新アゲハ ~第8話 九条 天真9~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



タテハが通っていた前の学校で起きた事件の資料が教室にばら蒔かれていた
クラスメイト全員の机にも、黒板にもだ
黒板の中央には「瑠璃川タテハが起こした事件」とチョークで書かれていた

新「お、おい…これマジなのか?」

ダキ「信じられません…っ」

麻貴「うっそ…」

真太郎「ニュース見たことあったけど…タテハくんが…?」

クラス中大きくざわめく
すると仁は黒板の紙をビリッ!と思いっきり破いた

聖「仁⁉」

仁「…おい誰だ?こんなの書いたやつ」

仁は教室全体を見る
眼は、今にも人を殺しそうな恐ろしい眼をしていた

天真「…俺だけど?」

仁「!」

口を開いたのは天真だった
仁は天真に掴みかかろうとするが、聖に止められた

天真「いやー驚いたよ。転校してきた時に変な反応するから可笑しいな~って思ったら、こんな事件を起こしていたとはねぇ。人殺しがいたとは…」

雄一「人殺しって…!」

仁「おい、てめぇ何笑ってんだよ。そんなに面白いか?」

天真「あぁ、面白いねぇ」

仁「てめっ…!」

豪「おい仁!止めろ!落ち着け!」

そこに豪が入り、仁を止めた

仁「豪放せ!こいつ1回殴らないと気が済まない!」

天真「やれやれ、問題児同士は引かれ合うみたいだな。変だとは思ってたんだよねぇ」

竜也「…どういう事だ?」

天真「よく思い出してみろよ、ここ最近変な怪物が現れたりしてたろ?その怪物が丁度現れた時に転校してきたのが瑠璃川だ。あいつが転校してきたから、怪物がこの学校に現れたりしていただろ?もしかしたら、あいつが怪物を作り出している黒幕なんじゃないか?」

聖「はぁ⁉」

淳之介「ちょっと!そんな事…」

天真はこれまでの事件の黒幕はタテハでは無いのかと言う

天真「舘山、植田、紫村、弦也も怪物にされただろ?どんな気持ちだったよ?嫌だったろ?」

豪「そ、それは…」

香奈「ま、待ってよ。怪物にされたなんて記憶は無いけど…」

弦也「でも…嫌なことはされてないよ?」

つかさ「あぁ…てかよく覚えてはいねぇけど、怪物になる前は時計が壊れたって事かな?」

雄一「タテハくんがそんな事をする証拠はあるの?無いのに酷いこと言わないでほしいよ!」

天真「じゃあなんで黙っていたんだ?それにあんなにヘラヘラと笑っていられるなんて異常だろ」

仁「てめぇ…いい加減にしろよ…!」

仁が天真に言った

仁「黙って聞いてりゃ変な言いがかりをつけやがって…!タテハが悪者だ?こんな紙きれだけで決めやがって…!」

竜也「仁…」

仁「タテハがやったとかはどーでも良いとして、誰にだって話したくない過去や秘密だってあるのに、それを隠してて何が悪いんだ?言った方が良いのか?お前だって、隠し事の1つや2つあるだろ!」

