新アゲハ ~第7話 奏江 竜也2~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



華林「おはよう皆~」

「おはようございまーす!」

担任の華林が教室に入ってきた
朝のホームルームが始まる
すると、いきなり華林が謝ってきた

華林「皆早速だけどごめんね、今度の体育祭なんだけど…昨日大事な事を伝えるのを忘れていたわ!」

雄一「大事な事?」

華林「今年も体育祭で鼓笛があるの。そこで各クラスから2人を出さなきゃならなくて…本当に大事な事をごめんなさい!」

「えーマジで⁉」

「今年もやるのかよぉ~!」

「面倒くさーい!」

タテハ「鼓笛?鼓笛って楽器弾いたりするやつ?」

宏未「うん。うちの学校では体育祭のオープニングに吹奏楽部の鼓笛があるんだ。でもその鼓笛は吹奏楽部がメインなんだけど、各クラスから2名出て、後ろの方で大きな旗を振るんだって。あ、ちなみに男女は問わないよ」

タテハ「何それ、そんなのやるんだ」

華林「本当にごめんなさい!今日中に代表を決めないとダメだって教頭先生に言われているの!今決めるから手を挙げて!我こそは鼓笛に向いているって人~!」

華林は挙手を求めるが、誰も手をあげない

華林(…だよね…(・・;)

天真「…ニヤッ」

クラスメイトの天真が何か考えたのか、タテハの方を見て笑った
そして手を挙げる

天真「はーい先生!さっきタテハがやりたいって言ってましたぁー!」

タテハ「は⁉((((;゜Д゜)))」

華林「あらそうなの⁉ならタテハくんやってもらってもいい⁉」

仁(九条の野郎…(-_-#)

タテハ「いや、俺は…(・・;」

華林「お願い!どうしてもなの!」

タテハ「え、ええと…や、やります…(・・;」

華林の顔を見たのか断れないと思ったタテハは、鼓笛に入ることにした

天真「ケケケッΨ(`∀´)Ψ」

タテハ(あいつ…(-_-#)

華林「他にやりたい人いるー?2人だからもう1人よー!」

竜也「…ん」

次に手を挙げたのは、竜也だった

華林「あら!奏江くんやってくれるの⁉」

竜也「まぁ…暇だし」

聖「へぇー珍しい」

淳之介「竜也くん滅多にやらないよね」

タテハ「竜也…っ」

華林「じゃあタテハくんと奏江くんで決まりね!2人は今日のお昼休みに体育館に来てね!そこで詳しく話をするから!」

そう言うと朝のホームルームは終わった
華林は授業のため、教室を出る
それを見たタテハは竜也のところに行く

タテハ「竜也!ありがとう!」

竜也「…何が?」

タテハ「旗を一緒に振ってくれるなんてマジでサンキュー!俺どうしようかと思ってて…」

竜也「別に、お前のためじゃねぇし」

タテハ「え?(・・;」

竜也「つか嫌なら止めてもいいよ、俺1人でも出来るし。まぁ決まったから文句言わねぇけど」

そう言うと竜也は席を立ち、教室から出た

タテハ「…何だよあれ…」

仁「気にするなよ、あぁ言う奴だから」

タテハ「仁」

仁「旗頑張れよ、去年は聖や東がやってたけど」

タテハ「え?そうなんだ」

仁「ところでお前、音程とか大丈夫か?リズム感とか」

タテハ「あぁ、リズムなら大丈夫。歌は…自信無いけど」

仁「なんで歌?まぁいいが…吹奏楽部のキャプテン、結構厳しいからな?」

タテハ「え?そ、そうなんだ…」

天真「可哀想になぁ~、お前吹奏楽部の先輩に酷い目に遭うなよなぁ(笑)」

タテハ「九条てめぇ…!(-_-#」

仁「つかお前なんでタテハ推薦したんだ?(-_-#」

天真「いいじゃねぇかよ、先生も期待してるみたいだしさw」

タテハ「それはお前が勝手に言ったからだろうが(-_-#」

天真「まぁ精々頑張るんだなぁ、そして失敗してみーんなの前で大恥かけよwww」

と、天真はゲラゲラ笑いながら向こうへ行った

仁「あの野郎…(-_-#」

タテハ「見てろよ、俺だって出来るってこと証明してやる…!(-_-#」

天真を見返してやるため、タテハは本気になった

その日の昼休み
鼓笛隊の旗をやることになった生徒達は体育館に集まった
1年から3年までいる

タテハ「わぁ…こんなにいるのか」

竜也「……」

堂島「えー生徒の皆さん、集まったみたいですね」

そこにやって来たのは、教頭の堂島巌雄だ
資料を配り、説明を始める

堂島「新入生の人は初めてなので分かりやすく話しますが…」

タテハ(へぇ…なんだ、旗を振るって言っても上下に振る感じか。回したりしないんだ)

竜也「……」

タテハ(……さっきから竜也無言だなぁ…)

竜也は普段口数が少ないが、同じアゲハ族として仲良くしたいと思っている
そのためには、何か共有できる話題を見つけなければならない

タテハ(確かプロフィールには、ロックバンドが好きだって書いてあったっけ?でも何ロックだっけ?何か書いていたんだけど……)

竜也「…何?」

タテハ「え?」

竜也「人の顔ジロジロ見てんじゃねぇよ」

タテハ「ご、ごめん…っ」

竜也に睨まれ、タテハは黙った

タテハ(仁は見た目怖いけど話しやすい…でも竜也は見た目は普通なのに話しかけづらいな…(・・;)

堂島「…でありまして、以上が説明となります。今日の放課後にまた体育館に集まってください。今度は吹奏楽部の方々と練習です」

「ええぇーーーーーー!」

堂島「な、何だそのえー!は!((((;゜Д゜)))」

堂島の説明が終わり、解散となった

タテハ「竜也…今日練習する?」

竜也「するけど?何?何か用でもあるのか?」

タテハ「い、いや何も…!一緒に行こうぜ!」

竜也「別いいよ、合わせなくて」

タテハ「なっ…(そんな事言わなくても…)」

竜也との関係はまだ、ギクシャクしていた