始まりは

ただ自分を知りたくて、
色んな学びに手を出して


気がついたら
外側ばかり気にする
頭でっかちになっていたのは、



一番大切にしなきゃいけない
『生活』という土台を


ないがしろにしていたことが
大きかったと思う。




「好きなことをして生きていく」って
なんとも耳障りの良い言葉に浮かれて、


“おらワクワクすっぞ!
そんな世界で生きてみてぇ!”


なんてやる気になってw


ても、

“じゃあやりたくない事はしなくていいのね?”
なんて都合の良い話はありえないのに

うがった解釈をして。



やりたくない事はしない、なんて


不快を見て見ぬふりする
現実逃避もいいところなのにさ。


気がついたら


気分の良いこと、
頭の快楽ばかりを追いかける

立派なふわつき野郎になってたワケで。



やりたい事をやっていれば
パワーが出るんだ!と思っていたけど、


やりたくない事から目を逸らしていた方が
よっぽどエネルギーが漏れでている。



エネルギー漏れを防ぐには
やりたくないから、と目を背けている事を



“じゃあどうだったら楽しくできるかな?”


思考して、工夫して
やってみたら楽しかった〜!
になるまでやってみる。



不快に感じていることを、
気持ち良い、快楽に感じるまで


逃げずにやっていくことが
私には必要だった。



家にいるのが居心地悪いから


綺麗なカフェで過ごして気分を上げる✨
なんてのも現実逃避だわ。


家の中を
お気に入りのカフェみたいに
居心地良くするのが先。




イベントやセミナーに色々参加して
勝手に行動している気になってたけど


家に帰った時に見渡した
部屋のごちゃごちゃさに愕然とした。




お気に入りでないカーテンやゴミ箱
棚にかぶってるホコリ、


もう着なくなってる洋服でいっぱいのタンス。
破れた下着や靴下を捨てずにいる卑しさ。



お菓子や食べ物とか
気軽に買えるものばかりに消費して


本当にココロを満たす買い物は
全然できてなかった事に気づいて


「いや、自分何をやっとるんや!」と。



身体が身を置く空間を
快適にしないで、


外にばかり求めてるちぐはぐさに
正気に戻ってようやく気づいた。




それからは

とにかく掃除、そうじ、掃除の日々。


床をはいて、棚や扉を磨いて、天井をふいて
カーテンを洗って、着ない服を捨てて下着を替えて



気に入ったゴミ箱を探して買いに行って
鉢植えを新しくして、土を植え替えて水をやって。


SNSの情報を入れない様にして
ひたすら無心に 毎日掃除していた。




部屋の中がさっぱり清浄で気持ちよくなったら
身体はどんどん元気になった。


頭は静かで
外に情報を求める焦りもなくなって


あぁ、私は
この静けさを求めてたんだと気がついた。



目覚めるって正気になること。

眠ってたんだ、と気がつくこと。

日々の生活が 満ちていく様コツコツと
足元を見ながらやっていこう。