仁(ハートレスの居場所は台本じゃねぇ!あのペンの中だ!)
仁はハートレスの居場所に気がついた
シアトルがずっと持っているペンだ
台本を破り続けているのに、偽物のハートレスしか出てこない
しかも、台本が使えなくなっているにも関わらず、ペンは絶対に放さない
間違いなく、ハートレスはいる
タテハ「くそっ!台本を破りたいけど、あんなにあるんじゃまだ…」
仁「違ぇよタテハ!ハートレスは台本にはいない!あのペンの中だ!」
タテハ「え⁉」
シアトル(フンッ、今頃気づいても遅い。1人の武器はもう使えないし、勝てると思うなよ?)
シアトルは思った
正解みたいだ
最初のハートレスを射った時、台本に射ってはいなかった
台本の裏に、ペンを隠しておいたのだ
バレたが、シアトルは顔色を変えない
それが役者だ
仁「あの台本は全部偽物だ!恐らくあれが…!」
タテハ「くそぉっ…!騙された!」
シアトル「ほぉ、これがハートレスがいると言う証拠なんてあるのか?変な想像は止めたまえ」
仁「あぁ…!ったく、腹立つ!タテハ!(#`皿´」
タテハ「俺も頭に来た!雄一も敵にさせるなんて最低だ!1回ギャフンッ!て言わせてやる!(#`皿´」
タテハは自分のエスポワールの効果を使った
ロングソードの先を上に向けて、円を描く
出てきたのは、真っ二つに割れた皿だった
タテハ「なんでぇーーーー⁉Σ((((;゜Д゜)))」
仁「…お前のエスポワール、ついに壊れたか?ゴミまで出すなんて(・・;」
シアトル「ブハハハハハハハ!なんだそれは⁉凄い物が出てくると思って期待していたが、とんだガラクタが出てきたなぁ!www」
タテハ「これでどー戦えって言うんだよ…(・・;」
シアトル「さぁて!これで終わりだ!」
シアトルは台本に新たな文を書き込んだ
『内海仁を捕まえる』
コロス『あぁぁあ~…!』
仁「ったく…!タテハこっちだ!」
タテハ「あ、あぁ…!」
割れた皿を持ってタテハは仁に付いていく
タテハ「仁ごめん!これ頼んだ!」
仁「はぁ⁉ったく…!」
途中で仁は割れた皿を持つ
エスポワールが使えないとなると、これしか役目がない
“コロス”の軍団が2人を襲うが、タテハが仁を守る
タテハ「とりあえずこっちに!」
タテハと仁が逃げ込んだのは、ステージの端の部屋だ
シアトル「ハッ!そんなところに隠れるつもりだが、袋の鼠だ!今度こそ内海仁を捕まえろ!」
シアトルの命令により、“コロス”達はステージの端の部屋を囲む
中に入ったタテハと仁は作戦を考える
仁「タテハどーすんだよ!ここだと逃げられないぞ⁉」
タテハ「待って!えっと…」
タテハは何か使えるものが無いか周りを見る
すると赤い点滅が1つだけあった
瞬間接着剤だった
タテハ「…そうだ!くっつけちゃお!」
仁「え⁉」
タテハが瞬間接着剤を使うと、そこに“コロス”が乗り込んできた
仁「うわっ!タテハ!」
タテハ「仁!あとよろしく!」
仁「は⁉お前待てよちょっと…!」
タテハはすぐ“コロス”達から逃げて、仁だけにした
“コロス”達もシアトルに仁を捕まえろと命令されているため、タテハには全く興味がない
仁は“コロス”達に捕まり、シアトルの前に出た
仁「おいふざけんなよ!俺皿しか持ってないのに!」
シアトル「来たか…!残念だったなぁ!」
シアトルは、前に出ている皿を取上げ、すぐにステージ上に叩きつけた
皿は割れてしまった
仁「や、やめっ…!」
シアトル「これでその指輪は私のものだあぁぁぁぁっ!」
シアトルは仁のエスポワールを取ろうとした
しかし
…グッ!グッ!
仁「っ…!」
シアトル「…⁉」
指輪が抜けないのだ
よく見ると、何か透明な物がついている
それは瞬間接着剤だった
シアトル「なっ…⁉」
仁「…あれ?その顔は素か?w」
シアトル「!貴様っ…!」
シアトルは気がついた
これは、タテハと仁が考えた演技なんだと
本当は皿では無く、指輪に使っていた
それを気がつかれないように自分に上手く近付いたのだ
それが分かった時は既に、遅かった
ドガッ!
シアトル「ぐはっ!」
仁は蹴りを入れて、シアトルを飛ばした
転んだシアトルの先には、タテハが待機していた
タテハはシアトルのペンを取った
シアトル「あっ…!」
タテハ「物は使い方だね!」
バキッ!とタテハはペンを折る
そこから今度こそ、本物のハートレスが生まれた
ハート『イヤァァァ…!』
タテハ「もうかくれんぼは終わりだぜ!ハートレス!」
ハートレスが出てきた瞬間、タテハはロングソードを振りかざした
十字に入れて、ハートレスは消滅した
ハートレス『ギャアァァッ!』
タテハ「よっしゃ!」
ファントム「馬鹿なぁぁぁぁっ!」
全てを見ていたファントムは発狂した
今回は勝てると思っていたが、タテハと仁の作戦勝ちにより、屈辱を味わった
ファントム「くそっ…!これで勝ったと思うなよ!今度は演技では無く、本当に勝ってみせるからな!」