こんにちは。
2/28の日記です。


さて、スケジュール通りだとこの日は南の嘉義に向かう予定だったんですが、台中の近く(といっても60㎞ほど)に日月潭という有名な観光名所があるという情報を入手。


是非とも行きたい!と思ったんですが、日月潭は標高800mほどの高所にあり、行くだけで1日つかってしまう程の体力が必要になります。

さらに、スケジュールを1日勘違いしており、ただでさえ1日分の遅れがある状況。

さてどうしたものか、日月潭に行けば更に1日使うので、明日から2日分の遅れを抱えながら先を急ぐことになります。


ということを悩みに悩みながら昨夜は就寝しました。


んで今日。

朝起きてもやっぱり悩みます。

どうしたものかと思った時、一つの案がひらめきました。


台中からバスに乗って日月潭に輪行で向かい、さらに台中でもう一泊するという案。

これなら1日使うことはあっても、体力はさほど浪費しないし、しかもバスで距離をごまかすということもしなくていい。


我ながら良い案を思い付いたものだと自画自賛し、さっそく行動開始です。



使用するのは仁友客運とかいうバス。
ラッキーなことに輪行OKでした。
しかも往復300元とかいう破格の安さ。


そして乗せられたのは一番前の運転席の隣。
なんだこの特別待遇。でも景色が見られてラッキーです。


日月潭までは約1時間半。



の前に、九族文化村とかいうテーマパークに寄り道。
自分以外の乗客はみんなここで降りていきました。みんな日月潭じゃなくてこっちが目的地だったのかな?



そして自分だけが日月潭へ。

さっそく自転車を組み立てます。

言い忘れましたが、日月潭は台湾最大の湖です。
標高800m近い山中にあり、避暑地として有名だとか。
この周囲約30㎞を自転車で回るのです。



の前に小料理屋で腹ごしらえ。
この手の小料理屋にはなかなか勇気出して入れなかったが、観光地という事で外国人にも優しいだろうと思って入ってみました。



案の定英語メニューがあったので、エビワンタンラーメンを注文。
薄味だが美味しかった。80元なり。



さて、ガンガン漕いでいくぞー!



と思ったものの坂が多い。
日差しも強く、日焼けがじんじんと痛みます。




坂を上りきってまずやってきたのは文武廟とかいう廟。



まつられているのは誰だろう、わからん。


だがこっちの周倉将軍というのは知っているぞ。
三国志演戯に出てくる関羽の側近で、樊城の戦いで格上の龐徳を得意の水練で捕獲した剛の者です。



ということは祀られているのは関羽に間違いない。
隣には関平もいます。よくある関帝廟ってやつですな。


外には巨大な青龍偃月刀もありました。
これを武器にしていたとするなら、関羽はすごすぎる。




その後、ちょっと進むとロープウェイを発見。
どうやら九族文化村に繋がっている模様。
なるほど、先に降りた乗客はこれで日月潭に移動してくるんだな、読めたぞ。




おなかが減ったので買い食い。



脂身のところもしっかり煮込んであるのかコリコリしててうまい。
50元なり。


お次は大変有名な人物が祀られているこちらのお寺へ。

さて、祀られてるのは誰でしょうか?



ヒントはこちら。
ヒントというか答えですね。

三蔵法師こと玄奘でした。



地図にはナーランダー僧院だと思われる場所もちゃんとあります。



こちらに玄奘の遺骨(の一部)があるとか。
ありがたやありがたや。



賽銭を入れれば水がもらえるシステム。
日本のお寺もこうすればいいのに。



お次は、蒋介石ゆかりの地と言われている慈恩塔へ。
参道みたいな坂を上っていきます。



そしてやっとこさたどり着いたと思ったらお約束通り工事で中には入れず。
オフシーズンなのでよくあることです。しょうがない。
去年、ロシアに行ってレーニン廟が工事中で入れなかった時は卒倒しそうになりましたが。笑



その後、サイクリングロードとはとても言えないサイクリングロードを通って何とか一周を達成。



ゴール付近とか渋滞しちゃう始末だし。
もうちょっと何とかならんかったのかな。

でも十分楽しめました。



帰りは一回り小さなバスに半ば無理やり自転車を押しこんで台中へ。

1日のロスは痛いですが、充実した1日になりました。

走行距離:30km
走行時間:2時間29分
総走行距離:200㎞
総走行時間:11時間58分