片目でJapan ~移動 |  ランゲンディンゲン便り

 ランゲンディンゲン便り

 Brief aus Rangendingen

南ドイツの街、からのお便り
季節のもの、伝統、歴史、豊かな自然、気持ちのまま綴ります。

 

夕方の便でここセントレアから鹿児島へ。

 

途中、機内から見下ろす各市街の様子、

 

「明るいな。」

「ライトが白い。」

 

これが印象

 

ヨーロッパの街は暗い。

照明がオレンジっぽい色に統一され、輝く白さがない。

 

誰かが言っていたっけ:「夜明るいのは日本とオランダくらいさ。」

 

ドイツの道は、アウトバーン=高速道路だろうと、街路灯がない。

 

真っ暗な中をヘッドライトだけで走る。

 

慣れればどうってことないけれど、

日本人の感覚ではとまどうに違いない。

 

日本人は明るいのがお好き?

 

窓から見下ろす風景に改めて思った。

 

🚌

 

空港からのバスに並んでいると、

「え、金生町?止まりませんよ」と案内の人に言われる。

止まるバスは、30分後だという。

 

とまどっていると、緑の上着の人が

「大丈夫!何処何処から歩けますよ。」と声をかけてくれる。

 

「乗ります。」と決め、車内へ。

なんとなく、一番後ろの席にたどり着くと、<緑の人>が隣にいた。

 

これもなんとなくの、問わず語り。

「12年ぶりのお里帰りなんですよ。」と言うその人。

転勤が多く、大阪からだそう。

 

私が「鹿児島は大好き!人もオープンで親切!」というと

満足そうにうなづく、緑の人。

 

その人は、降りるはずの停留所を私のために乗り越し、

一緒に降りてくれて、歩く方向を示してくれた。

 

「ありがとうございます。ご一緒でよかった、、

一人だったら不安だったにちがいないです。

どうぞ、いい休暇を!」

 

6日間、久しぶりの故郷で過ごすのだという、緑の人。

 

親切なひと。

 

いつも、親切な人が現れる!

 

3日間、ここにいるだけれど、

またまた、私の心象はよい方向に。

 

「鹿児島」

 

明日は桜島に挨拶できる。

 

 

地震のニュースに驚きながら、改めて自然災害の多いこの国を思う。

 

少しでも早く治まることを祈りつつ、、

 

おやすみなさい。