ランゲンディンゲン便り

 ランゲンディンゲン便り

 Brief aus Rangendingen

南ドイツの街、からのお便り
季節のもの、伝統、歴史、豊かな自然、気持ちのまま綴ります。



灰色の日が続きます。


お元気でしょうか?


日本選手のオリンピックでの活躍を見たいけれど

こちらではなかなか放送されず

不満な日々です。




今日は「観光の旅」ではまず、訪れることのない

場所にご案内しようと思います。


友人が「腰」手術のあと、

3週間に渡って滞在した場所、

言ってみれば「リハビリセンター」へと


私達は迎え行きました。


まずは立派な建物だ、と感心。





入り口には 1595年に設立とあり

え、1500年代?!


驚きました。


もう一度高い屋根を見上げれば

Kurhaus 「クアハウス」

Schwefel Bad =そのまま訳せば「硫黄風呂」


硫黄水がここで見つかったことから

始まったとのこと。


なんとなく日本の温泉にも

硫黄の匂いのするものがあったかも、

と思いを巡らせました。







そして中に入れば、、


(鏡に写ってしまってますね、お恥ずかし!)



ええ?


クラシックな雰囲気、

ここはホテルか,とも思える落ち着いた空間です。




病院だのリハビリだのは

コンクリートの建物のイメージ、

日本ではきっと、そうだと思います。


私もいまだ、それから抜けられず

驚きが続きました。




きっと実際のリハビリ訓練場所では

違うのでしょうが

こんな落ち着いた場所にいられたら

それは幸せなことだと感じます。




でもそういえば、

ドイツでは病院も歴史的建物であったり。

古い建物をきちんと維持し

効果的に使うことに長けているんだと

改めて思いました。




友人が昔は「王様」もここでリハビリをしたのだと説明してくれて、高い天井を見上げながら

納得して頷きました。


ここは「食事」の場、広間です。







私達は2階へ上がります。


白い空間のホール

グランドピアノも白


緞帳の奥を覗けば、パイプオルガンも。

ああ、日曜日の礼拝もあるのだと

納得です。


椅子の紫色が白い空間にエレガントで

とても落ち着きます。





ここでは

なんという偶然か

もう一人友人が滞在していて

私達は一緒に、楽しくカフェタイム。


その人は「膝」を手術してのリハビリで

やはり3週間ほどの滞在。


友人二人は共に満足していて

もしまたリハビリをするなら、ここ!


個室にはバルコニーもあるのだといいます。




林の向こうの建物もやはりこの施設の場所。


丁度、外を歩くグループと一緒になり


「一緒に歩く?」


杖をついた人に言われてにっこり。


ドイツの人はいつも冗談好きです。



友人の荷物も積み込んで

「出所」する彼とともにこの場所を

後にしました。


周りは森。 


散歩するのに困らないね。


なんと恵まれた環境。


そして歴史ある場所のかもすエネルギーは特別です。


今では不要になった「杖」も積み込んで

いつもより少し饒舌な友人の顔は

リラックスした良い顔。


良かったね。



この週末、彼はなんと

オリンピックを見に出掛けている筈です。


イタリアはお隣の国。

〜車で行ってくる。


多分5、6時間ほど走るのでしょう。

バイアスロンを見るのだとか。

80ユーロの入場料。多分一種目で)


元気になって良かった。

本当によかった。


お迎えに行った私達も、なんだかいい気分で


ランゲンディンゲンに戻りました。



❤︎