皆さまこんにちは。
一昨日こちらのコンサートへ出かけて参りました。
タイの首都バンコクにある最大規模のスラム街に生まれた音楽教室で活動する青少年オーケストラ、イマヌエルオーケストラの初の来日公演。
23年前、ノルウェーのキリスト教宣教師が、スラムにあるイマヌエル・ルーテル教会の協力により開講した音楽教室で学ぶ子どもたちだけの演奏団体です。
ここでは、子どもたちの自立と将来への希望のために音楽教育が無償で行われています。
彼らの音色、真剣な眼差し、楽しそうにアンサンブルしている姿が本当に素晴らしく、処所目頭を熱くしながら心よりの拍手を送りました。
なぜ人は感動するのか。
演奏が素晴らしいから?
では、どう素晴らしいのか。
それは、
どれだけの人が思いを込めて彼らと向き合ってきたのか、
それを受け取ってどんな想いで演奏しているのか、
辛いこともあったはず。。
仲間や自分自身と葛藤することもあったかもしれない。
そんな困難を乗り越えて乗り越えて
紡がれる音楽は
それら全てが振動となって伝わるからなのだと
私は思っています。
音楽を"聞く"のではなく、
"聴く"
という漢字が使われるのには
耳と目と、心に響くものだから。
自分が奏でる音色が、
誰かの癒しや勇氣になると、
それはそのまま自分に還るだけでなく、
その"誰か"の身近にいる大切な人にも伝わるだろうし、
還してもらった自分も、その勇氣をまた別の誰かへ渡していける!
音楽って1が10にも100にもなる、
無限大のチカラを持っているのです。
あらためてそのチカラに心震えたコンサートでした。こちらのコンサートでは、引き続きプロジェクトを応援してくださる方を大募集しています。
少額から支援できますので、ご興味のある方はこちらをご覧頂ければ幸いです。
私は、このコンサートを聴いたあとに
つくづく音楽をやっていて良かった、私の人生にこんなにも音楽が寄り添ってくれていることが幸せだと感じました。
我が家は裕福でもなんでもなく、
寧ろいつもお金に困っているような家庭で、
小学生の頃、まわりのお母さんたちは
殆ど専業主婦だったような時代でも、
母はずっと働きに出かけていたので学校から帰ってきても家にいたという記憶はなく、
学校から帰ったら、いつも手作りのおやつを用意してくれているようなお友達の家が羨ましいなぁと思っていたこともありました。お腹が空いたら、自分でよく卵焼きを作って妹と食べていたなぁ。。
そんな環境でしたが小学校1年生のある日、
学校から帰るとエレクトーンが家にあったのです!
嬉しくて嬉しくて、その日のことはすごくよく覚えてます。木造平屋の狭い家にキラキラと輝くエレクトーン!音色のつまみを動かすと、幾つもの音が代わる代わる響き、それはもう夢中になりました。
後から聞いた話では、これといった取り柄もない私が音楽がすごく好きな様子を見て買ってみたということでしたが、、
それが一生物の一粒の種になるなんて。
ここから私の音楽好きは加速し、、
エレクトーンも習い続け、
中学高校では吹奏楽部に入り、、
高校卒業したら就職してもらいたかった両親の思いとは裏腹に、音楽学校へ進学したいと言い出したものだから、母は朝から夕方までの仕事を終えたあとに、もうひとつパートを掛け持って、夜中まで働いていました。
"お金がない"
を理由にいつでもやめることができたと思います。
でもそれをしなくて、
それを(親から)させられなくて
本当に良かった。。
貧しいながらも、音楽をただただ続けさせてくれたことは、本当に有り難かったなと思います。
音楽が嫌いな子どもっていないんです。
カプマリでもたくさんの親子コンサートをしてきてる中、これは確実に言えることと思っています。
演奏が始まると目が輝き、自分も何か表現したくてうずうず堪らなくなる子どもたち。
音楽に合わせてのリズム遊び、ダンス、本当に楽しそうにやっています。
音楽を暮らしの身近に置くことは、
そのまま生きるチカラにつながる!
生きるチカラとは、困難を乗り越えるチカラ。
それが勇氣です。
湧き上がる底力。
私はこの先の音楽活動で、
より一層その想いを深めて伝えていく
それを軸に歩んでいきます!
この秋〜冬も沢山の演奏機会があります。
ぜひお子さま、またはお孫さんと一緒に生演奏に触れてみませんか?
子どもと一緒に何かを経験するという時間は限られています。私の12歳になる娘が心身ともに成長期を迎えている今、切実にそのリミットを感じます。
そしてコンサートはもちろんおひとりさまでも。
家族のため、会社のため、色々な役割で世のため人のために頑張っている皆さまへ。自分だけのために時間やお金を使ってご褒美あげてください
"生きるチカラ"の思いを紡いだオリジナル曲
3曲配信中!