ランゲンディンゲン便り

 ランゲンディンゲン便り

 Brief aus Rangendingen

南ドイツの街、からのお便り
季節のもの、伝統、歴史、豊かな自然、気持ちのまま綴ります。



11月の最終日、

第1週目のアドベンツを迎えました。


日本から戻ってすぐに、

冷水の洗濯機に放り込まれたよう!

(注:ドイツの洗濯機は温水設定、30〜95度)


クリスマスはすぐじゃないか。

冷や汗たらり。

あれもこれも、と焦っても始まらない、

何が一番重要なのか考えながら

日を送りました。




例年のように、緑の素材、モミの木など。

「アドベンツクランツ」*は友人達と

お喋りしながら作り上げ、

けれどまだ、ドアに下げるクランツがまだ。

これは外せません。


*テーブルの上に置くクランツ、上に4本のロウソクを置き

アドベンツ毎に一本ずつ灯すのを増やしていく仕組みです。





これも急がなくちゃ。

間もなく「旅」に出るベビーのための靴下。



みんな恒例の「クリスマスクッキー」の焼き上げに入っているらしい。けれど私は今週2回ある、演奏を終えてから、と宣言しています。


何が大事かって、もちろん「練習」第一!


ケーキを焼くんだったらそうだ!

「シュトレン」にしよう。

クッキーは始められないけれど

せめて、と取り掛かりました。


日本でもこの頃、人気だと聞きます。

でも日本人気質?どんどん凝って色々なものが入っているらしい。

私はスパイスも入れず、最低限でシュトレンらしい味である方が好きです。


(日本のレシピを見て、小麦粉の量が少ないのにびっくり。私のドイツレシピは500g、

大抵2回は作るので1kg。多分日本のオーブンは小さいせいでしょうね。)



急に来客が決まり、

「アドベンツクランツ」をテーブルへ。

飾りもロウソクもまだ、です。


勝手にアドベンツは12月1日のような気がしていたのですが、今日だと聞いてびっくり!


今年はみんな飾りが早いな

どうしてなんだろ、と思っていたら

私が遅れている、遅いだけだった!

なんたるお粗末!





土曜日にはランゲンディンゲンでも

小さな「クリスマスマーケット」が。

「ミステル」や、みんなの手作り品、アドベンツクランツも靴下も、温かいグリューワインや焼きソーセージも買える、

窓から眺めました。


と、静かにクリスマスソングが聞こえてくる。

誰かがきっと子供が吹いているのでしょう。

メロディだけのシンプルなクリスマスソング。

でも拡声されて流れるテープの音楽よりずっといい。

ランゲンディンゲンはこれでいい。

寒い中手にして吹かれるトランペット、

白い息とともにほかほかのその音は

きっと天まで届くに違いない。



ランゲンディンゲンのクリスマスシーズンは今、

始まったばかり!


         ******


お客の到着前に同輩から

赤いリボンを付けた方がいい、

そう言われ、慌てて手っ取り早く付けました。

時間の余裕はなく、形作ったのをくっつけただけ。ちょっとどう見ても派手ですよね-

後で考え直そう。





こちらも即席で、、急げ、とのせただけ





なんとか間に合った、

と自分で思ったアドベンツ!

靴下も間に合いましたよ〜



一夜開けたら、霧の朝。

日本も冷えて来たのでは?

どうぞ、お元気で!


❤︎