トーキョーN◎VAアクト感想 [嵐の王と神鳴りの詩] | *Aquril-Mythra*

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主にTRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)のセッション記録&感想をつらつらと綴る、t*a*r*oの個人的ブログです\(^o^)/
Neuro/CrowD系アクトの感想もこちらに記載したいと思いますのでどうぞよろしくお願いします!(`・ω・´)
[Twitter→@tokitobito]

11月第一週の土曜日は、taro作成のオジリナルシナリオ「嵐の王と神鳴りの詩」にルーラー参加させて頂きました!

 

今回は、前回(*感想記事*)参加者のみなさまから頂いたコメントを踏まえ、シナリオを大きく改変・ブラッシュアップしてセッションに臨んだので、果たしてこの修正が上手くいくかどうか、かなり不安でした。

 

また、今回は経験上2回目のオンラインN◎VAセッション、しかも初(オンセ)ルーラー、さらには参加者の方にはお初の方が2人もいらっしゃる、という、自分にとっては慣れない尽くしの環境でしたが、卓メンバー全員に親切にフォロー頂き、みなさんとても協力的にアクトを盛り上げて頂きましたので、諸々の不安は杞憂に終わり、楽しいセッション(少なくとも僕にとっては)となりました
みなさん、本当にどうもありがとうございました!m(_ _)m

 

***
アクトタイトル:嵐の王と神鳴りの詩
出典:オリジナル (t*a*r*o [@tokitobito] 作)
ルーラー:t*a*r*o
プレイヤー数:4人
プレイ時間:5時間

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以下、感想です!
まずは、アクトトレーラーをご紹介。

 

はじめに在ったのは、天からの光。
「雷(いかずち)」と呼ばれたソレは、人類の叡智により「電気」となった。

人は自然を克服する力を手にし、灯であった文明は、いつしか大きな炎となった。

そして―

 

その炎が天を蹂躙するとき、
災厄の街は大いなる嵐に包まれる。

 

「神鳴りの詩」
嵐の王を鎮め、無力な人々の安寧を願う詩。
それは、ニューロエイジでは忘れられた、遠い昔のおとぎ話(フェアリーテイル)

 

トーキョーN◎VA THE AXLERATION
『嵐の王と神鳴りの詩』

 

運命を紡ぐ詩を、君と共に語ろう。

 

…シナリオに関する徒然は前回(*感想記事*)を参照して頂くとして、今回は主にシナリオヒロインのリソース配分(関連の深いPCが積極的にコミュニケーションを取れるような配置に変更、想定ムーブの最適化)の改善や、よりスムーズにシーン展開が流れるよう、ゲストの行動やシーン登場のタイミングの改善、想定ムーブの変更等の修正を加えました。

 

この修正は(自分の中で)概ね成功で、初版のシナリオよりもよりスムーズなアクト運営ができるようになった感触がありました。

 

今回は多人数でのオンライン(ボイス)セッションということで、オフラインセッションとの環境差を覚悟してセッションに臨んだのですが、多人数環境においても思ったより実環境との落差はなく、ヘッドセットを通しての会話のみでも、十分に複数人数間のコミュニケーションが取れる、ということを発見したのは大きな収穫でした。

(といっても、みなさん非常に気を遣って頂いて、他人にスポットライトが当たっているシーンではきちんと傾聴モードに入られていたので、プレイヤーさんたちのお力によるところが大きいとは思いますが…)

 

また、情報項目を共有メモとして場に貼りつける等、オフラインでは出来ない機能・ツールを活用できるところもオンラインセッションの良い点ですね。


何よりも、自宅にいながらにして遠隔地の方とプレイできる、というのは本当に素晴らしいことだと思いました!

 

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そんな感じでとても素晴らしいキャスト、プレイヤーさんたちに恵まれたセッションだったのですが、ここで今回のステキなキャストたちをご紹介です!

 

・“火星人アイドル☆星野うらら”山田敏子(カブキ◎● / ミストレス / トーキー)[プレイヤー:梔子薫さん]
(自称)17歳の(売れない)アイドル。ストリートライブやデパート屋上ライブ等、ドサ周りのロビー活動に勤しむ苦労人だが、(文句をいいつつも)何事もポジティブに捉え、そしてやさしい心を持つ慈愛のひと。

 

…シナリオヒロインとのコミュニケーション、ロールプレイも見事ながら、ヒトリノヨミチ(PC4)との掛け合いも見ていて楽しい良キャストでした!

 

このシナリオはPC1のカブキのキャラクター性によってシナリオの雰囲気や方向性が大きく変わる(ように出来ている)のですが、今回の敏子さんのポジティブな性格とヒロインに対するやさしさは、シナリオを良い方向に進ませ、ストーリー性を産み出す原動力になっていたと思いました。

 

プレイヤーの梔子薫さんとはお初の同卓で、どういうプレイスタイルの方なのか存じ上げなかったのですが、キャラクターロールを積極的に演じられており(しかもとても上手い)、他のキャスト、ゲストとのインタラクティブなコミュニケーションを積極的に取って頂けて、ルーラーとしても非常に助かりました!

 

しかもパッと瞬時にステキな演出を差し挟んだり、キャスト性を台詞回しやムーブに乗せて上手く表現されていたり、とても感服しました!

(特に、エンディングでの《暴露》の演出はとてもステキでした!)

 

・ぬらりひょん(アヤカシ◎ / カリスマ● / クロマク)[プレイヤー:ODAさん]
トーキョーN◎VAに住まう、齢数百の大妖怪。どこからともなく他人の家に入り、茶や煙草を飲んだりして自分の家のようにふるまうという存在。

 

…キャラクター造形のインパクトもさることながら、“ぬらりひょん”の伝承をデータで表現してしまう(住宅エリアの「幽屋」の効果により、他人の家の登場判定目標値を上げてしまう)あたり、流石N◎VA巧者のODAさん…!

