一人合宿 |  ランゲンディンゲン便り

 ランゲンディンゲン便り

 Brief aus Rangendingen

南ドイツの街、からのお便り
季節のもの、伝統、歴史、豊かな自然、気持ちのまま綴ります。

 

珍しく、同輩がローマの美術館へ、実測の仕事で、一人で出かけている。

こんなことは、10年に数回の稀なること、

 

窓を開けてバタバタしていると、お隣さんが出てきて挨拶。

訳を話すと、「ああ、いっぱい掃除できていいわね。」

~??

ちょっと、リアクションが違った!

ドイツ人て、そんなに掃除が好きなんだ、、、

これまた、ちょっと買い物に行くと、3件先のガストホフの女主人。

『掃除なんてとんでもない。あんた、のんびりするのよ。』とカツを入れられる。

私の苦労を知っていていつも、かばってくれる、偉大な人なのだ。

 

あまり電話できない母、日本にいる母に電話すると、

「あんた、ご馳走を食べるのよ!一人の時だからこそね。」

昔は母娘けんかもしたけれど、この頃はひとりの先輩として見られるようになった。

”親子ほど年の違う”というけれど、たかが20か30、50も違わない。

この頃はそんな風に思う。

 

というわけで、一人のお昼(そうです。今はお昼。日本より7時間遅い、時差)

残り物アレンジのボロネーズソースと普段食べられない幅広ヌードル。。

(同輩は細麺が好き。対する私、時に”きしめん”タイプも食べたい。)

サラダは我が家菜園からのベビーリーフ的大きめ葉っぱと、ラディッキョ。

この2つは色合いがマッチして仲良し野菜、と勝手に決めて、、、

 

粉チーズを入れているのは、アンティークの<芥子入れ>

この国の食文化らしくアンティックマルクトに行くと様々な芥子入れが並んでいる。

私はもうひとつ、持っている。

ママローザはよく言っていた;芥子は健康的にいいからね。

ふんふん。

 

というわけでー;3日間、一人合宿と決めました。

来週から始まる、恐怖の10日間。3本4本だて、、、

頭に詰め込むこと多々、淡々。(=tata,tan tan =♫♩♩ !? )

楽譜が交錯すること山のよう。

今は1時間のお昼やすみ。

 

インターネットを見てふらふらしていると、うそのように時間が早く過ぎるのに、

頭をかかえて専門用語を辞書で引いていると、なかなか過ぎない時間。

意地悪な時間!

ちょっとお休みしてまた、始めよう。

時にこんな時間も楽しい!と一人ごちて、、、

 

                                                              ***

 

サラダサーバーは前に紹介した女性の彫刻家が自作をプレゼントしてくれました。

普通のサーバーは大きすぎて、ちいさいボウルに合わない。

やっぱり、女性らしい思いやりはいい!

木材は<りんごの木>、彼女はケーキサーバーも木で作るのだそう。。

キュンストマルクト=アーティストのお祭り、で売るのだそう。