○前回までのあらすじ●
→黒い指輪が増えた⁉
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コンダクター「何⁉指輪が…⁉」
竜也「当ててみるものなら、当ててみな」
コンダクター(…まさか…!)
竜也の声に反応する
先ほど竜也が見せた幻覚を見せる能力
それで指輪を増やしたみたいだ
しかもこれは、作戦でもあった
仁「ここに来る前に、作戦を立てたんだ。そのラッパを塞ぐのがダメだったら増やして困らせてやろうってね」
タテハ「さっきのも一応、演技だったって訳」
コンダクター「…チッ…なら、幻覚を消すまでだ!」
コンダクターは指揮棒を振り、背中から2色の楽譜の五線を出した
幻覚で出来た指輪はすぐに消える
攻撃を続け、残った1つの指輪が出てきた
コンダクター「あった!」
竜也「仁!」
仁「あぁ…!」
仁とコンダクターは黒い指輪を目指して走り出す
互いに手を伸ばした
ガシッ!
仁「!」
コンダクター「やった!」
つかんだのは、コンダクター
そう思っていたが
コンダクター「…⁉」
コンダクターが手の中を覗いた時、驚いた
なんとそこにあったのは黒い指輪ではない
銀色の指輪だった
コンダクター「なっ⁉どうして⁉」
仁「それも作戦だよ」
コンダクター「⁉」
コンダクターは仁を見る
なんと、仁の手には黒い指輪があった
コンダクター「なっ!何故だ⁉」
竜也「最初から投げたのは、黒い指輪じゃ無かったんだよ」
仁「お前が交渉でも持ち込んでくると思っていたから、最初に竜也に幻覚をかけてもらった。その銀の指輪が黒い指輪に見えるためにな」
コンダクター「さ、最初から…騙していたのか⁉」
竜也「人聞き悪いな、作戦勝ちとでも言ってくれ。上手く行かないからと言って、人に当たるのはどうかと思うぜ?先輩」
コンダクター「っ!この…」
仁「てか俺らに夢中になって、誰かを忘れてるんじゃねぇか?」
コンダクター「は?」
タテハ「よっと!」
コンダクター「んなぁっ⁉」
背後から来るタテハに気がつかなかった
簡単に指揮棒を取られ、タテハに折られた
ハートレス『イヤァァァア…!』
指揮棒の中からハートレスが出てきた
タテハ「逃がさないぜ!」
タテハは折り畳みナイフを広げ、十字にハートレスを切った
すぐにハートレスは消えた
ハートレス『ギャァァア…!』
タテハ「おっしゃあ!」
ハートレスが消えた事で体育館も元に戻り、コンダクターも、身体の影が消えて、不和響介の姿に戻った
響介「…え?あれ?俺は一体…」
タテハ「よしっ!今日も勝ったぜ!」
仁「竜也、お前のおかげだ。サンキュ」
竜也「あぁ…いいよ」
…ギギギ…
竜也「?」
タテハ「なんだ?」
仁「!」
何か鈍い音がした
タテハの頭上のライトが、大きく揺れた
恐らく、コンダクターの超音波でぐらついているみたいだ
ブチッ!
タテハ「うわっ⁉」
竜也「タテハ!」
ライトが切れて、タテハのところに落ちる
竜也は反応するが、届くまで遠い
仁(まずいっ!)
仁は黒い指輪のスイッチを押した
エスポワールを起動させ、落ちてくるライトに向けた
ズガンッ!
バリンッ!
タテハ「…え?」
タテハの頭上からライトが落ちてくると思っていたが、落ちてきたのは、錆の欠片だった
竜也「仁…!」
タテハ「今のは…?」
タテハは仁を見る
仁の右手には、黒いリボルバー銃のコルト・パイソンがあった
ファントム「…!やはり奴が持ってたか!」
コンダクターが敗れ、諦めかけていたファントムだったが、大きな収穫を得る事が出来た
仁「…破壊の銃声‐カタクリズム‐…!」
仁が持っていたエスポワールで、ある大きな事件が、この時既に始まろうとしていた
ー奏江 竜也ー
完
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新アゲハ
キャラクタープロフィールのコーナー
☆奏江 竜也
①6月9日
②174㎝
③B型
④高遠そば
⑤音楽
⑥楽器全般弾けること
⑦なし
⑧父、母、姉(絶縁中)
⑨棒型の笛(幻覚を産み出すことが出来る)
⑩福島県のいわき市出身。クールで余り話さないが、音楽に関しては熱い。
音楽の英才教育を受けた影響か耳が良く、何でも音を聞き分ける事が出来る。
ロック音楽を聞き、興味を持った事が原因で現在家族とは絶縁中。
DaizyStripperのファン。
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○NEXT●
→仁との仲に亀裂が…⁉
さらに天真の周りに謎の現象⁉