俺も大好きですよ、焼きそばパンとコーヒー牛乳!(*^^*)」
ソア「そうよね、ここのコーヒー牛乳すごくおいしい」
潮「俺牛乳は風呂上がりに飲むんですよね~!その時の1杯がすげー旨いのなんのって!」
ソア「へぇ~」
潮「…あ…っ」
潮はソアの手を見る
火傷をしたため、ガーゼが貼られている
潮「…火傷…大丈夫ですか?」
ソア「あぁこれね、もうだいぶ痛みは引いたかな?」
潮「なんで火傷しちゃったんですか?」
ソア「え?…こ、これはコーヒーを飲もうとしてお湯を沸かしたら、よそ見しててこぼしちゃったの」
潮「そうだったんですね…なんかすいません」
ソア「いいのよ、折角の映画を痛みを感じながら観たから」
潮「え?映画?」
ソア「あ、DVDのを借りたの」
潮「へぇ~、ちなみにどんな映画なんですか?」
ソア「ゾンビ映画よ」
潮「…え゛?(・・;」
ソアの回答に少しだけ引いた
ソア「中々迫力あるゾンビ映画でね。ゾンビってノロノロしてるイメージあると思うけど、その映画のゾンビはとにかく身体能力が優れてて、走ったり、飛びかかったり、力があってガラス割ったりして、韓国の街中でパンデミックが起きるの。救助に駆け付けた自衛隊もゾンビになっちゃって大混乱になるんだけど、最後には感動的なクライマックスが待ち構えていて…」
潮「ソアさんソアさん、も、もういいです…(´д`|||」
ソア「あら、ごめんなさい。私ったら…」
潮「ぞ、ゾンビ映画…好きなんですか?(・・;」
ソア「えぇ、何だかスッキリしない?(笑)」
潮「い、いや…そのジャンルはちょっと苦手で…(・・;」
あまり盛り上がらない話題になりそうな気がしたが、ここで潮はソアに聞きたいことを思い出した
竜也が言っていたセイレーンの事だ
潮「…あ、俺その…ゾンビは苦手ですけど、神話とかに出てくる怪物なら好きなんですよね」
ソア「そうなの?」
潮「特に…最近気になってるのがいて、セイレーンって言うんですけど…」
ソア「!…セイレーン…」
セイレーンの名前を聞いてソアはこれまでにない反応した
潮はさらに話を続けた
潮「沖縄でセイレーンの事件が相次いでいるんですよね~、警察は神隠しに遭ったとかで隠してるんですが、どう思います?俺は神隠しは無いと思うんですよねぇ~」
ソア「そ、そうかしら…?」
潮「興味とか…無いですか?」
ソア「そうね…だって被害者は男性ばかりなんでしょう?」
潮「はい、ニュースでやってて気になりますね。そう言えばセイレーンってすごく綺麗な顔をしてるって聞くんですが、ソアさんもすごく…」
ソア「まさか、疑っているの?」
潮「え?いや…」
キーンコーンカーンコーン…
潮「あ」
学校のチャイムが鳴った
お昼休み終了の時間だ
ソア「…では私はこれで、資料作り頑張ってね。楽しいお昼休みだったわ」
潮「あ…は、はい…」
ソアは部屋から出ていってしまった
潮はソアが完全に出たことを確認すると、竜也にメッセージを入れる
潮(…セイレーンの可能性があるかは分からないけど、何か関係してるのはまちがいなさほうだな。あの反応も…!)