新アゲハ ~第20話 リルカ・デ・メデューサ1~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



○前回までのあらすじ●

→謎の人物・ファントムによってタテハ達はハートレスを倒す毎日を送っていた。ファントムの正体は綾辻黎とは知らず、戦いが続く中、リナが黎の所へやってくる
その正体はかつて蝶の虹を使っていたリルカと言う魔女のスパイだった
黎から蝶の虹を奪い返したリナは何故かリルカに変身した…⁉


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タテハ「…リナが裏切った⁉」

数分前、タテハ達は女子寮に来ていた
オスカーと言う指名手配犯がリナを追いかけており、リナとしのぶは女子寮に避難しているはずだった
タテハ達がやって来た時には、しのぶが拘束された状態で発見された

竜也「何があった?」

しのぶ「それがよく分からなくて、リナが突然私の事を縛って…ごめんって言ってばっかりだったから…」

仁「リナの奴…一体どうして?」

タテハ「とりあえずリナを探そう!そんな遠くには行ってないはずだと思うけど、一応皆にも連絡しておこう!」

タテハはすぐにスマホからメッセージを送る
それが終わると、リナを探し出した

宏一「タテハ、リナって子は…どんな子なんだ?」

タテハ「えっと…髪が短くてピンクで、少し影があるような子で…」

タテハが説明をしている時、ジェシーに1本の電話が入った
相手は茅からだった

ジェシー「ん?茅か?どうした?」

茅『あ!ジェシーさん大変です!』

何やら慌てている様子だった

ジェシー「落ち着け、何があったんだ?まさかオスカーが逃げ出したんじゃ…」

茅『いえそれは他の警官に任せまして…実は今人が倒れていると通報がありまして、駆けつけてみたら…!』

ジェシー「どうした?」

茅『あ…っ、綾辻くんが…!』

ジェシー「綾辻が倒れただと⁉」

仁「え⁉」

タテハ「!」

茅から連絡を聞いたタテハ達は、リナを探す事を一旦止めて、現地に駆け付けた
見ると住宅街の住人が集まり、救急車が止まっていた

ジェシー「すまない!通してくれ!」

タテハ「あ!綾辻さん!」

救急車に乗せられそうになる黎を見た
身体は白に近い肌色をしており、唇は青く、目に光が入ってなく、一回り痩せている

まるで、脱け殻の様だった

黎は救急車に乗せられ、病院へと運ばれた

仁「なんだったんだ…?今のは…」

茅「ジェシーさん!皆!」

現場にいた茅が駆け付けた

宏一「茅さん、一体何が…?」

茅「分からない…人が倒れているって通報があって、駆けつけたら綾辻くんが倒れていて…」

住人「あの…すみません」

そこに住宅街の住人と思われる人が現れた

茅「あ、この人が通報してくれたみたいなの」

住人「はい、あの…その事でお話がありまして…」

茅「え?なんですか?」

住人「重要か分からないんですが…実は通報する前だったんですけど、僕は家にいたんです。でも、突然外が騒がしくなって、男性と女性の声がしたんです」

宏一「男性と女性の声?」

住人「最初は痴話喧嘩なのかなって思ってたんですけど、それにしては何かおかしくて…」

茅「どんな風におかしかったんですか?」

住人「何か、返せ!とか待て!とか泥棒を追いかける様な感じみたいで…気になって家から覗いてみたら、今度は強い風が吹いてきたんです。驚いて1回目を放してしまって…再び見たら、今度は黒いドレスを着た女性が立っていたんです」

タテハ「なるほど、それで女性か…」

仁「黒いドレスって?」

住人「でも…その女性、何か不気味だったんです。何か突然笑ったりして、さっき運ばれた男性を…」

タテハ「え…?」

竜也「先生は…巻き込まれた?」

茅「何かあったんですか?」

住人「それが…」

震えながらだったが、住人は一部始終全てを話した

住人「女性が何か持っていて、光出したと思ったら…男性が突然苦しみだして、そしたら倒れて…!」

茅「そう…だったんですか」

住人「そ、その女性を止めようかと思ったんですが、僕怖くなって…!でも何もしないより良いかと思って、通報したんです…!」

茅「そうでしたか…話してくれてありがとうございます」

住人「さっきの男性の人、大丈夫ですかね?」

茅「きっと大丈夫ですよ、心配なさらないでください。御協力、感謝します」

住人からの話を聞いたタテハ達は、考え出した

タテハ「綾辻さんが誰かに襲われたってことだよな?」

仁「けど誰だ?黒いドレスの女が突然現れるってのも変だし…」

しのぶ「ねぇ、男性と女性の痴話喧嘩の話…男性って綾辻先生じゃないかな?流れ的に」

竜也「だとしたら女性は誰なんだ?知ってる人か、あるいは…」

宏一「それに綾辻さんの状態…あれは普通じゃない。まるで中身が無いみたいな…」

タテハ「!…中身が無い…⁉もしかしたら…!」