アゲハ ~第63話 マーサ・カラミティ6~ | 創作小説「アゲハ」シリーズ公開中!

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「アゲハ族」それは現在の闇社会に存在する大きな殺し屋組織。しかし彼らが殺すのは「闇に支配された心」。いじめやパワハラ、悲しみ、怒り、絶望して命を絶ってしまう…そんな人々を助けるため、「闇に支配された心」を浄化する。
※趣味で書いてます。※誤字脱字多いです。



マーサ「…それから私は泣くことを止めて、笑うことを増やしたの」

弥生「…へぇ、そうだったのか」

マーサ「……あれ?」

マーサはハッと気がついた
弥生が何故納得したのか、一瞬?マークを浮かばせたが、理由が分かった

自分の過去を、ベラベラと弥生にいつの間にか話していたのだ

マーサ「わ゛ー!なんでなんで⁉なんで話したの私は!((((;゜Д゜)))」

弥生「今かよ、気付くの遅ぇ…(・・;」

マーサ「ま、まさか私の過去をすべて知ったんじゃ…ないよね?どこまで話した?」

弥生「はー…?えっと、ガキの頃に天使の像を割って、それから近所の人に“不幸の子供”って呼ばれていたけど、サニーって言う友達が現れて、一時期幸せに。それも束の間、身体の病気でその友達が亡くなって、悲しんだけど、死んだ友達が現れて、笑うことを約束した」

マーサ「わ゛ー!もう全部喋ってたぁーっ!((((;゜Д゜)))」

話したことを後悔し、パニくるマーサ
弥生は呆れて物も言えなかった

弥生「…なんでそんな過去なのに、アラクニッドファミリーに入ったんだ?いやそれ以前にアゲハ族に入る必要も無いんじゃないのか?」

マーサ「え?うーん…まぁ私も最初はアゲハ族なんて知らなかったよ。でもね、スカウトされたんだよね」

弥生「スカウトだと?」

マーサ「うん、アメリカのアゲハ族の人に。そしたら私と同じ悩みを抱えていた子供がたくさんいてね、その人達のためにも、助けてあげたいって思ったんだよ!」

弥生「…その人に、銃を教わったのか?」

マーサ「ううん、違う人。日本人の人で、確か…」

マーサは教えてくれた日本人のアゲハ族の名前を出した
それは、弥生にとって驚く人物だった

マーサ「“トシキ・カラカゼ”って言ったかな?」

弥生「…は?」

名前を聞いて、弥生は驚いた
トシキ・カラカゼを日本人の名前に直すと「空風俊樹」になる
つまり、彼は弥生の父親だ

マーサ「でも10年くらい前にその人が死んじゃってさ、その人を含めて家族も死んじゃったんだよね。でも1人だけ子供が生きていたんだよ。私その子を助けたかったんだ」

弥生「おい………」

弥生はマーサを止めようとした
これ以上話したら、嫌な記憶を思い出しそうになる

マーサ「でもその子は家族を殺されちゃったからすごく静かで何も話さなくて、部屋に引きこもりっぱなしだったの!そんで私が高校生になった時にはもうアゲハ族に居なくてね!」

弥生「止めろよ…」

マーサ「でもね、その子がいなくなったと同時にアゲハ族の武器が無くなってね。なんでかな?なんで君が持ってるのかな?」

弥生「るせぇよ…」

マーサ「え?何?聞こえないんだけど…」

ズガァンッ!

バリィンッ!

マーサ「!」

突然、マーサの銃に弥生の弾丸が飛んできた
マーサの銃は、持つところがバラバラに床に落とされる

マーサ「なっ…何するの⁉」

弥生「さっきからペチャクチャペチャクチャ…!ベラベラと!人のことを考えて喋れよバカ女!(-_-#」

マーサ「な、なんで怒ってんの…?」

弥生「てめぇ気が付いているんだろ?気がついてこんな話を…!」

マーサ「な、何の事…?」

弥生「それに父さんは…!お前らに…!お前ら過激派に殺されたんだよ!」

弥生が心に秘めていた過去がついに爆発した
家族を過激派に殺されて、ずっと我慢ならなかった思いが、火山のように溢れ出たのだ