大型犬の介護生活でかなり頭を悩ませ、試行錯誤し、介護うつになりそうなくらい大変だったのが排泄です。
当初の私の考え方の軸が、
とにかくどれだけ私が大変になってもいいから、ゴンタが快適、苦痛が少ない
でした。
なので、オムツは基本やりたくない。
するのは必要最低限にして、なるべくフリーに。
やってみて気づきましたが、こうなると私は排泄のタイミングを考えて、つきっきりで観るしかなくなります
そんなことをしたら、終わりが見えない介護に疲弊するかもしれないのに、この時の私は視野が狭くて、自分のやり方にこだわりすぎていました。
いつかまたトイレと散歩で排泄を。
そして、暑いだろうからオムツは控える。
しばらくはあきらめられず、トイレで排泄を目標に、休日は家事をしながらつきっきりでした。
床でオシッコするたびにシートで拭き、記録。
ゴンタは排尿回数が多くて、毎日10回はしていました。
夜中に4〜5回することも。
そのたびに掃除。
これではいくら可愛いと思っても私の身がもたない。
この時の自分を振り返って思うのは、
こんな目標を持つのは悪いわけではないけど、その前に私が潰れたら介護できなくなる、ということすら考えていなかったなぁと。
今、何を優先するのか、何が大事なのか。
私が潰れたら、介護だけでなく収入も途絶えます。
猫たちも高齢で、ゴンタ以外にケアが必要な猫もいるというのに。
なので、ようやくあきらめがついたのは
仕事から帰宅直後に床とゴンタが排泄まみれになっているのを見た時からでした。
3回のウンチまみれを経験して、やっとわかりました。
オムツつけないと私のストレスになる。
ゴンタも汚れてストレスになる。
シャワーするのもゴンタに負荷がかかる。
あきらめて部屋のトイレを撤去し、基本的にオムツにしてみたら、床は汚れなくなり、ウンチまみれもなくなりました。
これからはオムツに慣れてもらう。
その中でお互いがストレスが少なくなる方法を。
考え方を切り替えました。
そんな葛藤がありながら、現実的に今まで以上にかかるシートやオムツのコスト。
大型犬のオムツは5枚で1,000円以上
1枚200円として、月6,000円以上かかります。
今までの4倍以上のコストに驚き
なので、これは人用の介護オムツを使うしかない、手を加えて活用しよう!
と考えました。
あとは、オムツも安くはないので、人用の尿取りパットや尿漏れパットも活用してみることに。
長くなるので、次の記事に続きます。