なんですが、幸先悪く天気は曇り。
若干雨もぱらついているので洗濯物は干せません。
と、思ってたらすぐに雨はやんで晴れてきました。
嘉義方面に向かう途中でラオさんという女性のチャリダーと遭遇。
一度目は軽く挨拶しただけだったんですが、その後何度か信号待ちのタイミングで話す機会があり、もし方面が同じなら少し一緒に走らないか?とのこと。
僕は基本的に人とペースを合わせるのが苦手なので、一緒に走るのはいつもお断りしてるんですが、たまには新しいことにもチャレンジだと思って誘いに乗ってみることにしました。
とか言ってたら。
いつのまにか大所帯になっているという不思議な展開に。
みんなお互いに面識はなく、どうやら僕の環島プレートを見て興味をもってくれたみたいで、あれよあれよと仲間が4人に増えていきました。
各々とくに目的地は決まっていないようで、ラオさんの提案で虎尾村というちょっとした観光スポットに向かうことになりました。
左から、タク(卓)さん、ラオ(羅)さん、ゴー(呉)夫妻。
タクさんは地元の自転車乗りで、日本語を少しだけ理解できるようでした。
ゴー夫妻は英語も日本語も両方喋れず。
ラオさんは英語ができるので、主にみんなの言いたいことはラオさんを通じて僕に伝わってくる感じです。
自分が4月から教員になることを告げると、オオ!シェンシェイ!!とビックリしていました。笑
そして僕のことをゲストだと思ってくれているのか、コーヒーとチョコレートをおごってもらいました。ちょっと泣きそうになった。
この西螺大橋は全長2㎞ほどもある長い長い橋です。
割と地元では有名らしく、みんなパシャパシャ写真をとっていました。
ここを超えると西螺の町。
お昼ご飯をとることに。
右はライスプディング的なもの、真ん中はもっちりした炊き込みご飯、そして左は大根と豆腐のスープ。またまたごちそうになってしまいました。
みんなでイェーイ!
ゴーさん(右端)はスキットルから酒をカパカパと飲んで顔を真っ赤にさせてました。
昼間っから大丈夫なのか、色々と。
そんなゴーさんも実はとってもやさしい人で、「オミヤゲー」と叫びながらお菓子を買ってくれました。大変ありがたい。後日思い出して食べたんですが、黒糖風味のピーナッツのおこしのようなもので、美味しいし腹にもたまるし、かなり良いものを頂きました。
そしてこちらが虎尾村。
そこらじゅうの壁に可愛い猫の絵が描かれていて、子どもや若者に人気なスポットらしいです。
めちゃくちゃ有名なスポットではないみたいで、地球の歩き方にも載っていませんでした。
そんな感じで、ここでお別れのとき。
台中方面へ戻る4人とはここでバイバイして自分は更に南下します。
わずか半日の珍道中でしたが、人の優しさを肌で感じた時間になりました。
こういうのがきっと後先ずっと思い出に残るんだろうな。
さて、1人なって若干寂しい思いをしながらも自分は先に進みます。
目指すは嘉義市。
鍬をかついで自転車に乗るオッサンが似合う田園風景の中進んでいきます。
嘉義についたのは夕方18時頃。
調べておいたホステルに向かいます。
なかなか見つからないと思ったら、これが入口らしい。
なぜホステルっていうのは何処でも入口が見つかりにくいんだろうか。
中はこれまで泊まったホステルの中でもトップクラスに綺麗。
これで500元なら、クソみたいな設備のホテルよりもよっぽどいい。
もともと個室にこだわるわけじゃないし。
その後、最寄のジャイアントストアへ。
後輪のタイヤ交換のために訪れました。
荷物が重いため、前輪にくらべて後輪に多く負担がかかってしまい、すり減るスピードもかなり早くなります。
最後にタイヤを変えてからもう2~3000㎞ほどは走っているので、後輪はそろそろ限界に差し掛かっていました。
ところが、スタッフいわく、自分の使っているサイズのタイヤは台湾ではポピュラーではなく店頭にはおいてないとのこと。
困ったぞ、予想外だ。でもこのまま乗り続けているといつか後輪に穴があく。
散々迷った結果、とりあえず応急処置的に前後のタイヤを交換することにしました。
前輪は全然すり減っていないので、これを後輪に回せば今回は何とかもってくれそう。
工賃はたったの150元。
日本でやると2000円くらいかかるし、自分でやると1時間以上かかる。
さすがプロ、さすが台湾。
んでこれが交換したあとの前輪。
ツルッツルです。
ついでに前輪のブレーキパッドも交換しました。
こちらも150元で、工賃はなし。部品代だけ。何かがおかしい。笑
そして夕飯は、嘉義名物の噴水鶏肉飯を頂くことにしました。
こちらがその鶏肉飯。
鶏肉を細かく切ってご飯の上にまぶし、タレをかけただけのシンプルなもの。
見た目もあまりよくなく、さほど期待していなかったのですが、激ウマでした。
あまりのうまさに、朝食用に買っておいた2箱目にも手をだし、さらにその後もう一度買いに行くという始末。1食55元と財布にも優しい。
ここまでの旅の中で一番のお気に入りになりました。
その後ホステルに戻ってブログを書いたりして就寝。
疲れているはずなのになぜかなかなか寝つけませんでした。
走行距離:103㎞
走行時間:5時間55分
総走行距離303㎞
総走行時間:17時間52分