タテハが転入するクラスは、2年A組で28人
タテハを含めて29人だ
担任の華林の挨拶が終わると、タテハの紹介になった
華林「えーと言う訳で、今日からこのクラスに新しい仲間が入ります。皆、仲良くしてね!」
タテハ「会津から来ました、瑠璃川タテハです。よろしくお願いします」
タテハが挨拶すると、クラスの全員は注目する
そのほとんどは髪を染めたり、ピアスをつけたり、服装も個性的で派手な見た目だ
タテハ(会津とは大違いだな…(・・;)
華林「タテハくん、他に紹介は?趣味とか…」
タテハ「あ、趣味はアニメ鑑賞や特撮番組を…」
『何か幼稚なんだよねー』
タテハ「…!」
最後まで言おうとしたが、過去の事を思い出してしまった
また「子供みたい」と思われてしまう
そう思っていたが
?「え⁉ヒーロー物好きなの⁉私も好き!(*≧∀≦*)」
タテハ「え?」
1人、タテハの趣味を聞いて喜んだ女子生徒がいた
ー出席番号28番
八千代 宏未(16)ー
タテハ「う、うん…好きだけど…」
宏未「私も大好きなんだぁー!あ、私八千代宏未って言うの!(*≧∀≦*)」
?「フフフ…と言うことは我に味方が増えるのだな…!」
と、教室の入り口近くに座っている男子生徒が言い出した
ー出席番号1番
饗場 生流(16)ー
饗場「かつて混沌と化した世界、『アンダーソサエティ』を救ったのは我、イズだった。しかし我の力を狙う悪の組織、『マッドコマンダー』の手により、肉体と精神が分断されてしまう。そして我はマッドコマンダーから逃れるため、別の平行世界の住人にして、自らの精神の波長があう少年、この生流の中に宿ったのだった──」
タテハ「…誰?」
宏未「私と同じ“ヒーロー同盟”の饗場生流くん、特撮が好きなんだ!(*≧∀≦*)」
タテハ(厨二キャラか…)
華林「こーら、饗場くんに八千代さん。席に戻って」
宏未「あ、すいません!」
饗場「ハハハハ!では生流に戻るとしよう!」
タテハ(な、なんだ…良かった…)
アニメや特撮と言う言葉を使ってしまったら、また変な目で見られるかと思ったが、同じ趣味を持つクラスメイトがいて、ホッとした
華林「新しい仲間も加わった事だし、今年の事を少し話すわね。皆は今年から高校2年生になった訳だけど、そろそろ進路の事も考えなきゃいけないから、気を抜かない様にね!進路相談はもちろんだけど、今年は職場体験や保護者の方を呼んで、どんな職種でどんな内容なのかを発表する授業も近々あるから!」
タテハ(へぇ…そんなのあるんだ)
華林「もちろん進路だけじゃなく、体育祭や文化祭、そして修学旅行もあるからね!近くなったらまた説明するから!」
?「おっ!体育祭かぁ!」
?「グハハ!今年ももらったぜぇ!」
?「今年も俺らが優勝だぁ!」
体育祭と言う言葉に反応する
余程自信があるみたいだ
タテハ「…ねぇ宏未、このクラスって去年の体育祭優勝してんの?」
タテハは前の席の宏未に話しかける
宏未「うん、うちのクラス体育会系が多くてね。去年なんて2位のクラスにダブルスコアの差つけて勝っちゃったからねw」
タテハ「すっげ…(・・;」
宏未「去年と同じクラスなら今年も優勝かな?ボクシング部の日々谷聖くん、陸上部の紫村つかさくん、空手部の2トップの東千尋ちゃんと浪川大志くん、バスケ部の瀬野尾将太くんに剣道部の間宮雄一くん、そしてアメフト部の舘山豪くん」
タテハ「うわすっごいなぁ…」
華林「…と言う訳で、今年もよろしくね」
と、丁度華林の話が終わった
一気にクラスメイト全員はタテハに注目した
?「タテハくんこんにちは!」
?「会津のどこ住んでたんだ?」
?「こっち来る時って試験あった?」
?「なぁなぁ!猫好きか⁉」
?「貴方…オカルトとかに興味ある?」
?「分からないことがありましたら、僕が教えてあげますね!」
タテハ「あ、ありがとう…」
タテハの周りにクラスメイトが集まる
様々な質問をされ、少し困っていた
仁「あーあ、あんなに質問するなって…(・・;」
?「おいおい、そんなに近寄んなよ~。ウザがられているぞぉ?」
と、タテハの周りに集まるクラスメイトに向かって、水を差している男子生徒がいた
ー出席番号10番
九条 天真(16)ー
タテハ「…?」
天真「よぉ、ようこそ“都会”の郡山に。“ド田舎”こ会津からわざわざ」
タテハ「はい?」
仁(あーあ、出た出た。九条の転入生いじり…(・・;)
天真「しかしこの時期に転入だなんてなぁ。余程前の学校で何かあったみたいだなぁ?」
タテハ「…!」
天真に言われ、ギクッとなった
タテハの額から冷や汗が出てくる
仁「…?」
?「ちょっと九条くん!新しい仲間に向かってそんな言い方…!」
タテハ「あ、いや…大丈夫だよ」
一瞬だけ過去の事が見えたが、すぐ切り替えた