華林「おはよう皆~」
「おはようございまーす!」
担任の華林が教室に入ってきた
朝のホームルームが始まる
すると、いきなり華林が謝ってきた
華林「皆早速だけどごめんね、今度の体育祭なんだけど…昨日大事な事を伝えるのを忘れていたわ!」
雄一「大事な事?」
華林「今年も体育祭で鼓笛があるの。そこで各クラスから2人を出さなきゃならなくて…本当に大事な事をごめんなさい!」
「えーマジで⁉」
「今年もやるのかよぉ~!」
「面倒くさーい!」
タテハ「鼓笛?鼓笛って楽器弾いたりするやつ?」
宏未「うん。うちの学校では体育祭のオープニングに吹奏楽部の鼓笛があるんだ。でもその鼓笛は吹奏楽部がメインなんだけど、各クラスから2名出て、後ろの方で大きな旗を振るんだって。あ、ちなみに男女は問わないよ」
タテハ「何それ、そんなのやるんだ」
華林「本当にごめんなさい!今日中に代表を決めないとダメだって教頭先生に言われているの!今決めるから手を挙げて!我こそは鼓笛に向いているって人~!」
華林は挙手を求めるが、誰も手をあげない
華林(…だよね…(・・;)
天真「…ニヤッ」
クラスメイトの天真が何か考えたのか、タテハの方を見て笑った
そして手を挙げる
天真「はーい先生!さっきタテハがやりたいって言ってましたぁー!」
タテハ「は⁉((((;゜Д゜)))」
華林「あらそうなの⁉ならタテハくんやってもらってもいい⁉」
仁(九条の野郎…(-_-#)
タテハ「いや、俺は…(・・;」
華林「お願い!どうしてもなの!」
タテハ「え、ええと…や、やります…(・・;」
華林の顔を見たのか断れないと思ったタテハは、鼓笛に入ることにした
天真「ケケケッΨ(`∀´)Ψ」
タテハ(あいつ…(-_-#)
華林「他にやりたい人いるー?2人だからもう1人よー!」
竜也「…ん」
次に手を挙げたのは、竜也だった
華林「あら!奏江くんやってくれるの⁉」
竜也「まぁ…暇だし」
聖「へぇー珍しい」
淳之介「竜也くん滅多にやらないよね」
タテハ「竜也…っ」
華林「じゃあタテハくんと奏江くんで決まりね!2人は今日のお昼休みに体育館に来てね!そこで詳しく話をするから!」
そう言うと朝のホームルームは終わった
華林は授業のため、教室を出る
それを見たタテハは竜也のところに行く
タテハ「竜也!ありがとう!」
竜也「…何が?」
タテハ「旗を一緒に振ってくれるなんてマジでサンキュー!俺どうしようかと思ってて…」
竜也「別に、お前のためじゃねぇし」
タテハ「え?(・・;」
竜也「つか嫌なら止めてもいいよ、俺1人でも出来るし。まぁ決まったから文句言わねぇけど」
そう言うと竜也は席を立ち、教室から出た
タテハ「…何だよあれ…」
仁「気にするなよ、あぁ言う奴だから」
タテハ「仁」
仁「旗頑張れよ、去年は聖や東がやってたけど」
タテハ「え?そうなんだ」
仁「ところでお前、音程とか大丈夫か?リズム感とか」
タテハ「あぁ、リズムなら大丈夫。歌は…自信無いけど」
仁「なんで歌?まぁいいが…吹奏楽部のキャプテン、結構厳しいからな?」
タテハ「え?そ、そうなんだ…」
天真「可哀想になぁ~、お前吹奏楽部の先輩に酷い目に遭うなよなぁ(笑)」
タテハ「九条てめぇ…!(-_-#」
仁「つかお前なんでタテハ推薦したんだ?(-_-#」
天真「いいじゃねぇかよ、先生も期待してるみたいだしさw」
タテハ「それはお前が勝手に言ったからだろうが(-_-#」
天真「まぁ精々頑張るんだなぁ、そして失敗してみーんなの前で大恥かけよwww」
と、天真はゲラゲラ笑いながら向こうへ行った
仁「あの野郎…(-_-#」
タテハ「見てろよ、俺だって出来るってこと証明してやる…!(-_-#」
天真を見返してやるため、タテハは本気になった
その日の昼休み
鼓笛隊の旗をやることになった生徒達は体育館に集まった
1年から3年までいる
タテハ「わぁ…こんなにいるのか」
竜也「……」
堂島「えー生徒の皆さん、集まったみたいですね」
そこにやって来たのは、教頭の堂島巌雄だ
資料を配り、説明を始める
堂島「新入生の人は初めてなので分かりやすく話しますが…」
タテハ(へぇ…なんだ、旗を振るって言っても上下に振る感じか。回したりしないんだ)
竜也「……」
タテハ(……さっきから竜也無言だなぁ…)
竜也は普段口数が少ないが、同じアゲハ族として仲良くしたいと思っている
そのためには、何か共有できる話題を見つけなければならない
タテハ(確かプロフィールには、ロックバンドが好きだって書いてあったっけ?でも何ロックだっけ?何か書いていたんだけど……)
竜也「…何?」
タテハ「え?」
竜也「人の顔ジロジロ見てんじゃねぇよ」
タテハ「ご、ごめん…っ」
竜也に睨まれ、タテハは黙った
タテハ(仁は見た目怖いけど話しやすい…でも竜也は見た目は普通なのに話しかけづらいな…(・・;)
堂島「…でありまして、以上が説明となります。今日の放課後にまた体育館に集まってください。今度は吹奏楽部の方々と練習です」
「ええぇーーーーーー!」
堂島「な、何だそのえー!は!((((;゜Д゜)))」
堂島の説明が終わり、解散となった
タテハ「竜也…今日練習する?」
竜也「するけど?何?何か用でもあるのか?」
タテハ「い、いや何も…!一緒に行こうぜ!」
竜也「別いいよ、合わせなくて」
タテハ「なっ…(そんな事言わなくても…)」
竜也との関係はまだ、ギクシャクしていた