アゲハ ~エピソード0 騎士の世代と蝶の虹(シエルモルフォ)33~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



メデューサの変身が解け、出てきたのはリルカだけ
アランの姿は無かった
アランは木陰に隠れていた
メデューサの変身が解けた直後、隠れたみたいだ

アラン「これはさすがに殺られたくないな…リルカ様には申し訳ないけど、おいとましますw」

と、木陰からリルカを見ながらアランは姿を消した

リルカ「っ…!おのれ…!」

リルカも諦めていなかった
崩れたアジトにすぐ戻る

宏一「あ!待て!」

宏一達もリルカを追いかけた
アジトに到着すると、瓦礫の下から蝶の虹を手に取った
カプセルにはヒビが入っているが、中の蝶の虹は無事だった

隆聖「しまった!」

リルカ「フフフフ…残念だったわね!殺られたのなら、またハートレスに心を渡せばいいだけよ!この蝶の虹は誰にも渡しはしないわ!」

そう言うとすぐ手をかざして、ハートレスを産み出した

宏一「まずい!」

登志夫「おいやり過ぎだ!止めろぉ!」

リルカ「誰にも私を止められないわ!」

リルカにハートレスが貫通しようとしたその時だった

ズガンッ!

ハートレス『イヤァァァ…!』

リルカ「え…⁉」

突然の銃声と同時に、ハートレスが消えた
弾丸が飛んできた先を見ると、黎がアゲハ族の拳銃を向けていた

黎「そこまでだ」

宏一「黎さん!」

リルカ「っ…!」

黎「いくらハートレスを生み出しても、私がこの銃で消してやる。さぁ、蝶の虹を渡すんだ」

リルカ「くっ…!」

さらにリルカは森の中に逃げ続けた

隆聖「あ!また逃げた!」

登志夫「くそっ!往生際が悪いな!」

黎「確か…あの先は…!」

黎は森を出た先を思い出した
そこは、海に繋がる崖だった

リルカ「…!」

さすがの高さの崖には、リルカも足を止めた
その後ろにすぐに宏一達は追い付いた

リルカ「来るなぁ!あっち行け!」

宏一「どうして…どうしてそんなにその石にこだわるんだよ!そんなに力が欲しいのか⁉」

リルカ「えぇそうよ!私は魔女の血を引く者として、力が手に入らなかった!世間を騒がせているあの“女”の様に私も偉大になりたいの!だから隅っこで指を咥えているのはもう真っ平よ!」

隆聖「それだけが理由…⁉それだけで関係ない子供を誘拐したのか⁉」

登志夫「あんた最低な女だな!」

リルカ「何度でも言いなさい!私はこの石を使って頂点に立って見せるわ!」

黎「悪いが…その石はあんたが持っていいものじゃない!」

黎はそう言うと銃を向ける
そして、蝶の虹が入っているカプセルに向けて撃った

ズガンッ!パリンッ!

リルカ「あっ…!」

カプセルに弾丸が貫通し、その衝撃でリルカは手からカプセルを放してしまった
カプセルは、崖へと飛んだ

リルカ「いやっ…!イヤァァァァァァアッ!」

黎「まずいっ…!」

リルカはすぐに放した手をカプセルに戻した
だがそれも束の間
勢いのあまり、カプセルを手にしたが崖から落ちてしまったのだ

黎「まずい!」

黎が先に崖に駆けつける
しかし、そこにはもうリルカの姿は無かった

宏一「リルカ…⁉」

隆聖「どこに消えたんだ…⁉」

登志夫「逃げた…のか?」

黎「はぁ…はぁ…!」

崖から手を伸ばしていた黎も悔しい表情をする
その時、空にヘリコプターが飛んできた

宏一「え?」

ヘリコプターにはアゲハ族のマークが書かれていた

隆聖「アゲハ族だ!」

登志夫「助かったぜ!」

黎「良かった…!」