幸運!? |  ランゲンディンゲン便り

 ランゲンディンゲン便り

 Brief aus Rangendingen

南ドイツの街、からのお便り
季節のもの、伝統、歴史、豊かな自然、気持ちのまま綴ります。

煙突そうじさん

朝早く、なにやら騒がしい、と思ったら煙突そうじ、だった。
この国では、みな、まきストーブを持っている。故、必要事項。
日本ではお馴染みのない光景、チムチムチェリーじゃないけれど、少しマイナーなイメージ?
でも、この国では公務員レベル。
金色のボタンの制服もりりしくやってくる。
今日現れたのはなんと、女性だった。
ブロンドの髪をきりっとまとめ、きびきびしている。

ラッキー!また、この煙突そうじ屋さんは新年のラッキーアイテムなのだ。
昔はシルクハットを被ってやってきたらしい。そのマークは今も健在。
四つ葉のクローバー、馬の蹄鉄、そしてこの煙突そうじ、あ、てんとう虫も!
これがドイツのラッキーアイテム。
(長く私は、煙突そうじのドイツ語を「煙突の虫」と思っていた。発音が似ているので、、
そして、はた、と気がついた!ちがった、、虫ではなかった、、人である。失礼しました。)

これはラッキー、今日の一枚に使おう!そう思って待っていると、
同輩と彼女、何か、議論を始めた。我が家には煙突は2つ(まきストーブ用と暖房設備のため)
暖房のほうは10月にやったからまだ必要ないと同輩が主張。彼女はついでだからと引かない。
ドイツ人の議論は半端ではなく、2人は決裂してしまった。
かくして、私はシャッターチャンスを失った。残念!

それで止むを得ず、前の人の写真をもう一回写して”写真の写真”でごめんなさい。
彼もとてもハンサムでかっこうよく、いつも写真をとらせてもらっていた。
かっこういい!というと、照れもせず、にっこり。

今年のラッキーアイテムを逃して、大丈夫かな、私たち。