 

しかもカット進行においてもそのデータマイスターっぷりは如何なく発揮されており、セットアップで仕掛けられた<†悪徳の金貨>+<†腐敗の王>により、「白兵専門の敵ゲストがムーブアクションを取れず(<†腐敗の王>の効果でマイナーで解除できず)、接敵できない」という憂き目にあったときにはホントどうしようかと思いましたw

(強コンボを閃くあたりも流石ですが、キャスト性に合致した技能なのがまた良いですねぇ…)

 

そして何より今回驚いたのは、
ODAさんがシリアスなキャストを出してきてくれた!

ということでしょうか(笑)


…慣れないオンセマスターに、<◎DAセンス>全開は無体だと感じられたのでしょうか…?

ODAさんのやさしさをそこはかとなく感じましたw

 

おかげで、シナリオの雰囲気を損なうことなく(いや、普段のODAさんのキャストが何か損なっているワケではありませんが…)、ストーリーを進行させることができました!

大感謝です!

 

・空条アスカ・ジョンソン(カゼ◎ / イブキ● / タタラ)[プレイヤー:鉄鎖さん]
公式ゲストであるバービー・ジョンソンの孫で、シルバーレスキューの第一線で活躍する若き女性隊員。バービーのことを「ババア」と吐き捨て、組織のしがらみや政治的圧力に屈することなく己の信念を貫き通す熱き17歳。

 

…キャストのモデルは女版の「空条承太郎」ということでしたが、借り物のキャラではなく、トーキョーN◎VAに住まう、人々の日常を守る「イブキ」としてのキャラクター性が確立された、鉄鎖さんの個性が上手く光る、オリジナリティ溢れた魅力的なキャストでした!

 

今回のアクトでは各キャストの推奨設定上、どうしても社会的地位が(パーティの中で比較的)高いイブキが対外交渉の矢面に立つケースが多くなりがちで、かつシナリオ構成上、最初ヒロインと行動を共にするのはこのイブキなので、イブキのムーブがシナリオ進行を左右するといっても過言ではないくらい重要なポジションになっています。

 

鉄鎖さんはこういったシナリオの空気感を読み、キャラクターロールでは非常に熱い掛け合いを繰り広げつつも、話が進展する方向に会話を上手く誘導していかれるので、ルーラーは本当に助かった…というか感服致しました!

 

さらには、自分がスポットライトが当たるシーンではテンポ良くニューロな掛け合いを繰り広げ、そうでないシーンでは他のキャストの見せ場を尊重し、一歩引いたプレイングに切り替えるのが本当に見事だなぁ、と思いました。

 

僕も見習わなければ…!

 

・“宵を祓いし房箒の乙姫 (ハブラシマジョ)”ヒトリノヨミチ(クグツ◎ / マヤカシ● / バサラ)[プレイヤー:あるばがるどさん]
災厄前から連なる魔女の血族“火炎公”アイムを信奉する“プチストリ”という種族の姫。“火炎公”アイムが千早重工の社長である千早雅之と契約したことから、彼女たちもまたそれに倣い、姫であるヒトリノヨミチが千早に派遣されることとなった。

 

身長は通常の人間の10/1程度。箒ではなく歯ブラシを使い空を飛び、千早のエグゼクの飼い猫「オニサンコチラ(定時になるとご飯を食べにエグゼクの家に帰ってしまう)」を使い魔として行動する小さき魔女。

 

…あるばがるどさんはNeuro/CrowDにいくつもの素晴らしいシナリオを掲載されている方で、掲載されたシナリオを使わせて頂くことも多く、一度ご同卓してみたいと常々思っていたのですが、念願叶って今回ご一緒させて頂くことができました!

 

投稿されているシナリオも、大変面白くかつ技巧的、様式美に溢れていて、実はプロの方なのではないかと推測しているのですが、そのあるばさんが作成されたキャストもまた、非常に個性的で、かつ魅力的なキャラクターでした!

 

キャラクター造形も非常に深く練られており、「プチストリの一族は自分が怖いものの名を子供につける風習がある(このため、姫の名前は“ヒトリノヨミチ”になった)」等、「そのキャラクターをどんどん知りたくなる」ような設定を盛り込んでおられるのもスゴイ…!

 

アクトでは、「地上から20cmは我らの領土」と主張し、敏子さんと漫才のような(?)掛け合いを繰り広げる等、癒し系マスコットのような和みムーブと、敵ゲストも圧倒する(データ的にも…)強大な力を持つ魔女としてのムーブの対比が大変印象的でした!

 

***
…そんな訳で、不慣れな中、高いハードルを飛び越えながらのセッションでしたが(いろいろ至らない点等もあり、ご不便をお掛けしましたm(_ _)m)、終わってみれば(みなさんのご協力のおかげで)、とても楽しく、大きな充実感と達成感を感じられたセッションでした!

 

おかげさまでこの自作シナリオ「嵐の王と神鳴りの詩」も大分整形されてきましたので、この日のフィードバックを反映・修正して、僕もNeuro/CrowDに投稿させて頂きました(11/9投稿)。

 

Neuro/CrowDは現在掲載待ちのシナリオが多く、また管理人さまもご多忙ということで掲載はまだ大分先になりそうですが、もし掲載されましたら是非遊んでやってください!m(_ _)m

 

それでは、ご参加の皆さん、どうもありがとうございました!
今後も機会を見つけてご同卓頂ければ幸いです!m(_ _)m