新アゲハ ~第17話 ファントム5~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



キーンコーンカーンコーン…

華林「はーい、皆。テストでお疲れのところ悪いけど、授業始めるわよ~」

お昼休み終了のチャイムが鳴った
華林は教室に現れる
タテハ達は、百鬼と会っているため、教室にはいない

華林「あら?瑠璃川くん達は?」

未来乃「あれ…?どこに行ったんだろう…?」

天真「サボりじゃねぇの?今度は6人一緒かよw」

華林「誰か聞いている人いる?」

タテハ達がいないことを知っている者がいるか確認する華林
その時だった

コレクター「オラァッ!」

ガシャーンッ!

華林「キャアッ!」

突然コレクターが教室の扉を思いっきり蹴って、入ってきた

未来乃「え…⁉」

しのぶ「ファントム…⁉なんで…⁉」

コレクター「よぉ、授業はお預けだ」

華林「そ、その声は…綾辻先生⁉一体どうしたんですか⁉」

コレクター「綾辻?知らねぇな!俺はコレクターだ!丁度良い、まず最初の1ページはお前に決めた!」

そう言うとコレクターは本を広げ、華林に本を当てた

シュバッ!

その瞬間、華林は消えてしまい、本には驚きと恐怖の表情の華林の顔が描かれた
これがコレクターの能力だ

寿「お、おいやべぇぞこれ!皆逃げろ!」

ダキ「皆さんこっちに…!」

コレクター「逃がすかよ!」

コレクターは本を開いて、フリスビーの様に投げた
投げられた本は生徒達に当たると生徒達を消して行き、コレクターの所に再び戻る
本にはコレクションとされた生徒達の顔が描かれていた

コレクター「まだだ!」

しのぶ「そうは…させないよ!」

シュルッ!

コレクター「!」

しのぶがコレクターの手足に向けて何かを発射した
それは裁縫箱から出した糸だ
しのぶのエスポワールだ
その効果は『発言までも操る事が出来る』
ところが

コレクター「残念だな!」

シュバッ!

しのぶ「なっ…!」

コレクターは操られる前に糸を本に封印した
しのぶのエスポワールが完全に消えたのだ
驚いているしのぶも、本の中に入れる

未来乃「しのぶ!」

雪音「は、早く逃げよう…!」

コレクター「ハッ!俺から逃げられると思ってるのかよ!」

リナ「っ…!」

リナはコレクターが暴れている隙に教室からこっそりと出た
タテハ達を探しに向かう

未来乃「きゃっ…!」

その間にコレクターはタテハのクラスメイト全員を本に飲み込んだ

コレクター「…まだまだだな」

本を見て、教室を出る
騒ぎを聞いたのか、他の教室から生徒達が出てきた

「わぁ!な、なんだあれ⁉」

「化け物だぁ!」

驚く生徒や教師が出てくるが、構わない
コレクターは次から次へと本に封印していく

タテハ「な、なんだ⁉」

百鬼から資料をもらったタテハ達は、悲鳴を聞いて駆けつけた
リナと出会う

リナ「タテハ…!」

タテハ「リナ!どうした⁉」

リナ「あ、綾辻先生が化け物に…!」

仁「なんだって⁉」

リナ「それで、教室にいた皆を…!」

タテハ「わかった!ここで待っててくれ!」

すぐにタテハ達はエスポワールを起動させ、教室へと向かう
到着すると、既にその階の生徒や教師達は居なく、しーん…と静かになっていた

雄一「急に静かだ…静か過ぎる…!」

聖「油断するなよ?」

淳之介「皆、気を付けて?」

竜也「どこだ…⁉」

コレクターの姿も無いため、さらに進んでいく

仁「綾辻先生はどこに…」

階段を登ろうと曲がったその時だった

コレクター「その男ならもういない!俺はコレクターだ!」

仁「!」

コレクターが階段の上に立っていた
本を投げて、仁を狙う

仁「おっと!」

仁はギリギリ避けることが出来た
だが

雄一「うわっ!」

シュバッ!
仁の後ろにいた雄一は気付くのが遅れてしまい、本に封印されてしまった

タテハ「雄一!」

コレクター「フンッ、まずは1人だ!」