1/2の日記。
結論から言えば宿は大ハズレであった。
部屋の向かいの施設がスクラップ工場になっており、早朝から大きな音を立てて作業し始めたのだ。こんなこと予想できただろうか?
ベトナムに限らず、東南アジアの夜は遅く朝は早い。彼らはいつ寝てるんだろうかと思ったが、昼間でもそこらじゅうでハンモック揺らしながら寝てる人いるし、分散して睡眠をとっているということなのか。
おかげでこちらは4時間半くらいしか眠れず。
解熱薬も服用し、一晩で完全に体調を回復するはずだったのに本当に悔しい。
しかも外はまたまた雨なので気合を入れて出発する気にもなれず。チクショー!!
二度寝もできず、小雨になったタイミングで10時半頃に出発することとした。
昨日に引き続き追い風な上にほぼ平坦な道なので非常に速いペースで進める。
しかも国道1号に戻ったので雨宿りできるような場所はそこら中にある。
このテントの下で1時間ほど大雨をやり過ごした。
小雨のタイミングを見て進み、雨脚が強くなるのに合わせて軽食休憩を取るという完ペキなプランニング。
フォーによく似ているが、これはブンという料理。
なんてことない、フォーが平麵なのに対してブンは細麺なだけ。
味付けが好みだったのでお替りもした。
食欲が戻ってきたようで少しテンションが上がる。
昼過ぎにクアンガイ(Quang Ngai)という大きな町に差し掛かる。
休憩するにはもってこいな商業施設を発見したが、小雨なのでスルーせざるを得ない。
雨の日はとにかく小雨のうちに距離を稼がないとあっという間に日没を迎えてしまうのだ。
夕方前に最後の休憩がてらカフェに立ち寄る。
店員は英語が話せずメニューもベトナム語のみ。
さっぱりしたフルーツジュースを頼もうとするも、まったく伝わらず。
最終手段として、Wi-Fiつながせてもらってグーグル翻訳使ってなんとか注文できた。
金を払おうとすると、結構だと断るではないか。
それどころかスマホの画面をみせてきて「旅の安全を願って」と日本語で伝えてくれた。
涙が出そうになる。
こういう旅先での現地人のちょっとした優しさに僕は非常に弱いのだよ。
夏にセルビアで無料でスポークを直してくれた自転車屋のようにグーグルマップで★5評価をつけようと思ったが、かなり新しいカフェのようでマップには表示されていなかった。
このカフェが長く繁栄することを願う。
暗くなった頃に本日の目的地デュックフォー(Duc Pho)に到着。
やっぱり1日80㎞程度がちょうどいい。
多少出発遅れても暗くなるまでに十分たどり着ける距離だ。
ニャギーは狭いけどまあまあ快適。
冷蔵庫には前の客の飲みかけの水が入っていたけど、冷蔵庫があるだけマシだと思うことにしよう。
近くのヴィンマートで冷たいコーラをグイっとやろうと思っていたのに、常温のドリンクしか置いてなくて唖然。
近くの個人商店を何軒か回ってみたがすべて常温のみ。
多少割高でもいいかと思ってホテルのスタッフに頼んでみたところ、お隣の一般家庭から冷えたコーラをもらってきてくれた。
なんとありがたいことか。
寝不足の疲れがどっと出てきたので21時前にはベッドに転がり込む。
走行距離:82km
走行時間:4時間28分
総走行距離:26609km