メデューサの変身が解け、出てきたのはリルカだけ
アランの姿は無かった
アランは木陰に隠れていた
メデューサの変身が解けた直後、隠れたみたいだ
アラン「これはさすがに殺られたくないな…リルカ様には申し訳ないけど、おいとましますw」
と、木陰からリルカを見ながらアランは姿を消した
リルカ「っ…!おのれ…!」
リルカも諦めていなかった
崩れたアジトにすぐ戻る
宏一「あ!待て!」
宏一達もリルカを追いかけた
アジトに到着すると、瓦礫の下から蝶の虹を手に取った
カプセルにはヒビが入っているが、中の蝶の虹は無事だった
隆聖「しまった!」
リルカ「フフフフ…残念だったわね!殺られたのなら、またハートレスに心を渡せばいいだけよ!この蝶の虹は誰にも渡しはしないわ!」
そう言うとすぐ手をかざして、ハートレスを産み出した
宏一「まずい!」
登志夫「おいやり過ぎだ!止めろぉ!」
リルカ「誰にも私を止められないわ!」
リルカにハートレスが貫通しようとしたその時だった
ズガンッ!
ハートレス『イヤァァァ…!』
リルカ「え…⁉」
突然の銃声と同時に、ハートレスが消えた
弾丸が飛んできた先を見ると、黎がアゲハ族の拳銃を向けていた
黎「そこまでだ」
宏一「黎さん!」
リルカ「っ…!」
黎「いくらハートレスを生み出しても、私がこの銃で消してやる。さぁ、蝶の虹を渡すんだ」
リルカ「くっ…!」
さらにリルカは森の中に逃げ続けた
隆聖「あ!また逃げた!」
登志夫「くそっ!往生際が悪いな!」
黎「確か…あの先は…!」
黎は森を出た先を思い出した
そこは、海に繋がる崖だった
リルカ「…!」
さすがの高さの崖には、リルカも足を止めた
その後ろにすぐに宏一達は追い付いた
リルカ「来るなぁ!あっち行け!」
宏一「どうして…どうしてそんなにその石にこだわるんだよ!そんなに力が欲しいのか⁉」
リルカ「えぇそうよ!私は魔女の血を引く者として、力が手に入らなかった!世間を騒がせているあの“女”の様に私も偉大になりたいの!だから隅っこで指を咥えているのはもう真っ平よ!」
隆聖「それだけが理由…⁉それだけで関係ない子供を誘拐したのか⁉」
登志夫「あんた最低な女だな!」
リルカ「何度でも言いなさい!私はこの石を使って頂点に立って見せるわ!」
黎「悪いが…その石はあんたが持っていいものじゃない!」
黎はそう言うと銃を向ける
そして、蝶の虹が入っているカプセルに向けて撃った
ズガンッ!パリンッ!
リルカ「あっ…!」
カプセルに弾丸が貫通し、その衝撃でリルカは手からカプセルを放してしまった
カプセルは、崖へと飛んだ
リルカ「いやっ…!イヤァァァァァァアッ!」
黎「まずいっ…!」
リルカはすぐに放した手をカプセルに戻した
だがそれも束の間
勢いのあまり、カプセルを手にしたが崖から落ちてしまったのだ
黎「まずい!」
黎が先に崖に駆けつける
しかし、そこにはもうリルカの姿は無かった
宏一「リルカ…⁉」
隆聖「どこに消えたんだ…⁉」
登志夫「逃げた…のか?」
黎「はぁ…はぁ…!」
崖から手を伸ばしていた黎も悔しい表情をする
その時、空にヘリコプターが飛んできた
宏一「え?」
ヘリコプターにはアゲハ族のマークが書かれていた
隆聖「アゲハ族だ!」
登志夫「助かったぜ!」
黎「良かった…!」