新アゲハ ~第10話 小鴨 宏一2~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」
それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、大切な人を奪われた悲しみ、怒り、人生に絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。




黎「久し振りだね、まさかあんな小さかった少年がこんな大きくなるなんて…」

タテハ「俺も黎さんが教師をやってるなんてビックリですよ!」

お昼休み
タテハ達は黎と共に昼食を取ることになった
先程話せなかった事の続きを話した

雄一「まさか2人とも10年前に知り合っていただなんて…」

仁「てか最初の方で綾辻さん、タテハの事を迎えに行けって言ってませんでした?」

黎「いやごめんごめん、写真でしか見たことなかったから。それにうちのクラスだとは思わなくてね」

聖「もう体の方は大丈夫なんスか?」

黎「あぁ、何とかね」

タテハ「あ、そういえば休職してたんですよね?どうして…」

黎「!…まぁアゲハ族の方で色々あってね、大きく負傷してしまって…」

タテハ「そうだったんですね」

黎「いない間、随分迷惑をかけたね。事情は本部から色々聞いてるよ」

淳之介「あのファントムの事ですよね」

淳之介から、敵の名前が出た
あの事件のあと、タテハと仁から話を聞いた
謎の人物ファントムが“蝶の虹”を持っていること、そして黒木大雅のエスポワールを狙っていること…

黎「元アゲハ族であった黒木大雅のエスポワールは強力でね。それを狙うと言うことは…やはり裏の組織かもしれない」

仁「っ…!」

黎「あ、すまない仁。大丈夫、私も守るから」

仁「…すいません」

竜也「まぁ、どんな攻め方されようと…全力で守るけどよ」

タテハ「そうだな!ファントムって敵を倒して、“蝶の虹”を取り返して見せる!」

黎「フフッ、頼もしいなタテハくん。前まではあんなに小さかったのに…すごく成長したね」

タテハ「いやぁ~」

黎「それと学校にいる間は私のことは先生と呼んでくれよ?あと敬語もだぞ?」

タテハ「はい!」

宏未「あ!綾辻先生発見!」

タテハ達が楽しく会話しているところに、他のクラスメイト全員が現れた

雄一「あれ?皆で珍しいね」

しのぶ「そっちこそ、綾辻先生を独り占めしないでよw」

聖「は?」

ダキ「先生とたくさんお話したいです!」

香奈「先生!こっちこっち!」

黎「あぁ…引っ張らないで!w」

黎はクラスメイト達に引っ張られ、食堂を出た
とても人気のある教師の様だ

タテハ「すごい人気だね」

仁「綾辻先生は頭いいし、俺らの事をよく考えているからな」

淳之介「それに顔もかっこいいからね」

タテハ「なるほど、それでか」

聖「おいおい、どこまで行くんだ皆~!」

クラスメイト全員は校舎の外に出た
道路側の道だ
すると、1台の車が止まる
車の扉には「フラワーショップデイジー」と書かれていた

タテハ「?」

黎「あ…すいません。来客の方ですか?でしたら裏に回ってもらえば…」

黎が前に出て、運転席の人物に話しかける
その時、助手席が開いた

宏一「…相変わらずですね、黎さん」

黎「!君は…!」

タテハ「こ、宏一さん⁉」

助手席から、タテハの従兄弟である小鴨宏一が現れた
宏一の登場に、アゲハ族全員は驚く

仁「え⁉小鴨宏一って…!」

未来乃「き、“騎士の世代”の⁉本物⁉」

宏一「こんにちは、タテハがいつもお世話になってまーす。小鴨宏一です!」

竜也「小鴨宏一って確か和太鼓職人でありながら全国ツアーを展開する和太鼓奏者集団の“響”の1人で…」

宏一「おっ!よく知ってるね!」

将太「え⁉有名な方なんですか⁉」

豪「聞いたことねぇな」

千尋「全国回ってるなら有名なところだと思うよ?」

宏一「…まぁ、和太鼓なんてそうだろうな(・・;」

タテハ「どうしたんですか⁉いつ帰ってきたんです⁉」

宏一「ん?ついさっき、もうツアー終わってさ~。久し振りに家に帰りたかったけど、その前にタテハの顔見ておきたくてね」

?「ついでに私も来たわよ(*≧∀≦*)」

タテハ「え?」

運転席の窓が開いた
出てきたのは、宏一の彼女だ

ー宏一の彼女
 雛形 菊乃(24)ー

菊乃「久し振りね、タテハくん!」

タテハ「き、菊乃姉さん!」

聖「うっわ!美人!(*≧∀≦*)」

淳之介「わぁ、とても美しい女性だね(*≧∀≦*)」

大志「な、なんと可憐な…!」

勝平「き、綺麗な人だなぁ…!」

宏一「オイこら野郎共、俺の女に手ぇ出してんじゃねぇよ(-_-#」

しのぶ「あらら~w」

雪音「わーお♡」

菊乃「いいじゃないの宏一くん。あ、後で裏に回しますね」

黎「は、はぁ…」

タテハ「菊乃姉さんもどうして?」

菊乃「私は実家の花屋をこの郡山にも広げたいと思って2号店を築いたのよ。この高校の花替えもうちがやってるの。それで宏一くんが帰ってくるって言うから、迎えに行ったのよ~♡」

宏一「まぁ、タテハがいる高校にチラッと遊びに行きたいと思ってねw」

タテハ「そうなんですね~」

黎「でも驚いたな…まさか急にやって来るとは…」

宏一「まぁ驚くのは、俺だけで済まされるのはあれだけどね…!」

タテハ「え?」

宏一の引っ掛かるような台詞を言われたその時だった

バラララララ…!

タテハ「うおっ⁉」

仁「な、なんだぁ⁉」

突然、校舎の真上にヘリコプターが現れた