新アゲハ ~第2話 耳無 芳子6~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



正直郡山の高校に行くことになって不安はあった
また前と同じことが起こるんじゃないのかと…

だが仁と出会えて、そんなことは思っている場合では無かった
とりあえず高校のことは後で考え、今はアゲハ族の最終試験の最中だ
予想外の事が起きても、中止になったとしてもタテハは最後までやるつもりだ

タテハ(ナイフの浄火は1度のみ!それはハートレスが出てきた時だ!見たところ…ハートレスはあのスカートの下の掃除機の中だな…!)

バキュームマムが迫るが、タテハは冷静に考えた
ハートレスの居場所も分かった
後はハートレスを出して、倒すだけだ

タテハ(つってもあんなにでかいんじゃあな…)

バキュームマム「オラオラオラァッ!」

バキュームマムの威力は止まらない
吸い込み続け、街の人々や車が身体に入っていく

ファントム『バキュームマム、素晴らしい吸引力だ。そのままアゲハ族も吸い込んでしまえ』

バキュームマム「了解だよファントム」

ファントムの声が聞こえ、返事をする

芳一「ママ…すげぇな…」

芳二「けど、なんかやりすぎじゃ…」

芳三「あ!ママ!あいつ店の方に!」

芳三がタテハを見つける
タテハは駅ビルの中に入っていく

バキュームマム「そんなところに隠れても無駄だよ!」

バキュームマムはタテハを追おうとした
しかし

…ガコンッ!

バキュームマム「あら?…入らないね」

バキュームマムが大きすぎて入り口に入ることが出来ない
仕方なく、入り口で待っていることにした

バキュームマム「出てきた所を一気に吸い上げてやる!」

バキュームマムの掃除機の威力が増す
入り口のガラスは割れてしまい、吸い込まれるが、その奥までは風は届かない

タテハ(あの大きい掃除機を外側から壊すのは無理だな、中から壊そう。って言っても自ら吸い込まれてゴミと一緒になりたくないし…)

走りながら何とかして打開策を考えた結果、中から壊してハートレスを出そうとした
何か使えそうな物が無いか、駅ビルの中を探す

タテハ「…茅さんは…武器は1回だけだけど、他のアイテムは使うなって言って無かったよな?なら使えるものを探して…」

掃除機を中から壊すため、何か使えるアイテムが無いか探す
探しているうちに食品コーナーに到着した

タテハ「食品か…水ならどうだ?金はかかるけど…」

水を吸い込ませて掃除機を壊す事を考えた
しかし防水が効いている物だとしたらダメだ

タテハ「やっぱりダメか…ん?」

タテハはあるものを見つけた

タテハ(そういえば俺…ガキの頃、実家で留守番してた時に“あれ”落としちゃって、掃除機で取ってたんだっけ?そしたら母さんに叱られて…)

過去の事を思い出した瞬間、タテハなアイデアがピンッ!と来た

タテハ「そうだ!これだ!」

“ある物”を手にしたタテハはすぐレジへ向かう
3つ購入して、すぐにバキュームマムのところに向かった

バキュームマム「んんん?まさか逃げたんじゃないだろうねぇ?」

芳一「ママを置いて逃げるなんて…腰ぬけだな!」

芳二「ところでママ…ずっと吸い込み続けているけど大丈夫?」

バキュームマム「ん?まだイケるよ?」

芳三「あれ?何だこれ?」

芳三はバキュームマムの足元に、謎の赤いランプを見つけた
それも点滅している

芳三「…まさか…」

タテハ「おーい!こっちだよ掃除機オバサン!」

バキュームマム「あ゛ん?」

タテハが別の入り口から出てきた
手には手提げ袋がある

バキュームマム「私はバキュームマムだよ!すぐに吸い込んでやる!」

タテハを狙って進みだした
吸引の風がタテハに襲うが、タテハは手提げ袋から“例のもの”を取り出した

それは、カレー粉だった

バキュームマム「ブッ…!アハハハハハハハ!か、カレー粉ぉ⁉そんなんで私に勝てんのかい⁉笑わせんじゃないよぉっ!ヾ(≧∀≦*)ノ〃」

カレー粉が出てきたことにバキュームマムや耳無ブラザーズは笑うが、タテハは本気だ

タテハ「俺なんか吸い込んでも良いことないよ、変わりにこれあげる!」

タテハは買ってきたカレー粉を全部開け、バキュームマムに投げた
バキュームマムは恐れずに吸い込む

バキュームマム「カレー粉なんて怖くないね!」

タテハ「ヤッベ…!」

カレー粉が無くなり、タテハはすぐに建物の方へ逃げるが、何故か角へ入った

タテハ「ッ…!」

バキュームマム「もう逃げられないよ…!私を怒らせるとこうなるのさ!」

八方塞がりになってしまい、逃げられない
絶体絶命の状況

…かと思ったが、ここで予想外の事態が起きた

…ピタッ

バキュームマム「え?」

バキュームマムが止まってしまった
吸引の風も止まった

タテハ「…ふぅ、角に避難してたけど助かった…っ」

芳一「ママ⁉どうしたんだ⁉」

バキュームマム「な、なんで動かないんだい⁉このっ!」

芳三「あれ?ランプ消えてる」

先程確認した赤いランプが消えていた
それを見て芳三は確信した
あれは、充電ランプなんだと…
さらに予期せぬ事態が起きた

プーン…

バキュームマム「ん?何だいこの臭いは?」

どこからか変な臭いがする
それは、カレーの臭いだった
臭いの元は、バキュームマムの身体からだ

芳二「うわっ!ママ…カレー臭いよ…(・・;」

バキュームマム「私が臭いって…いや、実際臭いのか(・・;」

芳一「まさか…さっき吸ったカレー粉が…?」

タテハ「その通りだよ」

4人の前にタテハが出てきた

タテハ「掃除機で粉ものを吸っちゃダメなんだよ。特に臭いが強いものはね。吸っちゃうと臭いがずーっと残るんだって。特にカレー粉は洗っても臭いは落ちないよ(笑)」

バキュームマム「え⁉じゃ、じゃあ私はずっとカレー臭いのかい…⁉((((;゜Д゜)))」

芳一「いやそれは嫌だな…さすがに…(・・;」

バキュームマム「嫌だぁ!私がカレー臭いなんて耐えられない~!(T△T)」

芳三「ママ落ち着いて…(・・;」

タテハ「大丈夫だよ、方法は1つだけある」

バキュームマム「え?ほ、本当かい?」

タテハはとある案を出してきた





タテハ「その下の掃除機、俺が壊したら大丈夫だよw」