子供の頃十五夜お月様には
ススキとピンクの花がついた萩を取りにいって
花瓶ではなく、その辺のあき瓶に挿し
窓辺に供えられたのはお団子ではなく
大きな鉢にてんこ盛りにされた
里芋とイゲ豆の炊いたんである
「今日はお月見の日や」と言われると
今夜のおかずは「芋の炊いたんか」と
残念な気持ちになったものです
それでも
大きな丸いお月さんを見て
「あれがうさぎちゃうか?」
「こう見たらみえる」などと妹と二人で話ながら
大量に炊かれた里芋を口にほうばって食べました
去年だったかお友達の香港の旅話を聞いた時のこと
「月餅」と書いて「げっぺい」という
お月見の中国菓子を教えてもらいました
「月餅」とは月に見たてた丸い菓子で
餡子と松の実、ナッツ等が入っているお饅頭
日本で売っているのは、日本人向けに
アレンジされているみたいです
梅田、阪神百貨の食品売場
新宿中村屋が有名でしょうか
私も見た時に、「あぁこれね!」と思いました
ススキは随分前に買って飾ってあります
今日は仕事が遅番なので一日前倒しのお月見です
お月様に感謝
まん丸お月様のようにはならぬ里芋
色々と作って頂きました
日本の四季を愉しむ人でありたい
26日に第3回のコラム掲載されました
読んでいただけると嬉しいです。
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おかげ様で重版致しました!