天真「!」

仁「それにタテハが黒幕だなんて…豪の時はどうなんだ?お前が豪のブレスレットを踏みつけたから豪は怪物になったんじゃねぇのか⁉」

豪「あっ…」

仁「つかさだって、弦也だってそうだろ!お前が傷つけたから怪物になったんだろうが!タテハのせいじゃねぇ、お前のせいだろ!」

天真「な、何だと…⁉」

聖「そういやお前、弦也に謝ったのかよ!酷いこと言っといて!」

弦也「あ、いや俺は…」

天真「なんで謝らなきゃいけないんだよ!俺は殺されかけたんだぞ⁉謝るのはそっちだ!俺は全然悪くないからな!」

豪「おい何だよそれ!」

寿「ふざけてんのどっちだ⁉あぁ⁉」

天真の自分勝手な態度にクラスメイトの男子は怒り出す
すると

恵美「もしかして…これ瑠璃川くんじゃないんじゃない?」

天真の取り巻きの恵美が言った

天真「はぁ⁉恵美も何だよ!」

恵美「だって人を殺したって人が平気で人前に出れる?私なら絶対嫌だなー」

しのぶ「まぁ確かに。それなら他の県にでも行くねw」

雄一「ちょっと裁川さんは黙っていようか?」

宏未「タテハくんは人殺しなんてしないよ!あんなにヒーローが大好きなんだもん!私には分かるよ!」

生流「フッ、同感だ」

大志「すごく真っ直ぐな眼をしていましたからね」

千尋「誰かさんと違って、面白おかしく人をバカになんてしないからね」

天真「おい何だよお前ら!さっきまで味方なんてしなかったくせに!」

仁「ハッ、勘違いもそこまでにしろよ。こんな紙を出したところでお前に味方なんて出来るとは限らないぞ?」

ビリビリッ!と仁は紙を細かく破く
クラスメイトの冷たい眼は全員、天真を見る

雄一(…良かったかもしれない、タテハくんが今日いなくて。もし居たら、余計にタテハくんのことを…)

天真「…んだよ」

天真はくしゃくしゃと髪をかき乱す

天真「せっかく瑠璃川を1番の嫌われ者にして、いいスタートを切ろうかと思ってたのに…!」

仁「何がいいスタートだよ、こんなことして…」

天真「だったら作戦変更だ!俺に逆らう奴等は全員ブッ飛ばしてやる!」

そう言うと天真はどこからか、あのアンプルを取り出した
右手にアンプルを持ち、左手に首から下げている自分の剣型のネックレスを持つ

仁「は⁉」

雄一「あのアンプル!まさか⁉」

聖「おい!何してんだ⁉」

天真「オラァッ!」

天真は思いっきり、自分のネックレスにアンプルを打ち込む
一気に影が吹き出し、天真を包む
威力が強いため、天真の周りにいたクラスメイト達は吹き飛ばされた

影が無くなると、天真とは違う人物がいた
黒と銀の2色が目立つ海賊衣装にあちらこちらに散らばっているダイヤモンドの装飾、左目には眼帯がかけられており、そこに大きなダイヤモンドが付けられている
そして右手には、あのネックレスと同じ形をした大きな剣を持っていた

ー九条 天真
 改め キャプテンダイヤモンドー

弦也「て、天真⁉」

恵美「な、何その格好…⁉」

ダイヤモンド「フンッ!」

ドスッ!

キャプテンダイヤモンドはすぐに床に剣を突き刺した
その時だった

ゴゴゴゴ…!
ガシャァンッ!

「キャアァァアッ!」

「な、何だぁ⁉」

突然壁や床から鉄筋が現れた
それもグニャッとしてて、柔らかそうだ
だが感触は鉄筋そのもの
その鉄筋が現れると、教室の窓や入り口を塞ぐ

仁「うわっ⁉」

雄一「仁くん!」

仁の身体に鉄筋が巻きつく
曲がるほど柔らかく動くが、実際に触れると金属そのものだ
キャプテンダイヤモンドはと言うと、足元から鉄筋が突きだし、仁と共に上へと上がって行った

仁「てめぇ…どうするつもりだ⁉」

ダイヤモンド「どうする?そんなの決まってるだろ?俺から地獄をプレゼントしてやるんだよ!」

キャプテンダイヤモンドとなった天真
仁は止めようにもエスポワールが無い
他の仲間や無関係のクラスメイトも閉じこめられてしまい、どうすることも出来ない

この事態に気付いていないタテハは、どう動くのか…⁉




ー九条 天真ー




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新アゲハ
キャラクタープロフィールのコーナー

☆九条 天真

①4月27日
②176㎝
③AB型
④ステーキ
⑤ゲーム
⑥ピアノ
⑦なし
⑧父、母、兄、姉
⑨×
⑩市長の父を持つわがままDQN。
 学校では威張ってばかりだが、最終的には何かと痛い目を見るので憎めない。
 異例の若さで会社を起業した兄と、イギリス留学をしている才女の姉とは比べ、本人はそれほど成績は良くない。その事で兄とは衝突ばかり。
 2人取り巻きがいる。


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○NEXT●
→仁の秘密が明らかに⁉
そしてタテハのエスポワールに奇跡が…!